植民地朝鮮と"近代の超克"―戦時期帝国日本の思想史的一断面 [単行本]
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植民地朝鮮と"近代の超克"―戦時期帝国日本の思想史的一断面 [単行本]



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出版社:法政大学出版局
販売開始日: 2024/09/24
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植民地朝鮮と"近代の超克"―戦時期帝国日本の思想史的一断面 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    三木清、高坂正顕、高山岩男、申南澈、金南天、朴致祐などの転換期を生きた知識人たちは、いかに「近代」と向き合い、それを乗り越えようとしたのか。戦時期日本で大きな影響力をもった「近代の超克」をめぐる議論を、同時代の植民地朝鮮との関係に焦点を当てて読み直し、一国史を超えた歴史意識を剔出する。「抵抗」か「協力」かという二元論的な枠組みを問いに付し、帝国主義/植民地主義の構造を再考する画期的な試み。
  • 目次

    序 章 転換期の歴史意識と思考──一九三〇~四〇年代、植民地朝鮮と〈近代の超克〉
     第1節 問題の所在
      1 「抵抗」と「協力」のはざまで
      2 「転換期」という視座
      3 植民地朝鮮と〈近代の超克〉
     第2節 研究の動向および課題
     第3節 本書の構成

    第1章 〈民族〉という陥穽──「東亜協同体」‐「内鮮一体」論と植民地朝鮮
     第1節 戦時期における「東亜協同体」‐「内鮮一体」論の擡頭
     第2節 昭和研究会・東亜協同体論・植民地朝鮮
     第3節 変奏する東亜協同体論──朝鮮知識人の「共鳴」
      1 「徹底的内鮮一体」論のパラドクス
      2 「協和的内鮮一体」論のパラドクス

    第2章 「世界史の哲学」の蹉跌──三木清と高山岩男の異/同
     第1節 二つの「世界史の哲学」
     第2節 「世界史的立場と日本」グループの「世界史の哲学」──高山岩男を中心に
      1 「多元論的自覚を媒介した一元論」
      2 高山岩男の「世界史の哲学」と「日本的世界史」
      3 新たな世界の原理──「家の精神」
     第3節 二つの「世界史の哲学」の異/同
      1 三木清の東亜協同体論のゆくえ
      2 「世界史的必然性」の淵源──世界的な日本文化の内実

    第3章 「世界史の哲学」のアポリア──植民地朝鮮の不在/存在
     第1節 「世界史の哲学」と植民地朝鮮という問い
     第2節 「世界史の哲学」における朝鮮の破片
     第3節 「世界史の哲学」のアポリア──対談「民族の哲学」をめぐって
      1 「民族の哲学」をめぐる高坂正顕と三木清の相違
      2 「民族の哲学」と朝鮮民族
     第4節 沈黙の叫び──中絶された徐寅植の「世界史の哲学」

    第4章 〈東洋〉の射程──申南澈の歴史哲学のゆくえ
     第1節 一九三〇年代、「東洋」の(再)発見と植民地朝鮮
     第2節 申南澈の〈東洋〉論における異同
      1 当為としての「東洋」──一九三四年
      2 方法としての「東洋」──一九四二年
     第3節 〈東洋〉論のねらい──道徳的全体=「国家」と〈自由なる個人〉

    第5章 憂鬱な種蒔く人──金南天の小説実践と〈歴史〉
     第1節 転換期の克服と小説実践
      1 可能性としての歴史と「真摯なリアリズム」
      2 個人と社会の弁証法
     第2節 座礁した「クレアタ・エト・クレアンス」──「浪費」について
     第3節 麦/人間の〈歴史〉──「経営」「麦」について
      1 個人と社会の相克、あるいは統一
      2 李観亨と崔武卿/呉時亨の「齟齬」
     第4節 憂鬱な種蒔く人

