秋田―環日本海文明への扉 [単行本]
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秋田―環日本海文明への扉 [単行本]



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出版社:亜紀書房
販売開始日: 2024/10/19
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秋田―環日本海文明への扉 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    北限の秋田。先は魑魅魍魎が跋扈する未開の地…。しかし、「文明」の行き止まりとされたその地こそ、日本海以北の海を挟んで、大陸や島々の人々が行き交う北方民族たちの文化ネットワークへの玄関口であった。異国から来訪する「マレビト」が起動する文化変容。厳寒の雪国で洗練されていく精神と美意識。従来の枠を超えて美術/写真史を論じてきた美術史家が、故郷・秋田を歩きながら、その風土の深層へと分け入り、日本文化の底流にある異形の風景を鮮やかに現前させる。日本のもうひとつのルーツを解き明かす「裏日本史」。
  • 目次

    第1章 旅する光陰 ──その奥の奥の細道──
     1.北限の岬
     2.循環する聖水
     3.松尾芭蕉と海に漂う島々
     4.集積する詩学
     5.旅に死すこと
     6.旅人の秋田
     7.蝦夷島の影 蝦夷島の影
     8.アイヌとの交流
     9.旅を揺り動かす
     10.フィールドワークの先駆者

    第2章 北海の彼方へ ──流刑地民族学の視点から──
     1.日本海という孵化場
     2.秋田の登場
     3.渤海と粛慎
     4.樺太への道
     5.流刑地を延長する
     6.流刑地民族学へ
     7.鳥居龍蔵と源泉としての北方
     8.北緯40度ノート
     9.心は淋しき旅人

    第3章 雪国の民俗 ──伝承の意味──
     1.蘇る写真
     2.ナマハゲと梵天
     3.民俗学写真の精髄
     4.風と土を彫る
     5.秋田パノラマを開く
     6.雪国の衝動
     7.日本の奇跡
     8.トンネルの向こう側

    第4章 縄文の粒子 ──四次元の秋田──
     1.岡本太郎の秋田
     2.馬と牛、縄文と弥生
     3.雪の結晶と遮光土器
     4.ドキュマンを探して
     5.マルセル・モースの弟子たち
     6.縄文とアイヌ
     7.人種の波動
     8.蓑虫山人と縄文仮面
     9.ストーンサークルの秘密
     10.縄文のネットワーク
     11.四次元の秋田

    第5章 宇宙から降るデザイン ──雪の家から秋田工芸まで──
     1.白井晟一の温泉建築
     2.郷土建築とモダニズム
     3.風土をかたちに
     4.白井晟一と縄文的なもの
     5.今和次郎と雪との戦い
     6.ペリアンのデザイン改革
     7.秋田から沖縄へ
     8.木地師たちの光跡
     9.原型の夢
     10.宇宙へ降り積もってゆく

    第6章 秋田原郷 ──その風土と世界性──
     1.故郷と幼年時代の思い出
     2.日本海の文物交流
     3.黒水靺鞨からナナイへ
     4.ツングース系諸族のゆくえ
     5.謎のオホーツク文化
     6.菅江真澄とブルーノ・タウト
     7.冬を美的に解決する
     8.カントの風土
     9.人間学と自然地理学
     10.「世界=故郷」を愛するということ

    第7章 秋田街道を超えて ──雪の果ての銀河──
     1.宮沢賢治が歩いた秋田街道
     2.銀河と月光
     3.セールスマンの哀しみ
     4.秋田蘭画への道
     5.漂泊の絵画
     6.角館の悲劇
     7.雪の涯の風葬
     8.組石からマタギへ
     9.旅マタギと漂流民

    第8章 白い神々の憑依 ──オシラサマとシャーマニズム──
     1.「秋田風俗問状答」とネフスキー
     2.巫女のオシラ遊び
     3.イタコの口寄せ
     4.馬産と養蚕
     5.「遠野物語」から「捜神記」へ
     6.アイヌ文化との関わり
     7.オヒナサマを透視する
     8.白山信仰の源流
     9.ツングース民族大移動
     10.稲と白山信仰
     11.渡り神としてのオシラ様
     12.シャーマニズムの本源

    第9章 春くる鬼 ──異人たちの饗宴──
     1.折口信夫と蝟集する霊
     2.マレビトの変容
     3.鬼神と鬼門
     4.漂流する仮面
     5.島から半島へ
     6.兄弟の半島
     7.日本海の龍神
     8.ホカヒビトとマレビト
     9.流浪する神

