"日本型教育"再考―学びの文化の国際展開は可能か [単行本]
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"日本型教育"再考―学びの文化の国際展開は可能か [単行本]



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出版社:京都大学学術出版会
販売開始日: 2024/10/19
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"日本型教育"再考―学びの文化の国際展開は可能か の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「TOKKATSU(特活)」「KOSEN(高専)」「Lesson Study(教員研修)」―いまASEANや中東諸国で、協調性や高い基礎技術力を育むという関心から、日本の教育制度への関心が高まっている。それに応じて国内には「日本の教育」を海外に輸出しようとする官民挙げた動きが見られる。それは妥当なのか?可能なのか?教育文化の輸出の意味を歴史・心理・教育方法等、多角的に検討することで、「日本の教育」の特性と本質を明らかにする。
  • 目次

    序章 なぜ今、京都から「日本型」教育モデルを発信するのか [高山 敬太]
      「日本型」教育とグローバルオフィス
      京都大学教育学研究科の知的特徴
      コロナ禍・錯綜・「もやもや感」
      賞賛と悲観のはざまで
      EDU-Portの「日本型」教育
      自己表象としての「日本型教育」と逡巡
      社会間多文化主義としての「日本型教育」
      多元的世界(pluriverse)に向けた日本型教育「モデル」の発信
      「日本型教育」の「原風景」を求めて
      残された課題

    第1部 前近代~近代初期からの視座

    第1章 「日本型教育」の原風景を求めて--日本思想における「次世代を育てる」ことと「自己を磨く」こと [西平 直]
    1  なぜ「教育」ではないか
    2 『源氏物語』の「宿世」
    3 宋代の禅(公案)の読み直し
    4 日本型「教育」の原風景を求めて

    第2章 小利大損--寺子屋」から考える「日本型教育文化」 [ニールス・ファンステーンパール]
    1 日本型教育文化という視座の得失
    2 寺子屋の古今
    3 寺子屋の消滅
    4  日本型寺子屋の誕生
    5 日本型寺子屋の弊害
    6 虚像のコストを誰が払うのか

    第3章 日本の精神分析史に見る日本型教育--「とろかし」をめぐって [西 見奈子]
    1 日本の近代化と精神分析
    2 古澤平作と「とろかし」
    3 「とろかし」に対する弟子たちの批判
    4 「とろかし」と「甘え」
    5 自他の融合と分離をめぐる揺れ

    第2部 「甘え」と自他/母子関係

    第4章 母子関係における養育観の二タイプ--文化的、生物学的、心理学的視点から [岡野 憲一郎]
    1 本研究のバックグラウンドとしての個人的な体験
    2 日本における子育てと依存、そして「甘え」
    3 日本におけるストレンジ・シチュエーション法
    4 ロスバウムの論点
    5 精神分析的アプローチと土居の「甘え」理論
    6 土居の主張と文化的なバイアスの可能性について
    7 総合考察

    第5章 日本の成人における母親への甘え--人生満足度と母親への感謝との関連 [楠見 孝・西川 一二]
    1 甘え概念の実証的な再考
    2 研究1: 甘えに及ぼす養育態度と愛着
    3 研究2:子をもつ成人における母親への甘えと幸福感、感謝との関係
    4 研究3: 子をもつ成人における母親への甘えと、幸福感、利他行動との関係
    5 成人における母親への甘えから「日本型」教育文化へ

    第6章 幼児期における「学びのリンクづけ」--実例と重要性および実践への示唆 [溝川 藍・エマニュエル・マナロ]
    1 「学びのリンクづけ」の重要性
    2 幼児の日常生活における「学びのリンクづけ」
    3 幼児教育・保育環境での「学びのリンクづけ」
    4 学習プロセスの中核「学びのリンクづけ」の促進のために

    第3部 ジェンダーバイアスと家族

    第7章 「親性」発達 現代日本の共同養育社会の実現に向けて [明和 政子]
    1 日本における核家族化と子ども・子育て問題
    2 ヒトの出産と子育ての特徴
    3 「おばあさん」と育てる
    4 「母性」は本能なのか?
    5 父親の子育ての役割
    6 ヒトの共同養育を可能にする心の働き
    7 「親性」の脳科学
    8 子育て経験が脳と心の働きに与える影響
    9 子どもが育つ、親も育つ

    第8章 都市新中間層文化の生成と佐々木邦--「私民」の「市民」化の可能性 [竹内 里欧]
    1 佐々木邦と都市新中間層文化
    2 都市新中間層の台頭と「家庭」の普及
    3 佐々木の来歴
    4 分析
    5 「私民」の「市民」化

    第4部「いただきます」(満足遅延課題)と「無心/畏敬」(ちっぽけな自分)

    第9章 マシュマロテスト再考--関係性によって形成される集合的セルフコントロール [齊藤 智・柳岡 開地・Munakata Yuko]
    1 習慣によるセルフコントロール
    2 マシュマロテスト
    3 マシュマロテストに影響を与える認知的要因
    4 マシュマロテストに影響を与える社会的要因
    5 マシュマロテストの予測力に関わる最近の研究動向と集合的セルフコントロール
    6 社会を映し出す鏡「マシュマロテスト」

    第10章 「無心」理論の構築 [野村 理朗]
    1 「無心」の立体化
    2 「無心」の一側面の現れとなる概念
    3 心理学の実在論・意味理論
    4 「無心」理論
    5 「無心」理論の構築とその実践に向けて

