プラットフォームと権力―How to tame the Monsters(シリーズ=怪獣化するプラットフォーム権力と法〈2巻〉) [単行本]

プラットフォームと権力―How to tame the Monsters(シリーズ=怪獣化するプラットフォーム権力と法〈2巻〉) の 商品概要

• 目次

  提 言（石塚壮太郎、山本健人）
  
  第1章　立憲主義・憲法vs.ビヒモス
  Ⅰ　デジタル立憲主義 ―怪獣たちを飼いならす（山本健人）
  Ⅱ　憲法の名宛人 ―ビヒモスの拘束具？（石塚壮太郎）
  Ⅲ　社会的立憲主義から見たDPFと国家 ―システムの中の怪獣たち（見崎史拓）
  
  第2章　コミュニケーション・インフラとしてのビヒモス
  Ⅰ　デジタル言論空間における憲法的ガバナンス ―ビヒモスを統治する（水谷瑛嗣郎）
  Ⅱ　ソーシャルメディアによる意見フィルター―そして意見多様性の民主主義的な理想？（アナｰベッティナ・カイザー、イネス・ライリング／藤田蘭丸、玉蟲由樹 訳）
  コラム　データポータビリティ ―ビヒモスからの解放？（飯田匡一）
  
  第3章　競争法vs.ビヒモス
  Ⅰ　企業結合規制における「総合的事業能力」の活用―ビヒモスの生態把握（田平恵）
  Ⅱ　DMAによる「事前規制」の導入 ―門番としてのビヒモス（成冨守登）
  コラム　協調型法執行による対応とその弊害 ―ビヒモスに寄り添う（成冨守登）
  
  第4章　ビヒモスの脱魔術化
  Ⅰ　フランスのデジタル共和国法による透明性要請 ―先導者としてのビヒモス（石尾智久）
  Ⅱ　DSA の欧州委員会草案について（ヨハネス・ブーフハイム／村山美樹 訳）
  Ⅲ　コミュニケーション・プラットフォームへの透明性要請（クリストフ・クレンケ／太田航平 訳）
  コラム　DSAのポテンシャル ―〈EU＝リヴァイアサンズ〉の挑戦（栗島智明）

• 出版社からのコメント

  プラットフォーム権力の統制理論と、その具体的な手法を、憲法や競争法などの視点から検討する。

• 内容紹介

  “「怪獣化するプラットフォーム権力と法」と題する本講座は、グローバルなメガ・プラットフォームを、海獣リヴァイアサンと二頭一対の陸獣として旧約聖書（ヨブ記40‐41章）に描かれる「ビヒモス」に喩えて、リヴァイアサンとビヒモスの力の対抗と、その制御のあり方を法学的に検討し、自由と民主主義の行く末を展望しようとするものである。その検討には、この二対の〈怪獣〉がもつ力の本質や正統性、それぞれが発する「法」（法／アルゴリズムまたはコード）の本質や正統性、「人間の秩序」と「アルゴリズムの秩序」の本質や正統性などに関する根源的な問いも含まれるはずである。”（「本講座の刊行にあたって」から）
  
  プラットフォーム権力の統制理論と、その具体的な手法が、憲法や競争法などの視点から検討される第Ⅱ巻！

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  石塚 壮太郎(イシズカ ソウタロウ)
  日本大学法学部准教授。専攻：憲法

プラットフォームと権力―How to tame the Monsters(シリーズ=怪獣化するプラットフォーム権力と法〈2巻〉) の商品スペック