ヒール―悪役 [単行本]

ヒール―悪役 [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  どんな遺恨も因縁も、リングの上で白黒つける。そうでなければ夢がない。一度リングで“死んだ”男の死闘が、光を失いかけたレスラーたちの心に火をつけた。日経小説大賞『散り花』に続く、プロレス讃歌第２章。

• 目次

  悪役
  首抜き
  ざらつく
  キャッチ・アズ・キャッチ・キャン

• 出版社からのコメント

  プロレスにおける最強とは。悪役で光を放つ一匹狼の真剣勝負に、各団体の王者たちが向き合う。切なく美しいプロレス讃歌、第二幕。

• 内容紹介

  プロレスに「最強」を復権させる！――かましてなんぼですよ、この世界は
  日経小説大賞『散り花』に続く、美しく切ないプロレス讃歌第２章
  
  どんな遺恨も因縁も、リングの上で白黒つける。そうでなければ夢がない。一度リングで“死んだ”男の死闘が、光を失いかけたレスラーたちの心に火をつけた――
  
  札幌での立花と一ノ瀬の試合。週刊リングの寺尾は、一ノ瀬が立花の狂気を引き出したと書いたが、三島の印象は違った。一ノ瀬は立花の世界に引きずり込まれたのだ。この試合で終わってもいいと思わせる快感にも似た昂ぶり。甲斐の世界が対戦相手だけでなく観客をも手玉に取り、会場全体を支配するものなら、立花は二人だけの世界にしてしまう。一ノ瀬はそれに引きずり込まれ、呑みこまれた。立花はなぜジャパンに戻ったのか。総合格闘技への出陣は意外ではなかった。もともとそのスキルはあった。しかし、立花はプロレスに復帰した。（本文より）

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  中上 竜志(ナカガミ リュウシ)
  １９７８年生まれ。奈良県出身。高校卒業後、様々な職業を経て、２０２２年『散り花』で第１４回日経小説大賞受賞

• 著者について

  中上竜志 (ナカガミ リュウシ)
  1978年生まれ。奈良県出身。高校卒業後、様々な職業を経て、2022年『散り花』で第14回日経小説大賞受賞。本作は受賞第一作。

ヒール―悪役 [単行本] の商品スペック