生/死をめぐる意思決定の倫理―自己への配慮、あるいは自己に向けた自己の作品化のために [単行本]
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生/死をめぐる意思決定の倫理―自己への配慮、あるいは自己に向けた自己の作品化のために [単行本]



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出版社:晃洋書房
販売開始日: 2024/09/03
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生/死をめぐる意思決定の倫理―自己への配慮、あるいは自己に向けた自己の作品化のために の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    “可能的自他関係における自己実現の倫理”を問う書。ケア倫理、フェミニズムの立場、それを批判しきれずにいる従来の議論を乗り越え、見逃されてきた主体を顕在化させることで「新しい死生の術」をここに再構築する!
  • 目次

    序章
    1. 研究の背景
    2. 本書の目的とその意義
    3. 本書の構成

    第Ⅰ部 意思決定に関する議論の変遷と家族の位置
    第1章 インフォームド・コンセント
    1. ICの理論、理念
    1-1. 医療やケアに係るICの登場と確立
    1-2. ICの理念――自律尊重、患者中心の医療の実現――
    1-2. ICの理論
    2.ICの倫理と法理
    2-1. ICの倫理的基礎――自律性の尊重、善行、公正――
    2-2. ICの法理――自己決定権とコモン・ロー、憲法上の権利としてのプライバシー権――
    3. 日本におけるICの「輸入」
    3-1. ICの「輸入」
    3-2. 家族の位置と役割
    4. ICの限界と課題:代理意思決定、代諾、フィクション
    4-1. 意思決定能力の欠如、あるいは喪失
    4-2. だれが自律、自己決定を「代理」できるか
    4-3. 差し挟まれる「フィクション」
    5. 小括

    第2章 インフォームド・コンセントの限界を超えて
    1. リビングウィル、アドバンス・ディレクティブ
    1-1. リビングウィルの登場
    1-2. アドバンス・ディレクティブの法制化
    1-3. ICの限界、課題は克服されたのか――LW、ADの限界――
    2. アドバンス・ケア・プランニングと共同意思決定の理論、倫理
    2-1. ACPと共同意思決定
    2-2. 共同体主義の立場――「共同体モデル」――
    2-3. フェミニズム、ケア倫理の立場――「関係性モデル」――
    2-4. コミュニケーションに着目した立場――「情報共有-合意モデル」――
    3. 日本における政策レベルの議論の変遷
    3-1. 厚生労働省における議論
    3-2.「プロセスガイドライン」の検討
    3-3.「ACP推進に関する提言」の検討
    3-4. 政策レベルの議論の検討からみえてくるもの
    小括

    第3章 共同意思決定と自律・自己決定論
    1. 共同意思決定における意思決定主体
    1-1. 「情報共有-合意モデル」における「ほとんど一体化した主体」
    1-2. フェミニズム、ケア倫理の視座から見た意思決定主体
    1-3. 自律・自己決定中心的な議論との異同
    2. 自律・自己決定中心的な議論は克服されたか
    2-1. 家族への配慮と自律・自己決定
    2-2. 家族への配慮に基づく意思決定は自己犠牲か
    2-3. 他者への配慮としての自己への配慮
    2-4. 自律・自己決定中心的な議論との連関
    3. 共同意思決定における主体再考に向けて
    3-1. 解釈的自律
    3-2. グラデーションのある存在としての人間
    3-3. 決定・合意の善さの措定を疑うべきか
    4. 小括

    第4章 背景としてのケア倫理、フェミニズムと家族、ケア
    1. フェミニズムとケアの倫理――正義の倫理から新しい倫理へ――
    1-1. ミルトン・メイヤロフ
    1-2. キャロル・ギリガンとネル・ノディングス
    1-3. ケア志向のフェミニズムとして
    2. 家族の役割、位置とその変遷――家族批判、新しい家族、親密圏――
    2-1. 乗り越えられるべきモデルとしての家族とはなにか
    2-2. 家族のなにが問題なのか
    2-3. ケアする/される単位としての再編
    2-4. 近代家族のオルタナティブとしての親密圏
    3. 医療者からみる「家族」
    4. 小括

    第Ⅱ部 生/死をめぐる意思決定の倫理
    第5章 ケア倫理の批判的検討
    1. 家族倫理としてのケア倫理――なんとも理想的な家族――
    1-1.「愛の労働」
    1-2.「愛の労働」を担う家族と「ドゥーリア」モデル
    1-3.「ドゥーラ」の位置
    2. 「ドゥーリア」モデルの見落とし――家族を持つ者/持たざる者はケアにおいて平等か――
    2-1.「つながっていない者」へのケア?
    2-2.「つながっていない者」の(不)存在
    3. それでもなぜ家族なのか
    3-1. ケア倫理における自他関係
    3-2. 家族だからケアを担うのか/ケアを担うから家族なのか
    4. 関係、あるいは「共鳴」
    4-1. ケア関係と「共鳴」
    4-2. 「つながっていない者」は「共鳴」するか
    5. 小括

