SEの悲鳴―ITエンジニアを食い物にする多重下請け構造の闇 [単行本]
    • SEの悲鳴―ITエンジニアを食い物にする多重下請け構造の闇 [単行本]

    • ¥1,76053 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年8月2日土曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009003891094

SEの悲鳴―ITエンジニアを食い物にする多重下請け構造の闇 [単行本]



ゴールドポイントカード・プラスのクレジット決済で「書籍」を購入すると合計12%ゴールドポイント還元!合計12%還元書籍の購入はゴールドポイントカード・プラスのクレジット決済がお得です。
通常3%ゴールドポイント還元のところ、後日付与されるクレジット決済ポイント(1%)と特典ポイント(6%)、さらにご利用明細WEBチェックにご登録いただくと2%追加して合計12%ゴールドポイント還元!詳しくはこちら

価格:¥1,760(税込)
ゴールドポイント:53 ゴールドポイント(3%還元)(¥53相当)
フォーマット:
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年8月2日土曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:幻冬舎
販売開始日: 2024/09/03
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

SEの悲鳴―ITエンジニアを食い物にする多重下請け構造の闇 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    日本の「ITガラパゴス化」の原因は最下層のSES企業が不利な立場におかれる多重下請け構造にある。金融業界からキャリアチェンジした独立系IT企業のCEOが業界の歪んだビジネス構造を暴く。
  • 目次

    はじめに

    第1章
    海外との差は開く一方……
    技術革新で後れをとる日本のIT業界
    国際的に後れをとる日本のIT業界
    IT人材の社会的地位の低さ
    組織のなかで軽視され続けるIT部門
    ITに対する経営姿勢が「守りのIT」になっている
    ガラパゴス化から抜け出せない日本のIT業界

    第2章
    「ITガラパゴス化」の原因は業界の歪(ゆが)んだビジネス構造にある 最下層のSES企業が不利な立場におかれる多重下請け構造とは
    他業界から見たIT業界の歪さ
    SIerとSES企業との関係
    大手SIerの市場支配
    巨大プロジェクトを支える多重下請け構造とは
    下請けにおける契約形態
    多重下請け構造下におけるシステム開発の実態
    業界構造の問題が技術革新を阻害し、ガラパゴス化を促進する
    エンドユーザーの知識不足が招く弊害
    多重下請け構造のメリットと存続理由
    楽して稼ぐIT子会社の実態

    第3章
    遅れるイノベーションと劣化するシステム 多重下請け構造が招く技術遅延の連鎖
    薄利多売に陥るSES企業
    低価格受注からの脱却を目指すSES企業の苦闘
    エンドユーザーとの直取引を阻む壁
    一部のSIerからの不当な扱い例
    重要な意思決定の場から外されるSES企業
    非効率な開発プロセスを生む伝言ゲーム
    技術の属人化とセキュリティリスクの問題
    技術の停滞とイノベーションの抑制
    低価格受注と短納期がもたらす品質低下
    SES契約の完成責任欠如がもたらす問題
    「不具合のない世界」は困る?
    ウォーターフォール型開発の限界
    業界一丸となった取り組みの必要性

    第4章
    SIerとの賃金格差、たらい回しにされる現場、過酷な労働環境…… 下請け企業ゆえに理不尽な扱いを受けるSEの悲鳴
    SEを苦しめる不当な扱い
    賃金格差という不条理
    キャリア形成の機会が奪われる理不尽
    多重下請け構造ならではの課題
    下請けゆえの弱い立場
    過酷な労働環境
    現場で押し付けられる責任
    立場の弱さゆえに溜め込む不満と怒り
    思い描いていた仕事とのギャップに苦しむ若手SEたち
    IT業界における転職の実態
    幸せなキャリアを願って
    下請けは現代のカースト制度だ
    SEの地位向上がIT業界の未来を左右する

    第5章
    発注者とSES企業が直取引できる事業スキームを構築するために国際的に戦える日本のITエンジニアが育つ業界を目指して
    多重下請け構造からの脱却を目指して
    会社の現在の立ち位置と課題認識
    信用力の問題をクリアし、発注者と直取引する構想
    IT業界への保険スキームの導入
    銀行の介入で信用力をクリアする方策
    エンドユーザーによるPMの内製化推進の重要性
    ブラックボックス化した多重下請け構造の解明
    ITエンジニアは社会の最重要インフラ
    AIの台頭を踏まえ「歌って踊れる」エンジニアを目指せ
    業界の健全化に向けた闊達な議論を
    三次請けレベル以上のステップアップを目指して

    おわりに
  • 内容紹介

    政府・自治体といった行政のIT化の遅れや、メガバンクのシステム障害、IT人材の不足など、わが国のIT分野における国際競争力の低下は深刻さを増しています。政府・民間によるIT産業への投資不足、大企業を筆頭にした保守的な企業文化など、原因は多岐にわたりますが、その一つに日本のIT業界に蔓延する「多重下請け構造」があります。
    元請け企業が下請けに委託し、その下請けがさらに別の下請けに再委託するという構造によって、実際にシステムを構築する現場のSEはクライアントの要望を正確にくみ取れず、こちらからの技術的な提案もできません。さらに、開発現場への過度な要求・無理のある納期の押しつけなどが起きやすく、末端にいるSEの待遇の悪さや不当ともいえるほど低い給与水準の原因にもなっています。
    メガバンクの海外支店や大手生命保険会社など、金融業界での経験を経て、独立系IT企業を父から引き継いだ著者は、こうしたIT業界の実情を知るにつれ、その歪(いびつ)な構造に愕然としたと言います。
    そしてこの多重下請け構造が、IT人材が育ちにくく、イノベーションが起きづらい土壌を生み出し、日本のデジタル競争力を著しく低下させている原因の一つであると述べています。

    本書では、業界のアウトサイダーであった著者の客観的な視点から多重下請け構造の問題点を明らかにし、現場のSEたちの声を通じて彼らが直面する不当な待遇を浮き彫りにします。さらに、国際的に戦えるITエンジニアが育つ土壌をどのように作っていくか、著者の考えをまとめています。
    国際競争力が落ち続けている日本のIT業界の問題点を明らかにし、その下で苦しんでいる優秀なSEたちに新たな展望をもたらす一冊です。
  • 著者について

    田中宏明 (タナカヒロアキ)
    1978年9月生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科を卒業後、2001年福岡銀行に入行し資産運用商品や住宅ローンの販売、中小企業向け融資などを行う。その後東京三菱銀行(現:三菱UFJ銀行)ロンドン支店へ出向し、欧州各国の非日系企業向け融資や英国の鉄道ファイナンス案件などを担当。帰国後は福岡銀行ソリューション営業部にて船舶融資の新規開拓に携わる。2012年にはプルデンシャル生命保険に入社。完全歩合制の営業に従事し、経営の基礎となる売上向上と資金繰りを経験する。
    2015年より株式会社ソフネットに関与し、副社長(社外)などを経て、2021年に代表取締役に就任。

SEの悲鳴―ITエンジニアを食い物にする多重下請け構造の闇 の商品スペック

商品仕様
出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
著者名:田中 宏明(著)
発行年月日:2024/08/30
ISBN-10:4344948203
ISBN-13:9784344948204
判型:B6
発売社名:幻冬舎
対象:一般
発行形態:単行本
内容:経営
言語:日本語
ページ数:196ページ
縦:19cm
他の幻冬舎の書籍を探す

    幻冬舎 SEの悲鳴―ITエンジニアを食い物にする多重下請け構造の闇 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!