平安期物語における継子譚受容―孝子説話型継子譚との比較研究から(研究叢書) [全集叢書]
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平安期物語における継子譚受容―孝子説話型継子譚との比較研究から(研究叢書) [全集叢書]



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出版社:和泉書院
販売開始日: 2024/08/20
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平安期物語における継子譚受容―孝子説話型継子譚との比較研究から(研究叢書) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    大陸伝来の孝子説話型の継子譚と平安期物語。継子譚に関する研究は女の形式(「シンデレラ」型)の継子が主流であったが、男の形式も多数存在する。それら“継子譚”には漢土・インド伝来の、特に継母に一途に仕える孝子を讃えることを目的とした継子譚(孝子説話型)との繋がりを見いだせる。本書はその比較を中心として、『落窪物語』『うつほ物語』『源氏物語』といった継子譚が組み込まれた平安期物語を対象に、物語の方法を新たな視点から照射し、物語における表現の再構築を試みた。
  • 目次

    凡例
    序章

    第一部 物語表現としての継子いじめ
    第一章 平安期物語における「継子」「継母」「継父」「継女」の使用実態
     一 はじめに
     二 平安期物語の「継母」「継父」「継子」「継女」の用例数
     三 呼称的用例の「継母」「継父」「継子」「継女」
     四 一般語用例の「継母」「継子」
     五 継子いじめに対する連想
     六 まとめ
    第二章 平安期物語の継子譚展開――孝子説話型の継子譚との関わり
     一 はじめに
     二 先行研究概観と問題点
     三 継子いじめ発端要因の設定
     四 孝と漢土の継子譚の受容
     五 まとめ

    第二部 短編から長編物語へ
    第三章 『落窪物語』における孝養――継子いじめとの関わりから
    一 はじめに
     二 孝養譚に対する視座
    三 継子いじめから孝養へ
     四 拡大された孝
     五 物語内における孝の役割
     六 まとめ
    第四章 『落窪物語』北の方における継母造形――継子譚における迫害行為
     一 はじめに
     二 先行継子譚における継母の迫害
     三 『落窪物語』における継母の迫害
     四 娘を幽閉する母の姿
     五 まとめ
    第五章 『うつほ物語』忠こそ物語における長編への方法
     一 はじめに
     二 忠こそ物語と『孝子伝』「伯奇」
     三 忠こそ物語における「親子の愛しさ」と「琴(きん)の音楽」
     四 「琴」「親子のいとしさ」と「孝」の関係
     五 まとめ

    第三部 『源氏物語』と継子譚
    第六章 継息子の物語としての光源氏の物語――弘徽殿女御との関係を中心に
     一 はじめに
     二 光源氏と弘徽殿女御の関係規定
     三 先行研究における評価
     四 大陸伝来の継子譚との展開比較
     五 まとめ
    第七章 光源氏の物語と舜譚――孝思想との関わりから
     一 はじめに
     二 舜譚の構成
     三 舜譚と光源氏の物語における展開比較
     四 国家統治理念としての孝
     五 まとめ
    第八章 紫の上と明石姫君――馬皇后・粛宗型の関係との比較から
     一 はじめに
     二 継子としての紫の上
     三 継母・養母としての紫の上
     四 馬皇后・粛宗型の関係との比較
     五 隠される紫の上の傷
     六 まとめ

    第四部 物語における「孝」
    第九章 『落窪物語』における女君の力――父親との関係から
     一 はじめに
     二 先行継子譚における父親の描写
     三 『落窪物語』の父親の役割
     四 孝の力
     五 まとめ
    第十章 『源氏物語』における「孝」の方法――「孝」の用例を起点として
     一 はじめに
     二 「孝」本来の意味と、先行物語のあり方
     三 『源氏物語』における「孝」の用例
     四 内大臣における「孝」の連なり
     五 まとめ
    第十一章 光源氏の「孝」に対するまなざし
     一 はじめに
     二 光源氏に繫がる「孝」の用例
     三 継母・継子の恋愛関係と不孝意識
     四 「天」と「孝」
     五 不孝の人、光源氏
     六 まとめ

    終章

    参考文献
    初出一覧
    謝辞
    索引(事項・書名・人名)
  • 出版社からのコメント

    本書は大陸伝来の継子譚、特に孝子説話型の継子譚の比較を中心に、平安期物語との関わりを検討、物語における表現の再構築を試みた。
  • 内容紹介

    継子譚に関する研究は女の形式(「シンデレラ」型)の継子が主流であったが、男の形式も多数存在する。それら〈継子譚〉には漢土・インド伝来の、特に継母に一途に仕える孝子を讃えることを目的とした継子譚(孝子説話型)との繫がりを見いだせる。本書はその比較を中心として、『落窪物語』『うつほ物語』『源氏物語』といった継子譚が組み込まれた平安期物語を対象に、物語の方法を新たな視点から照射し、物語における表現の再構築を試みた。

    図書館選書
    継子譚には継子が女の形式(「シンデレラ」型)だけでなく、男の形式も多数存在し、それらは大陸伝来の孝子説話型継子譚との繫がりを見いだせる。孝子説話型継子譚の比較を中心に、平安期物語との関わりを検討する。

平安期物語における継子譚受容―孝子説話型継子譚との比較研究から(研究叢書) の商品スペック

商品仕様
出版社名:和泉書院
著者名:森 あかね(著)
発行年月日:2024/08
ISBN-10:4757611005
ISBN-13:9784757611009
判型:A5
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:296ページ
縦:21cm
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