    第6章 わたしたちはなにかを決めているのか
    1. 治癒なき治療をめぐる意思決定
    1-1. 治癒なき治療の選択と「わたしらしさ」の維持の成否
    1-2. 「人生の最終段階」と「人生の物語り」
    1-3. 「人生の物語り」を再構成する契機としての治療
    2. 有効な治療の差し控えをめぐる意思決定
    2-1.「わたしらしさ」の維持と「最善」の相反
    2-2. 揺らぐ「人生の物語り」の同一性と途切れぬ「連続性」
    3. 「人生の物語り」あるいは主体の再構成・再創造
    3-1. 「人生の物語り」あるいは主体の再構成・再創造と他者
    3-2. 関係性を織り込むことでなにが生まれるか
    4. 小括

    終章 生/死をめぐる意思決定の倫理再考
    1. 自分らしく生きる/死ぬこと、あるいはその権利
    1-1. ジョセフ・フレッチャーの「死ぬ権利」
    1-2. 分水嶺としてのクインラン事件
    1-3. 生のコントロールと死のコントロール――ブリタニー・メイナードと「死ぬ権利」――
    1-4. 小島ミナの生き方/死に方
    2. 自己の再構成・再創造における他者の存在、あるいは他者と話すこと/聴くこと
    2-1. だれにとっての「らしさ」なのか
    2-2. 他者と話すこと/聴くこと
    3. 生/死をめぐる意思決定の倫理再考
    3-1. 生/死の作品化
    3-2. 「つながっていない者」と自己への配慮
    3-3. 生/死をめぐる意思決定の倫理再考
    4. 結びに代えて

    あとがき
    文  献
  • 内容紹介

    < 可能的自他関係における自己実現の倫理>を問う書
    ケア倫理、フェミニズムの立場、それを批判しきれずにいる従来の議論を乗り越え、見逃されてきた主体を顕在化させることで「新しい死生の術」をここに再構築する!

    小泉義之立命館大学名誉教授による推薦文   
    医療・ケアの場で、新しい死生術、すなわち、「人生の最終段階」における「人生の物語り」によるACP・共同意思決定がなされている。IC・自己決定の限界を超えて、生/死をめぐる倫理は変遷してきた。そこにケア倫理やフェミニズムも関与し、関係性や親密性としての(拡張)家族が顕在化してきた。その次第を批判的に検討し、多くの人間によって現に生きられ/死なれる倫理を、「つながっていない」者さえも生きる/死ぬ倫理を、分析して構成する初めての書である。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    秋葉 峻介(アキバ シュンスケ)
    1990年、埼玉県生まれ。専門は生命・医療倫理学、臨床倫理学、死生学など。一橋大学大学院社会学研究科総合社会科学専攻博士後期課程単位修得満期退学。立命館大学大学院先端総合学術研究科先端総合学術専攻一貫制博士課程修了。博士(学術)。現在、山梨大学大学院総合研究部医学域基礎医学系総合医科学センター・講師。著書、論文、「Advance Care Planningにおける共同意思決定の理論構造の検討」『医学哲学医学倫理』39号(2022年、第19回日本医学哲学・倫理学会奨励賞受賞論文、他
  • 著者について

    秋葉 峻介 (アキバシュンスケ)
    1990年、埼玉県生まれ。専門は生命・医療倫理学、臨床倫理学、死生学など。

    一橋大学大学院社会学研究科総合社会科学専攻博士後期課程単位修得満期退学。立命館大学大学院先端総合学術研究科先端総合学術専攻一貫制博士課程修了。博士(学術)。現在、山梨大学大学院総合研究部医学域基礎医学系総合医科学センター・講師。

生/死をめぐる意思決定の倫理―自己への配慮、あるいは自己に向けた自己の作品化のために の商品スペック

商品仕様
出版社名:晃洋書房
著者名:秋葉 峻介(著)
発行年月日:2024/08/30
ISBN-10:4771038627
ISBN-13:9784771038622
判型:A5
発売社名:晃洋書房
対象:専門
発行形態:単行本
内容:倫理学
言語:日本語
ページ数:248ページ
縦:22cm
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