改元 [単行本]

改元 [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  改元の年の異動で山奥の町に着任した公務員「私」は、集落に伝わる惟喬親王が見たという龍の夢の伝説を追って、この国のもうひとつの姿を目撃する。（「改元」）。山あいの地主の一族に生まれた少年は、日猶同祖論を唱える父によって「世界の救い主」となるべく「十」と名付けられた。第二次世界大戦をまたいで繰り広げられる、めくるめく年代記。（「死者たち」）。龍の夢が「私」を通過するとき、この国のもうひとつの姿があらわれる―現代日本小説屈指の剛腕による、抵抗と革命の二篇。

• 目次

  改元　003
  死者たち　107

• 内容（「BOOK」データベースより）

  改元；死者たち

• 内容紹介

  「君は今回の譲位についてどう思うかね？」
  「龍の話じゃありませんでしたか？」
  「そうだよ」久間さんは目を細め暗い光を溜めた。「ずっと前から私はその話しかしていない」
  
  龍の夢が「私」を通過するとき、この国のもうひとつの姿があらわれる――
  現代日本小説屈指の剛腕による、抵抗と革命の二篇。
  
  
  改元の年の異動で山奥の町に着任した公務員「私」は、集落に伝わる惟喬親王が見たという龍の夢の伝説を追って、この国のもうひとつの姿を目撃する。（「改元」）
  
  山あいの地主の一族に生まれた少年は、日猶同祖論を唱える父によって「世界の救い主」となるべく「十（じゅう）」と名付けられた。第二次世界大戦をまたいで繰り広げられる、めくるめく年代記。（「死者たち」）

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  畠山 丑雄(ハタケヤマ ウシオ)
  １９９２年生まれ。大阪府出身。京都大学文学部卒。２０１５年『地の底の記憶』で第五十二回文藝賞を受賞

• 著者について

  畠山丑雄 (ハタケヤマ ウシオ)
  畠山丑雄（はたけやま・うしお）
  一九九二年生まれ。大阪府出身。京都大学文学部卒。二〇一五年『地の底の記憶』で第五十二回文藝賞を受賞。

改元 [単行本] の商品スペック