"迂回する経済"の都市論―都市の主役の逆転から生まれるパブリックライフ [単行本]
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出版社:学芸出版社
販売開始日: 2024/09/24
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"迂回する経済"の都市論―都市の主役の逆転から生まれるパブリックライフ の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    企業が追求する利益直結型開発と人々が望むパブリックライフは両立できるか?都市の主役の逆転から生まれるパブリックライフ。
  • 目次

    序章 〈直進する経済〉から〈迂回する経済〉へ
    はじめに―転形期に「つくる」理論を考える
    多様化の時代の正体―常に動いているリミナルな都市の出現
    〈迂回する経済〉という考え方
    本書の構成

    Ⅰ 〈第四の場所〉のフィールド・サーベイ

    1章 郊外住宅地の路上観察から
    パンデミック下に都市の「図と地」がひっくりかえる
    郊外の暮らしの「営み直し」を調査する
    「街路」が日常生活の舞台になる
    屋外活動が生まれやすい街路空間の特徴

    2章 人の流れの引き潮と反転する盛り場
    人の去った盛り場から見えてくるもの
    合理的に計画できない場所の魅力を探る
    盛り場で見られた「図と地の反転」
    秋葉原に見る、消費地ではない価値

    3章 〈第四の場所〉の発見
    パブリックライフとは何か
    パブリックライフはどこで営まれるか
    パンデミックで発見された〈第四の場所〉

    4章 早稲田の学生街で探るパブリックライフの尺度
    パンデミック下の広場のフェンスに取り付けられた南京錠たち
    活動の場が連関する「場所のシステム」
    学生たちに受け継がれる「場所のコモン・ボキャブラリ」
    パブリックライフが営まれる場所の特徴

    5章 動詞形として「場所」を捉える―「場所」から〈場所する〉へ
    人と空間がなじむプロセスが「場所」になる
    場所とは行為の舞台ではなく、行為の集積である
    〈場所する〉のいくつかの段階
    人々が自然発生的に〈場所する〉都市をいかにつくるか

    Ⅱ 〈迂回する経済〉の構想

    6章 パブリックライフの死と生
    繁華街の〈うつろな需要〉に見るパブリックライフの衰退
    ブームタウンが危機にさらす「住むことのできる環境」
    大規模開発と未来への負債
    人間活動が地球環境の限界を突破した「人新世」
    都市化のギアチェンジがもたらしたもの

    7章 〈直進する経済〉と〈迂回する経済〉
    「利益追求」と「社会的便益」は対立するか?
    資本主義の限界を乗り越えようとする取り組みの系譜
    〈直進する経済〉から〈迂回する経済〉へ
    公開空地の変遷に見る〈迂回する経済〉の萌芽
    直進する経済、円環する経済、迂回する経済
    近代の二項対立を縫合する都市計画の〈サード・オーダー〉

    8章 即自性/コンサマトリー
       ―効率化から解き放たれ、体験の豊かさを実感できる都市へ
    直線(リニア)の時間と円環(ループ)の時間
    過程より効率を重視する近代が失ったもの
    〈インストゥルメンタル〉=投資価値と、〈コンサマトリー〉=生活価値
    日常生活に見られる道具的思考と即自的思考
    効率化から解き放たれ、体験の豊かさを実感できる都市へ

    9章 再帰性/リフレキシビティ
       ―出会いと絶えず変化することに価値を置く都市へ
    他者を同化させたい「支配」の欲求と、自分が変化したい「出会い」の欲求
    自由を獲得した現代にもたらされる新たな苦しみ
    社会を変えるか、社会に合わせて自分を変えるか
    よくできた社会は、反逆を回収する装置をもつ
    出会いと絶えず変化することに価値を置く都市へ

    10章 共立性/コンヴィヴィアリティ
       ―専門性の周りの領域を拡大し、ともに支えあう都市へ
    人間が本来できた行為や能力を起点に考える
    テクノロジーの隷属から、人間の主体性を取り戻す
    ピラミッドから網の目へ―吉阪隆正の都市計画
    専門性の周りの領域を拡大し、ともに支えあう都市へ
    まとめ―パブリックライフを支える〈即自性〉〈再帰性〉〈共立性〉

    Ⅲ 〈迂回する経済〉の実践

    11章 〈迂回する経済〉の実践の萌芽を辿る
    パンデミック下に「都市再生」を考え直す
    商業から交流へと向かう、郊外の駅前開発
    都市周縁で探る、観光とは異なるアプローチ
    郊外の均質化に抗う、住宅地開発の挑戦

    12章 下北線路街
    ―複数の主体の共同運営が自立自走する経済圏をつくる
    小田急電鉄の「支援型開発」
    〈迂回する経済〉が発生する3つの条件
    空き地から自治が立ち上がる
    シモキタ園藝部に見る住民組織の可能性
    民間企業が「自立自走」を目指す必然性
    地元企業が〈迂回する経済〉を目指す動機

