高齢者の運動と行動変容──トランスセオレティカル・モデルを用いた介入<メディカルフィットネス・シリーズ 2>－トランスセオレティカル・モデルを用いた介入(メディカルフィットネスシリ－ズ<2>) [単行本]

高齢者の運動と行動変容──トランスセオレティカル・モデルを用いた介入<メディカルフィットネス・シリーズ 2>－トランスセオレティカル・モデルを用いた介入(メディカルフィットネスシリ－ズ<2>) の 商品概要

• 目次

  第1章　活動的な高齢者のためのステージを設定する
  筋骨格系／呼吸循環系／柔軟性／バランス／運動、抑うつ、認知機能／要約
  
  第2章　高齢者における運動への挑戦
  高齢者における医学的、健康的な問題点／地域や自宅をもとにした運動：将来のモデルとなるか／高齢者の身体活動に影響を与える文化的、社会的、経済的、およびその他の要因／動機づけの要因／運動の力動的な性質／介入
  
  第3章　トランスセオレティカル・モデルの概要
  TTMの歴史的起源／TTM／TTMの構成概念間の関係／TTMの評価／要約
  
  第4章　様々な問題行動に対するトランスセオレティカル・モデルの適用
  TTMの構成概念／研究レビューの方略／喫煙／安全なセックス：HIVおよびAIDS予防のためのコンドーム使用／アルコールおよび麻薬への依存／ダイエットおよび体重管理／ストレスマネジメント／太陽光への暴露／スクリーニング行動／服薬コンプライアンス／ヘルスケアの専門家／その他の行動／総括と提言／結論
  
  第5章　トランスセオレティカル・モデル：運動行動と高齢者に関する研究のレビュー
  TTMと運動研究の第一段階／次の段階：TTM適用範囲の拡大／運動におけるTTM研究の現段階：介入研究／高齢者における運動TTM研究／TTMを用いて研究されている他の構成概念／TTM、運動、そして高齢者：介入研究／TTMに基づく高齢者を対象にした運動の動機づけを高める研究プログラム／要約
  
  第6章　トランスセオレティカル・モデルの適用：変容ステージに合わせた介入
  TTM／変容ステージは、どのように評価されるか／前熟考ステージ／熟考ステージ／準備ステージ／実行ステージ／維持ステージ／逆戻り／ターミナルステージ／要約
  
  第7章　トランスセオレティカル・モデルの適用：高齢者の健康から疾病に至る過程における課題
  慢性疾患と障害／運動の効果／運動の目標／TTMの適用／要約
  
  第8章　トランスセオレティカル・モデルの適用：民族および社会経済的背景の異なる高齢者に対する試み
  民族性：定義／高齢者の人口統計と健康／高齢者の身体活動と健康状態／健康行動変容：研究の不均衡／民族性と文化の文脈における身体活動とヘルスプロモーション／ヘルスケアの専門家の態度／介入研究で考慮しなければならないこと／多様な文化を持つ高齢者に対するTTMの適用／TTM：いくつかの場面への研究の適用／要約
  
  第9章　トランスセオレティカル・モデルの適用：家族介護者と看護スタッフの行動変容
  行動変容のTTM／介護：在宅型と専門型／TTMの適用／要約
  
  第10章　将来の方向性と情報資源
  
  参考文献

• 内容紹介

  本書は、行動変容モデルとして米国で最も広く行き渡っているトランスセオレティカル・モデル（Transtheoretical Model : TTM）をもとにした高齢者への運動介入について、主に現場で高齢者と接して仕事をしている人たちに向けて書かれた本である。
  本書の翻訳は、早稲田大学大学院身体行動科学研究室の構成メンバーが行った。きっかけは、日本健康心理学会第15回大会において、TTMの創始者の
  一人である米国ロードアイランド大学プロチャスカ教授の招聘および招待講演を私が担当したことに始まる。
  本書は単に高齢者、また運動指導に関わって仕事を行っている人たちにだけでなく、すべての健康関連職従事者（例えば、医師、看護師、栄養士、管理栄養士、理学療法士、ヘルスプロモーション企画者、心理学者、カウンセラー、健康教育担当者、運動指導者）、さらには健康関連職を目指す学生や研究者に有益な資源となることは間違いない。

• 著者について

  竹中 晃二 (タケナカ コウジ)
  早稲田大学人間科学部教授

高齢者の運動と行動変容──トランスセオレティカル・モデルを用いた介入<メディカルフィットネス・シリーズ 2>－トランスセオレティカル・モデルを用いた介入(メディカルフィットネスシリ－ズ<2>) の商品スペック