深夜叢書社年代記-流謫と自存 [単行本]

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深夜叢書社年代記-流謫と自存 [単行本]



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価格:¥3,740(税込)
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出版社:深夜叢書社
販売開始日: 2024/07/25
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深夜叢書社年代記-流謫と自存 [単行本] の 商品概要

  • 目次

    創業前夜 六〇年安保闘争の余燼のなかで   10
    吉本隆明との出会い 「戦後世代の政治思想」の衝撃   19
    念願の第一冊目を上梓 宍戸恭一『現代史の視点』   28
    『現代史の視点』の推薦文 反響を呼んだ創業出版   39
    我、人に逢うなり 桶谷秀昭『芸術の自己革命』   49
    山形が生んだ夭折の鬼才 永山一郎『出発してしまったA´』   56
    丹野文夫と清水昶 「文学村」のころ   65
    演劇への射程 菅孝行『死せる「芸術」=「新劇」に寄す』   74
    独創の田中英光論 毛利ユリ『連帯と孤死』   90
    埴谷雄高との邂逅 六〇年安保世代の教祖   100
    若き〈現代の定家〉の歌集 春日井建『行け帰ることなく/未青年』   110
    『虚無への供物』の復活 中井英夫『彼方より』   119
    不羈奔放に生きた俳人 堀井春一郎全句集『曳白』   127
    二十年後の「ヒロシマ」 石黒健治『広島 HIROSHIMA NOW』   137
    眼の歩行者 高梨豊写真集『人像』   144
    猫の宇宙 武田花『うちの猫 よその猫』   149
    愛惜する詩人の〈歌集〉と〈句集〉 吉岡実『魚藍』と『石原吉郎句集』   154
    旧制一高文芸部の黄金期 白井健三郎『體驗』   165
    気鋭の仏文学者の第一評論集 宇佐美斉『詩と時空』   174
    〈おんな〉の思想 森崎和江と上野千鶴子   181
    「峠」の思索者 真壁仁『吉田一穂論』   190
    自由人・大井廣介 『野球殺人事件』と『ちゃんばら藝術史』   199
    三島由紀夫が信頼した作曲家 矢代秋雄『オルフェオの死』   208
    安保闘争を象徴する映画 深夜盤『灰とダイヤモンドのテーマ』   220
    茂吉十七歌集の精髄 山形新聞編集局編『茂吉秀詠』   229
    核と原子力をめぐって 吉本隆明『「反核」異論』   238
    大岡昇平のモーツァルト 大岡昇平『音楽論集』   245
    昭和俳句の巨星とコスモロジー 野尻抱影・山口誓子『星戀』   254
    俵万智の青春 内山英明写真集『俵万智』   263
    表現者、吉本和子 吉本和子句集『七耀』   270
    異端の古代史家 室伏志畔『筑豊の黙示』   280
    他者の悲しみへ憑依する魂 新藤謙『石牟礼道子の形成』   289
    見事な文章技巧 野中映『音楽案内』   297
    虫愛ずる俳人の死 渡部伸一郎『会津より』   301
    魂鎮めの希望の書 原満三寿『白骨を生きる』   306
         *
    深夜叢書への苛烈な批判 吉本隆明全集「書簡集Ⅰ」について⑴   314
    十二通の書簡 吉本隆明全集「書簡集Ⅰ」について⑵   320
    自立出版社とは何か 吉本隆明全集「書簡集Ⅰ」について⑶   327
    雨がふったらぬれればいいさ 吉本隆明全集「書簡集Ⅰ」について⑷   333
         *
    創業のころ--六畳間の出版社 「深夜叢書」にそそぐ青春 340
    齋藤愼爾アルバム 346
    深夜叢書社の本 1964-2024 358
  • 出版社からのコメント

    俳人としても知られる著者が、その稀有な編集者遍歴を初めて綴った独白的出版文化史。ある小さな出版社の60年の軌跡。
  • 内容紹介

    60年安保闘争の余燼がくすぶる1963年、「出版」それ自体を思想的営為と捉えた山形大学の学生が小さな出版社をおこした。文学、映画、演劇、美術、音楽への飽くなき思いは、〈無償の精神の光芒〉を掲げて刊行された四〇〇冊超の本に結実する。吉本隆明、埴谷雄高、春日井建、中井英夫、吉岡実、石原吉郎、澁澤龍彥、山口誓子、森崎和江ら多くの忘れ得ぬ著者との邂逅――俳人としても知られる齋藤愼爾が、表現者たちとの熱い交流、稀有な編集者遍歴を初めて綴った独白的出版文化史。巻末に「六畳間の出版社」(「アサヒグラフ」1968年10月11日号)、齋藤愼爾アルバム、深夜叢書社総目録1964ー2024を収載。
    特別付録:小冊子「追悼・齋藤愼爾」(書き下ろし28ページ)
    執筆者=井口時男/ 五木寛之/井上荒野/上野千鶴子/小川哲生/倉橋健一/立石 伯/原 満三寿/ハルノ宵子/松岡祥男/水原紫苑/山尾悠子
  • 著者について

    齋藤愼爾 (サイトウ シンジ)
    1939年8月、朝鮮京城府(現・韓国ソウル市)生まれ。敗戦とともに引き揚げ、1946年、父の故郷である山形県の飛島に転居。 酒田東高校時代より秋元不死男に師事して句作を始め 「氷海」に投句(1959年に氷海賞を受賞)。60年安保闘争を経て、山形大学在学中の1963年に深夜叢書社を設立。翌年に創業第一冊目を刊行し、その後大学は中退。1966年に拠点を東京に移す。自社の出版活動に加え、編集者として『中井英夫作品集』『現代俳句の世界』(全16巻)『埴谷雄高・吉本隆明の世界』『武満徹の世界』 『岡本太郎の世界』 『二十世紀名句手帖』(全8巻)などを企画編集。大学以来中断していた句作は1979年に再開、のちに芝不器男俳句新人賞、俳句四季大賞、蛇笏賞の選考委員を務めた。句集に『夏への扉』『秋庭歌』『冬の智慧』『春の羇旅』『齋藤愼爾全句集』など。 評論集に『偏愛的名曲事典』『読書という迷宮』、評伝に『寂聴伝―良夜玲瓏』 『ひばり伝―蒼穹流謫』(芸術選奨文部科学大臣賞受賞)『周五郎伝―虚空巡礼』 など。2023年3月死去。

深夜叢書社年代記-流謫と自存 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:深夜叢書社
著者名:齋藤愼爾(著)
発行年月日:2024/07
ISBN-10:4880325066
ISBN-13:9784880325064
判型:A5
発売社名:深夜叢書社
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本文学評論・随筆
付録:有
言語:日本語
ページ数:364ページ
縦:22cm
横:15cm
厚さ:2cm
重量:500g
その他:小冊子「追悼・齋藤愼爾」付き(書き下ろし28ページ) 執筆者=井口時男/ 五木寛之/井上荒野/上野千鶴子/小川哲生/倉橋健一/立石 伯/原 満三寿/ハルノ宵子/松岡祥男/水原紫苑/山尾悠子
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