    13章 早稲田大学キャンパスの反転
    ―コモンスペースを主役とする知の広域圏を考える
    都市の似姿としてのキャンパス―オンライン化・人口減少時代の空間の役割
    地上・地下・情報空間のネットワークを構築する
    教室からコモンスペースへ、主役を反転するキャンパスの提案
    ルールからコモンズへ、空間利用を洗練させる暗黙知
    大学を周辺地域に開く、幻の大学都市計画
    繁華街の間の谷地に広がる大学群と緑地
    台地の文化=〈直進する経済〉と、谷地の文化=〈迂回する経済〉

    14章 東京の食の経験の地図
    ―個人の飲食体験の集積から場所の魅力を可視化する
    食の志向性は、経済合理性に代わる「都市のものさし」となるか
    渋谷の看板表記からわかる、エリアのイメージ
    飲食店の「食情報」から駅圏を比較する
    来店客の口コミから分析する、新宿の「食の経験」の「島」
    マクロでもミクロでもない「メゾスケールの多様性」を考える
    2000人の経験から探る、食の志向の8つのものさし

    15章 私たちの「都市」が向かう先
    ―展望と未来への問い
    〈迂回する経済〉と〈直進する経済〉を両輪とする都市
    〈即自性〉〈再帰性〉〈共立性〉が循環する都市
    公共空間を「不自由にする」レシピ
    ―心地よさをつくることは、特定の人の排除や囲い込みではないか?
    住む場所の価値観の再生産=縄張り化
    ―都市は「生まれ」に抗う手助けができるか?

    終章 ひとまずの結びに
    〈ファストなロジック〉に対して〈スローなロジック〉を回復する
    「誰(人格)」と「何(属性)」の間で葛藤する都市計画
    「ものをつくる原理」が変わりつつある時代に
  • 出版社からのコメント

    経済と公共のジレンマに揺れる都市に、儲けに直結しない空間やサービスが利益をもたらす逆説的思考=迂回する経済を実装しよう。
  • 内容紹介

    企業が利益直結型の開発を追求する一方で、私たちは余白的共用空間に日常の豊かさを求める。経済と公共のジレンマに揺れる都市に、儲けに価値をおかない空間やサービスが最終的に利益をもたらすという逆説的思考=迂回する経済を実装しよう。再開発地、盛り場、郊外住宅地、学生街のフィールドサーベイから切りひらく新境地。

    図書館選書
    企業が利益直結型の開発を追求する一方で、私たちは余白的共用空間に日常の豊かさを求める。経済と公共のジレンマに揺れる都市に、儲けに価値をおかない空間やサービスが利益をもたらす逆説的思考=迂回する経済を実装しよう。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    吉江 俊(ヨシエ シュン)
    早稲田大学リサーチイノベーションセンター研究院講師。1990年生まれ。2013年早稲田大学建築学科卒業、2015年同大学院創造理工学研究科修了。日本学術振興会特別研究員、ミュンヘン大学訪問研究員、早稲田大学建築学科講師を経て現職。2019年民間住宅開発と地域像の変容に関する研究で博士(工学、早稲田大学)。宮城県加美町や佐賀県多久市のコミュニティ計画作成、民間企業との共同研究(日建設計総合研究所、ジェイアール東日本企画、ポラスグループなど)や、早稲田大学キャンパスマスタープラン作成、東京都現代美術館「吉阪隆正展」企画監修などに携わる
  • 著者について

    吉江 俊 (ヨシエ シュン)
    早稲田大学リサーチイノベーションセンター研究院講師。1990年生まれ。2013年早稲田大学建築学科卒業、2015年同大学院創造理工学研究科修了。日本学術振興会特別研究員、ミュンヘン大学訪問研究員、早稲田大学建築学科講師を経て現職。2019年民間住宅開発と地域像の変容に関する研究で博士(工学、早稲田大学)。宮城県加美町や佐賀県多久市のコミュニティ計画作成、民間企業との共同研究や、早稲田大学キャンパスマスタープラン作成、東京都現代美術館「吉阪隆正展」企画監修などに携わる。著書に『住宅をめぐる〈欲望〉の都市論―民間都市開発の台頭と住環境の変容』(単著、2023年)、『クリティカル・ワード 現代建築―社会を映し出す建築の100年史』(共著、2022年)など多数。

"迂回する経済"の都市論―都市の主役の逆転から生まれるパブリックライフ の商品スペック

商品仕様
出版社名:学芸出版社
著者名:吉江 俊(著)
発行年月日:2024/09/25
ISBN-10:4761529121
ISBN-13:9784761529123
判型:B6
発売社名:学芸出版社
対象:一般
発行形態:単行本
内容:建築
言語:日本語
ページ数:288ページ
縦:19cm
横:13cm
厚さ:2cm
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