    第5部「授業研究」という問い

    第11章 日本の学校におけるカリキュラム改善--効果的な授業研究を実現するスクールリーダー [西岡 加名恵]
    1 授業研究への世界的な注目
    2 授業研究の位置づけとアプローチの多様性
    3 高倉小学校の事例研究
    4 園部高校の事例研究
    5 スクールリーダー育成の重要性

    第12章 共同体としての「日本の学校」とそれを支えた教師像のゆくえ--「日本型教育」の構造の歴史と未来 [石井 英真]
    1 「授業道」としての「授業研究」の成立過程
    2 全人教育機関である「共同体としての学校」の成立
    3 「日本の学校」の光と影を超えて
    4 「日本社会」と「日本の学校」のゆらぎの先に

    第13章 授業研究(Lesson Study)をアメリカ、そして世界で成功させるには--(教員)教育の存在論的・文化的基盤に関する日本的視座 [ジェルミー・ラプリー・小松 光]
    1 日本から学ぶ
    2 授業研究のルーツとルートをたどる
    3 アメリカにおける授業研究への抵抗
    4 授業研究を深く理解する
    5 日本の存在論的教育
    6 存在論的個人主義を越えて

    あとがき 
    索引
  • 出版社からのコメント

    海外から関心が高まる日本の教育制度。その輸出の意味を歴史・心理・教育指導等から検討し、「日本の教育」の本質を明らかにする。
  • 内容紹介

    {TOKKATSU(特活)」「KOSEN(高専)」「Lesson Study(教員研修)」-いまASEANや中東諸国で、協調性や髙い基礎技術力を育むという関心から、日本の教育制度への関心が高まっている。それに応じて国内には「日本の教育」を海外に輸出しようとする官民挙げた動きが見られる。それは妥当なのか? 可能なのか? 教育文化の輸出の意味を歴史・心理・教育方法等、多角的に検討することで、「日本の教育」の特性と本質を明らかにする。

    図書館選書
    海外から関心が高まる日本の教育制度。それに応じて「日本の教育」を海外に輸出しようとする官民挙げた動きが見られる。教育文化の輸出の意味を歴史・心理・教育指導等、多角的に検討し、「日本の教育」の本質を明らかにする。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    高山 敬太(タカヤマ ケイタ)
    南オーストラリア大学教育学部教授。2007年、ウイスコンシン大学マディソン校教育学研究科博士課程修了。ニューイングランド大学教育学部講師、上級講師、同准教授、京都大学大学院教育学研究科教授を経て、2023年より現職。博士(学術)。2011年、国際比較教育学会(CIES)よりGeorge Bereday Awardを受賞。2021年より、Asia Pacific Journal of Teacher EducationとDiscourse:Studies in the Culture Politics of Educationの編集者、NORRAG(在ジュネーブ)のシニアフェロー、ならびに、2023年よりUNESCO-Hamdan Prize for Teacher Developmentの審査委員を務める

    南部 広孝(ナンブ ヒロタカ)
    京都大学大学院教育学研究科教授。1995年、京都大学大学院教育学研究科博士後期課程学修認定退学。広島大学大学教育研究センター(現高等教育研究開発センター)助手、長崎大学アドミッションセンター講師、助教授(准教授)、京都大学大学院教育学研究科准教授を経て、2017年より現職。博士(教育学)
  • 著者について

    高山 敬太 (タカヤマ ケイタ)
    南オーストラリア大学教育学部教授
    2007年、ウイスコンシン大学マディソン校教育学研究科博士課程修了。ニューイングランド大学教育学部講師、上級講師、同准教授、京都大学大学院教育学研究科教授を経て、2023年より現職。博士(学術)。2011年、国際比較教育学会(CIES)よりGeorge Bereday Award を受賞。2021年より、Asia Pacific Journal of Teacher Education とDiscourse: Studies in the Cultural Politics of Education の編集者、NORRAG(在ジュネーブ)のシニアフェロー、ならびに、2023年よりUNESCO-Hamdan Prize for Teacher Development の審査委員を務める。

    南部 広孝 (ナンブ ヒロタカ)
    京都大学大学院教育学研究科教授
    1995年、京都大学大学院教育学研究科博士後期課程学修認定退学。広島大学大学教育研究センター(現高等教育研究開発センター)助手、長崎大学アドミッションセンター講師、助教授(准教授)、京都大学大学院教育学研究科准教授を経て、2017年より現職。博士(教育学)。
    主な著書に、『中国高等教育独学試験制度の展開』(東信堂、2009年)、『東アジアの大学・大学院入学者選抜制度の比較──中国・台湾・韓国・日本』(東信堂、2016年)、『後発国における学位制度の研究』(高等教育研究叢書148)(編著、広島大学高等教育研究開発センター、2019年)など。

"日本型教育"再考―学びの文化の国際展開は可能か の商品スペック

商品仕様
出版社名:京都大学学術出版会
著者名:京都大学大学院教育学研究科グローバル教育展開オフィス(監修)/高山 敬太(編)/南部 広孝(編)
発行年月日:2024/10/25
ISBN-10:4814005555
ISBN-13:9784814005550
判型:A5
発売社名:京都大学学術出版会
対象:専門
発行形態:単行本
内容:教育
言語:日本語
ページ数:464ページ
縦:21cm
横:15cm
厚さ:2cm
重量:615g
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