現代日本の"国家意識"とアジア―二つの東京オリンピックから考える(学習院大学東洋文化研究叢書) [単行本]
    • 現代日本の"国家意識"とアジア―二つの東京オリンピックから考える(学習院大学東洋文化研究叢書) [単行本]

    • ¥5,500165 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年8月7日木曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009003877522

現代日本の"国家意識"とアジア―二つの東京オリンピックから考える(学習院大学東洋文化研究叢書) [単行本]

遠藤 薫(編著)


ゴールドポイントカード・プラスのクレジット決済で「書籍」を購入すると合計12%ゴールドポイント還元!合計12%還元書籍の購入はゴールドポイントカード・プラスのクレジット決済がお得です。
通常3%ゴールドポイント還元のところ、後日付与されるクレジット決済ポイント(1%)と特典ポイント(6%)、さらにご利用明細WEBチェックにご登録いただくと2%追加して合計12%ゴールドポイント還元!詳しくはこちら

価格:¥5,500(税込)
ゴールドポイント:165 ゴールドポイント(3%還元)(¥165相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年8月7日木曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:勁草書房
販売開始日: 2024/09/03
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可
店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

現代日本の"国家意識"とアジア―二つの東京オリンピックから考える(学習院大学東洋文化研究叢書) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    1964年と2021年、二つの東京オリンピックとは何だったのか。「東京五輪音頭」、『男はつらいよ』、トイレ問題、ジャニーズなどと、ナショナル・アイデンティティとの関わりを探る。ナショナル・イベントとしての東京オリンピックを、メディア文化・道徳・思想から照らし出す。“国家意識”とアジア、シリーズ第3作。
  • 目次

    序章[遠藤 薫]

    第Ⅰ部 オリンピックと国家アイデンティティ

    第1章 踊る東京オリンピック──〈東京五輪音頭〉を読み解く[遠藤 薫]
     1 はじめに──1940年東京オリンピックから1964年東京オリンピックへ
     2 東京オリンピックの音楽戦略
     3 『東京五輪音頭』という映画
     4 もう一つの〈東京五輪音頭〉映画──『日本一のホラ吹き男』
     5 「東京五輪音頭」から「世界の国からこんにちは」へ
     6 おわりに──終わりの始まり

    第2章 戦後日本におけるナショナリズムとスポーツ──円谷幸吉の死を中心に[木本玲一]
     1 はじめに
     2 スポーツと戦争
     3 オリンピックと自衛隊
     4 円谷の遺書と作家たち
     5 1964年のナショナリズム
     6 おわりに

    第3章 1964年東京オリンピックはなかった──映画『男はつらいよ』シリーズにおける戦争・オリンピックの不在[遠藤 薫]
     1 はじめに──東京オリンピックとTVメディアの興隆
     2 戦後の国民的映画としての『男はつらいよ』シリーズ
     3 『男はつらいよ』における「戦後」の消去──「葛飾柴又」という舞台
     4 「オリンピック」の消去──逝きし者の面影としての「寅次郎」
     5 『男はつらいよ』シリーズにおける三つの時間
     6 「戦後映画」としての『男はつらいよ』
     7 1969年という年──グローバルな時代の中で
     8 『男はつらいよ』の時代
     9 『男がつらい』の現在──東日本大震災から2021年東京オリ・パラ

    第Ⅱ部 オリンピックが浄化する東京

    第4章 汚臭・民度・芸術──二つの東京オリンピックと公衆トイレ[中田喜万]
     1 はじめに──「THE TOKYO TOILET」プロジェクトからさかのぼって
     2 「外人客」を応接するために──戦後昭和のオリンピック経験
     3 経済成長の果実として──「上品な社会」化した平成・令和
     4 おわりに──「インバウンド」の狂騒の中で

    第5章 街から消えたのは──東京オリンピックと首都美化運動[遠藤 薫]
     1 はじめに
     2 彼らは誰だったのか
     3 子どもたちにとっての記憶
     4 東京オリンピックと街の美化運動
     5 廃棄と消費
     6 2020-2021年東京オリンピック・パラリンピック
     7 おわりに──多摩川河川敷の空き缶

