中国近代における「国語科」の創成―胡適の思想的模索 [単行本]
    • 中国近代における「国語科」の創成―胡適の思想的模索 [単行本]

    • ¥5,170156 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年7月30日水曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009003881056

中国近代における「国語科」の創成―胡適の思想的模索 [単行本]



ゴールドポイントカード・プラスのクレジット決済で「書籍」を購入すると合計12%ゴールドポイント還元!合計12%還元書籍の購入はゴールドポイントカード・プラスのクレジット決済がお得です。
通常3%ゴールドポイント還元のところ、後日付与されるクレジット決済ポイント(1%)と特典ポイント(6%)、さらにご利用明細WEBチェックにご登録いただくと2%追加して合計12%ゴールドポイント還元!詳しくはこちら

価格:¥5,170(税込)
ゴールドポイント:156 ゴールドポイント(3%還元)(¥156相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年7月30日水曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:九州大学出版会
販売開始日: 2024/08/31
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可
店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

中国近代における「国語科」の創成―胡適の思想的模索 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    新文学の確立とともに胡適が模索したものとは。近代的な学校教育制度の確立に胡適が果たした歴史的な役割を「国語科」カリキュラムの誕生から描き出す。
  • 目次(「BOOK」データベースより)

    序章
    第1章 近代的な「国語」意識の連鎖(上田万年と伊澤修二;「官話」と「国語」)
    第2章 アメリカ留学を通じた文学論の形成(胡適のアメリカ留学;文学革命の発火点;ルネサンス史の援用―「中国的文芸復興」として)
    第3章 「実験主義の信徒」として(西洋知の受容と展開;胡適とデューイの思想的関係;マルクス主義との論争関係)
    第4章 国語統一運動と文学革命(読音統一会での議決―教育行政上の課題として;「建設的文学革命論」の思想史的意義;胡適の国語教育論;「国語科」創成の政策過程)
    第5章 「清末」との差異化(清水董三による国語統一調査;文学史叙述の変容;「形式」と「内容」)
    終章
  • 内容紹介

     近代国民国家では、言語の共有化、「共通語」、「国家語」の形成によって国家に対する帰属意識とそれぞれが言語を通じてつながり合う共同体意識を育む必要がある。そこで重要な役割を果たすのが国語教育である。
     中国近代でも、教育予算の十分な確保や政策の全国的普及に多くの難題を抱える一方で、国際的な新教育運動を背景に近代的な学校教育制度の確立が模索されていた。なかでも、1922年の壬戌学制を受けて編成された「新学制課程標準綱要」は、文字通り「Curriculum Standards」として校種間の接続が意識され、国語教育では「国文科」から「国語科」へと改められた。これらの創成で中核的な役割を果たしたのが胡適である。
     そこで、本書では、「国語科」創成へと至る歴史的過程をふまえながら、胡適がどのような模索をしていたのかについて明らかにする。胡適は、これまで「文学改良芻議」に代表されるように、口語文学の確立を目ざす文学革命の旗手として論じられてきた。清末の学堂、そしてアメリカ留学を通じて、胡適は自らの知を育み、学友との議論を重ねながら、「文学改良芻議」に掲げられているような八か条を結実させていった。帰国後には北京大学へと着任し、「建設的文学革命論」では新たに「国語的文学・文学的国語」のスローガンを提示した。「白話」を「国語」に読みかえ、口語文学の創作を媒介とした「国語」の統一を唱え、これを契機に胡適は自らの国語教育論も展開させていく。低学年から「国語」を用いた教科書を整備し、学年があがるにつれて「国語文」から「古文」への学習に進むべきであると主張した。さらに、自らが取り組んでいた「整理国故」を援用して、「整理」されている「古文」を教材として採用すべきとした。これらの主張は、胡適が審議会の中核に名を連ねることで、実際の「国語科」へと反映されるに至った。本書の特色は、思想史や文学史の背景を含め「国語科」創成を検討することで、文学革命の旗手にとどまることのない教育学的に評価すべき点を胡適の思想的模索に見出したことにある。

    図書館選書
    口語の再評価を通じて「国語」を創りあげ、学校教育へと位置づける。その中核となった「国語科」はいかに創成されたのか。文学革命の口火を切った胡適を取りあげて、「国語科」創成へと至る歴史的過程でどのような思想的模索…
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    山下 大喜(ヤマシタ ダイキ)
    現職:山口大学教育学部講師。専門領域は教育学(カリキュラム研究、教育史)。名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士後期課程修了。博士(教育学)。日本学術振興会特別研究員(DC2)、愛知教育大学・中京大学非常勤講師、宇部工業高等専門学校一般科講師などを経て現職。アジア教育史学会2022年奨励賞受賞。主に中国近代および台湾をフィールドとしたカリキュラム論の特質、教育思想の受容史について研究を進めている
  • 著者について

    山下 大喜 (ヤマシタ ダイキ)
    山口大学教育学部講師
    専門領域は教育学(カリキュラム研究、教育史)。名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士後期課程修了。博士(教育学)。日本学術振興会特別研究員(DC2)、愛知教育大学・中京大学非常勤講師、宇部工業高等専門学校一般科講師などを経て現職。アジア教育史学会2022年奨励賞受賞。主に中国近代および台湾をフィールドとしたカリキュラム論の特質、教育思想の受容史について研究を進めている。


    主要業績:
    (欧文)
    ・Chinese educational development through the lens of John Dewey, History of Education Researcher, No. 111, May 2023.
    (和文)
    ・「台湾から解釈型歴史学習の可能性を考える」、土屋武志、白井克尚編著『グローバル社会における解釈型歴史学習の可能性』帝国書院、2024年3月。
    ・「中国近代における「国語科」カリキュラム論の形成 ―胡適の模索を…

中国近代における「国語科」の創成―胡適の思想的模索 の商品スペック

商品仕様
出版社名:九州大学出版会
著者名:山下 大喜(著)
発行年月日:2024/09/25
ISBN-10:4798503797
ISBN-13:9784798503790
判型:B5
発売社名:九州大学出版会
対象:専門
発行形態:単行本
内容:教育
言語:日本語
ページ数:196ページ
縦:22cm
他の九州大学出版会の書籍を探す

    九州大学出版会 中国近代における「国語科」の創成―胡適の思想的模索 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!