宵を待つ月の物語〈1〉(富士見L文庫) [文庫]

宵を待つ月の物語〈1〉(富士見L文庫) [文庫] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  坂木夜花の住む町は神祇官の一族の社城家が絶大な権力を持つ。遠縁の夜花は宴会の手伝いの最中、池に落ちてしまう。騒ぎを聞き現れた美貌の社城家当主候補は「僕の、つがい」と夜花に歩み寄り―後ろにいた同級生を抱き上げた。夜花は誰にも顧みられず、濡れ鼠の惨めな姿のまま呆然とする。けれど不思議な美しさの少年・千歳が現れ夜花を助け、さらに夜花が神がかりの力を持つまれびとであると見抜く。夜花は社城家に保護され千歳を護り手に、術師の仕事の手伝いをすることに…？神と人と運命の恋の物語が始まる。

• 目次

  プロローグ　異境と人境のあわいにて
  
  一章　「宴会なんて、二度とごめんだわ」
  
  二章　「トンネルの怪異ってベタだよね」
  
  三章　「乙女心を弄ばれた。呪い、許すまじ」
  
  四章　「みんな、世話焼くの好きね」
  
  五章　「あんたの行動、この頃からいちいち冷や冷やするんだよ」
  
  六章　「家族でもわかりあえないことはあるよ」
  
  七章　「私たちはきっと同じものを求めてた」
  
  八章　「千歳くんは隠しごとばっかりだから」
  
  エピローグ　終わりの始まりを眺める時
  
  あとがき

• 出版社からのコメント

  少女は異界の水を呑み「まれびと」となった。そして運命がはじまる――

• 内容紹介

  　高校生の坂木夜花（よはな）の住む町は、魔を退治する神祇官（かむつかさ）の一族である社城（やしろ）家が絶大な権力を持つ。
  
  　両親を亡くし祖母と住む夜花は、夏のある日に遠縁だからと社城家の宴会にかり出される。けれど手伝いの最中、事故で池に落ちてしまう。
  　騒ぎを聞きつけ現れたのは美貌の社城家の当主候補。彼は「僕の、つがい」と夜花に歩み寄り――後ろにいた同級生の少女を抱き上げた。
  　夜花は誰にも顧みられず、濡れ鼠の惨めな姿のまま池の中で呆然とする。
  
  　けれど不思議な美しさの少年・千歳が夜花を助け、社城家にある自分の家に匿ってくれた。さらに千歳は夜花が神がかりの力を持つ《まれびと》であると見抜く。
  　夜花は社城家に保護され千歳を護り手に、術師の仕事の手伝いをすることに……？
  
  　「わたしの幸せな結婚」の顎木あくみが贈る、神と人と運命の恋物語。
  
  
  図書館選書
  神祇官の一族・社城家の夜花は術士の力がない落ちこぼれだ。けれど異界で杯を呑み干した日から、一族で奉られる「まれびと」となった。不思議な美貌の少年・社城千歳を守り人に、社城家での生活が始まって……。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  顎木 あくみ(アギトギ アクミ)
  ２０１９年、デビュー作『わたしの幸せな結婚』（ＫＡＤＯＫＡＷＡ）が細やかな人物描写とドラマチックな設定で人気を博す。同作は実写映画化、ＴＶアニメ化し、世界的なヒットとなる

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