    第6章 「学」と「思想」のあわいで──朴致祐「東亜協同体論の一省察」再読
     第1節 方法としての「学」(theoria)と「思想」(ism)
     第2節 「哲学すること」(Philosophieren)における傍点の移動
     第3節 朝鮮の「宿命」、植民地の「運命」──「東亜協同体論の一省察」再読
      1 学的内容──「弁証法的な全体主義」
      2 思想的効用──「内鮮一体」論との間隔

    第7章 すれ違う運命──三木清と朴致祐の歴史哲学における〈非合理的なもの〉の位相
     第1節 〈出会い〉と〈別れ〉のトポロジー
     第2節 危機意識と主体の哲学
     第3節 東亜協同体の建設における「神話」をめぐる齟齬
     第4節 必然と偶然、そして運命
     第5節 〈非合理的なもの〉と〈合理的なもの〉のあわい──「主体」への躊躇

    終 章 歴史に佇む──〈躊躇〉の余白
     第1節 終わりなき転換期
     第2節 〈開かれたナショナリズム〉の誘惑──「民族」というジレンマ
     第3節 「抵抗」と「協力」を超えて
     第4節 方法としての「近代」──〈躊躇〉の余白

    あとがき
    初出一覧
    参考文献
    事項索引
    人名索引
  • 出版社からのコメント

    戦時期日本での「近代の超克」をめぐる議論を、同時代の植民地朝鮮との関係のなかで読み直し、帝国主義の構造を再考する画期的研究。
  • 内容紹介

    三木清、高坂正顕、高山岩男、申南澈、金南天、朴致祐などの転換期を生きた知識人たちは、いかに「近代」と向き合い、それを乗り越えようとしたのか。戦時期日本で大きな影響力をもった「近代の超克」をめぐる議論を、同時代の植民地朝鮮との関係に焦点を当てて読み直し、一国史を超えた歴史意識を剔出する。抵抗か協力かという二元論的な枠組みを問いに付し、帝国主義の構造を再考する画期的な試み。

    図書館選書
    戦時期日本での「近代の超克」をめぐる議論を、同時代の植民地朝鮮との関係のなかで読み直し、一国史を超えた思想連関と、帝国主義の構造を再考する画期的研究。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    閔 東曄(ミン ドンヨプ)
    韓国ソウルで生まれ、のちに京畿道で暮らす。2006年に来日し、2012年に横浜国立大学教育人間科学部国際共生社会課程卒業。2021年に東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士後期課程修了。博士(学術)。東京大学大学院総合文化研究科グローバル地域研究機構韓国学研究センター特任研究員・特任助教、東北学院大学教養教育センター助教を経て、2024年4月より都留文科大学教養学部比較文化学科准教授。専攻は、韓国・朝鮮地域を中心とした近現代東アジア思想・文化史、日韓関係、ポストコロニアル研究
  • 著者について

    閔東曄 (ミン ドンヨプ)
    閔東曄(민동엽/ミン ドンヨプ)
    韓国ソウルで生まれ、のちに京畿道で暮らす。2006年に来日し、2012年に横浜国立大学教育人間科学部国際共生社会課程卒業。2021年に東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士後期課程修了。博士(学術)。東京大学大学院総合文化研究科グローバル地域研究機構韓国学研究センター特任研究員・特任助教、東北学院大学教養教育センター助教を経て、2024年4月より都留文科大学教養学部比較文化学科准教授。専攻は、韓国・朝鮮地域を中心とした近現代東アジア思想・文化史、日韓関係、ポストコロニアル研究。

植民地朝鮮と"近代の超克"―戦時期帝国日本の思想史的一断面 の商品スペック

商品仕様
出版社名:法政大学出版局
著者名:閔 東曄(著)
発行年月日:2024/09/24
ISBN-10:4588151398
ISBN-13:9784588151392
判型:A5
発売社名:法政大学出版局
対象:教養
発行形態:単行本
内容:外国歴史
言語:日本語
ページ数:354ページ
縦:22cm
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