    第10章 風の身体 ──土と光の記譜法──
     1.天空の不夜城
     2.蝦夷から武士へ
     3.踊る秋田
     4.闇から放たれた流星
     5.風土と神話
     6.亡者の舞踏
     7.黄金の穂波
     8.秋田の呪術師
     9.身体風土の記譜法
  • 内容紹介

    【推薦】中沢新一さん
    「列島の北の果て、日本の奥の奥へとつながっている秋田は、一つの独自の宇宙をつくりなしてきた。そこを原郷とする写真論の思想家は、愛情をこめて、土地の細かな襞々を克明にたどり、忘れられかけた歴史の記憶を呼び覚ましながら、広大にして深々とした、魂の秋田ジオラマを描き出した。」

    **********

    古来、蝦夷と大和朝廷の境界に位置した秋田は、松尾芭蕉が『奥の細道』で辿り着いた北の到達点にして、日本海特有の哀愁を漂わせる、歌枕の聖地であった。

    北限の秋田。先は魑魅魍魎が跋扈する未開の地……
    しかし、「文明」の行き止まりとされたその地こそ、日本海以北の海を挟んで、大陸や島々の人々が行き交う北方民族たちの文化ネットワークへの玄関口であった。

    異国から来訪する「マレビト」が起動する文化変容。
    厳寒の雪国で洗練されていく精神と美意識。
    従来の枠を超えて美術/写真史を論じてきた美術史家が、故郷・秋田を歩きながら、その風土の深層へと分け入り、日本文化の底流にある異形の風景を鮮やかに現前させる。
    日本のもうひとつのルーツを解き明かす「裏日本史」。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    伊藤 俊治(イトウ トシハル)
    1953年秋田県土崎生まれ。東京大学文学部美術史学科卒業、同大学院人文科学研究科修士課程修了。東京藝術大学名誉教授。専門の美術史・写真史の枠を越え、アートとサイエンス、テクノロジーが交差する視点から多角的な評論活動を行う。『ジオラマ論』(リブロポート、ちくま学芸文庫)でサントリー学芸賞を受賞

    石川 直樹(イシカワ ナオキ)
    1977年東京生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。人類学、民俗学への関心を深め、辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら、作品を発表する。2008年『NEW DIMENSION』(赤々舎)、『POLAR』(リトルモア)により日本写真協会賞新人賞、講談社出版文化賞、2011年『CORONA』(青土社)により土門拳賞、2020年『EVEREST』(CCCメディアハウス)、『まれびと』(小学館)により日本写真協会賞作家賞を受賞。著書に、開高健ノンフィクション賞を受賞した『最後の冒険家』(集英社)ほか多数
  • 著者について

    伊藤 俊治 (イトウ トシハル)
    1953年秋田県土崎生まれ。東京大学文学部美術史学科卒業、同大学院人文科学研究科修士課程修了。東京藝術大学名誉教授。専門の美術史・写真史の枠を越え、アートとサイエンス、テクノロジーが交差する視点から多角的な評論活動を行う。『ジオラマ論』(リブロポート、ちくま学芸文庫)でサントリー学芸賞を受賞。展覧会企画に「日本の知覚」(グラーツ)、「移動する聖地」(ICC)、「記憶/記録の漂流者たち」(東京都写真美術館)など。著書に『写真都市』 (冬樹社)、『トランス・シティファイル』(INAX)、『生体廃虚論』(リブロポート)、『電子美術論』(NTT出版)、『バリ芸術をつくった男』(平凡社新書)、『増補 20世紀写真史』(ちくま学芸文庫)、『バウハウス百年百図譜』(牛若丸)ほか多数。

    石川 直樹 (イシカワ ナオキ)
    1977年東京世田谷生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。人類学、民俗学への関心を深め、辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら、作品を発表する。2008年『NEW DIMENSION』(赤々舎)、『POLAR』(リトルモア)により日本写真協会賞新人賞、講談社出版文化賞、2011年『CORONA』(青土社)により土門拳賞、2020年『EVEREST』(CCCメディアハウス)、『まれびと』(小学館)により日本写真協会賞作家賞を受賞。著書に、開高健ノンフィクション賞を受賞した『最後の冒険家』(集英社)、『地上に星座をつくる』(新潮社)ほか多数。

秋田―環日本海文明への扉 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:亜紀書房
著者名:伊藤 俊治(文)/石川 直樹(写真)
発行年月日:2024/11/02
ISBN-10:4750518565
ISBN-13:9784750518565
判型:A5
発売社名:亜紀書房
対象:一般
発行形態:単行本
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:384ページ
縦:21cm
横:15cm
厚さ:3cm
重量:492g
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