    第Ⅲ部 オリンピックとポピュラー・カルチャーの変容

    第6章 オリンピックと恋愛技術の変遷──ナンパからマッチングアプリへ[塚越健司]
     1 はじめに
     2 解放としての「ナンパ」──1970年代までのナンパシーン
     3 1980年代~2000年代のナンパ
     4 新自由主義とナンパ
     5 2010年代以降の恋愛技術
     6 おわりに

    第7章 ジャニーズと二つの東京オリンピック──1990年代半ばにおける国家意識の形成とバレーボール[周東美材]
     1 はじめに
     2 1964年の東京オリンピックとジャニーズ
     3 ジャニーズとバレーボール
     4 夢としてのアメリカ/暴力としてのアメリカ
     5 おわりに

    第8章 二つのオリンピックと紅白歌合戦──個人化/デジタル化による変容[遠藤 薫]
     1 はじめに
     2 二つのオリンピックと紅白歌合戦
     3 音楽産業の変容──プラットフォーム・ビジネスとサブスク
     4 「新しい音楽」と価値共創──YOASOBIから考える
     5 韓国における音楽市場の動向──BTSというアクティビティ・モデルとその限界
     6 おわりに

    第Ⅳ部 オリンピックとアジア

    第9章 三つのオリンピックとナショナリズムの行方──松本健一のアジア主義[田頭慎一郎]
     1 はじめに
     2 「一九六四年社会転換説」
     3 ソウルオリンピック(1988年)後
     4 北京オリンピック(2008年)
     5 おわりに

    第10章 「国」を背負う選「手」とは誰か?── オリンピックにおける「中華民国/台湾/中華台北」名称に見る台湾アイデンティティの構築[陳 怡禎]
     1 はじめに
     2 台湾代表チーム名称の変遷
     3 「国(の担い)手」とは誰か
     4 結び

    終章 「客分」の呪縛──日本人にとって「国」とは何か[遠藤 薫]

    索引
    編著者・執筆者略歴
  • 内容紹介

    1964年と2021年、ナショナル・イベントとしての二つの東京オリンピックとは何だったのか。〈国家意識〉シリーズ第3作。

    近代オリンピックは、国家の力を世界に発信し国内の結束を固めるナショナル・イベントとして作動してきた。敗戦と占領を経て、経済大国になりつつあった〈日本〉の高度成長の中間点に開催された1964年。東日本大震災からの「復興」、新型コロナウイルス感染症からの回復が顕示された2021年。二つの東京オリンピックを考える。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    遠藤 薫(エンドウ カオル)
    学習院大学名誉教授。東京大学教養学部卒業、東京工業大学大学院理工学研究科修了、博士(学術)
  • 著者について

    遠藤 薫 (エンドウ カオル)
    遠藤 薫(えんどう かおる)

    学習院大学名誉教授。東京大学教養学部卒業、東京工業大学大学院理工学研究科修了、博士(学術)。主な著書に、『災禍の時代の社会学』(編著、東京大学出版会、2023年)、『〈猫〉の社会学』(単著、勁草書房、2023年)、『戦中・戦後日本の〈国家意識〉とアジア』(編著、勁草書房、2021年)、『日本近代における〈国家意識〉形成の諸問題とアジア』(編著、勁草書房、2019年)、『ソーシャルメディアと公共性』(編著、東京大学出版会、2018年)、『社会理論の再興』(編著、ミネルヴァ書房、2016年)ほか。

現代日本の"国家意識"とアジア―二つの東京オリンピックから考える(学習院大学東洋文化研究叢書) の商品スペック

商品仕様
出版社名:勁草書房
著者名:遠藤 薫(編著)
発行年月日:2024/08/30
ISBN-10:4326603747
ISBN-13:9784326603749
判型:B5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:304ページ
縦:22cm
他の勁草書房の書籍を探す

    勁草書房 現代日本の"国家意識"とアジア―二つの東京オリンピックから考える(学習院大学東洋文化研究叢書) [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!