移民社会のナショナリズム―シンガポール近代華人社会史研究 [単行本]

販売休止中です

    • 移民社会のナショナリズム―シンガポール近代華人社会史研究 [単行本]

    • ¥3,520106 ゴールドポイント(3%還元)
100000009003939243

移民社会のナショナリズム―シンガポール近代華人社会史研究 [単行本]



ゴールドポイントカード・プラスのクレジット決済で「書籍」を購入すると合計10%ポイント還元!書籍の購入はゴールドポイントカード・プラスのクレジット決済がお得です。
通常3%ゴールドポイント還元のところ、後日付与されるクレジット決済ポイント(1%)と特典ポイント(6%)で合計10%ゴールドポイント還元!詳しくはこちら

価格:¥3,520(税込)
ゴールドポイント:106 ゴールドポイント(3%還元)(¥106相当)
日本全国配達料金無料
出版社:風響社
販売開始日: 2024/10/20
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

移民社会のナショナリズム―シンガポール近代華人社会史研究 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    ethnic Chineseと英訳される華人だが、1896年から1909年のシンガポールを微視すると、それは単なるエスニシティの区分ではなく、ナショナリズムとともに生まれた自意識であった。今日グローバルに展開する中華系ネットワークは、この十数年の激流を知らずには理解できない。巨視・微視を交えた著者渾身の歴史ドキュメンタリー。
  • 目次

    まえがき
        凡例
        地図
        表(シンガポールの人口)

    序章
        一 本書の問題設定と概要
        二 先行研究の整理と批判的検討
        三 用語定義および方法論に関する整理
        四 主要な史料について
        五 本書の構成

    第一章 一九世紀のシンガポールにおける華人社会の形成と発展
        一 はじめに
        二 イギリスによるシンガポールの植民地化と海峡植民地の成立
        三 イギリス植民地間をつなぐ汽船・電信・金融ネットワークの形成
        四 植民地における「ネイション/人種」枠組の構造化
        五 華人社会の内部構造
        六 中国本土とシンガポールとの関係性

    第二章 林文慶らの出現と辮髪切除活動に起因する騒動(一八九六─一八九九年)
        一 はじめに
        二 植民地政庁による華人社会の統治方式の変化
        三 林文慶ら「現地の改革主義者たち」の出現
        四 ネイションとしてのシンガポール華人社会という発想の発見
        五 辮髪切除活動と華人社会内の対立(一八九八年)
        六 林文慶による辮髪切除に関する問題への対応(一八九九年)
        七 おわりに

    第三章 康有為のシンガポール来訪とその社会的影響(一九〇〇年)
        一 はじめに
        二 林文慶らと康有為ら「立憲派」の政治的な関係性について
        三 康有為のシンガポール来訪・滞在
        四 「革命派」活動家のシンガポール来訪
        五 シンガポール華人社会への影響に関する考察
        六 おわりに

    第四章 孔廟学堂設立運動の展開(一八九八─一九〇二年)
        一 はじめに
        二 孔廟学堂設立運動の準備的段階
        三 設立活動の展開への転機
        四 実質的な設立活動の進展とその失敗
        五 設立活動における宣伝とその特徴
        六 おわりに

    第五章 シンガポール中華総商会の社会的機能の形成過程(一九〇五─一九〇八年)
        一 はじめに
        二 中華総商会の設立過程
        三 設立初期における中華総商会の社会的な活動
        四 中華総商会の社会的機能とその背景
        五 おわりに

    第六章 「国語」教育を標榜する初等学堂の設立ラッシュ(一九〇六─一九〇九年)
        一 はじめに
        二 シンガポールの華人を対象とした教育機関の展開
        三 一九〇〇年代後半における初等学堂の設立過程
        四 各学堂の連帯・協力による活動
        五 「国語」教育の分断・連帯とその社会的背景
        六 おわりに

    第七章 「満州人蔑視」言説の系譜と「革命派」の出現
        一 はじめに
        二 秘密結社と「満州人蔑視」観念
        三 「現地の改革主義者たち」による「満州人蔑視」言説の発表
        四 「満州人蔑視」言説の特徴とその社会的背景に関する考察
        五 「現地の改革主義者たち」から「革命派」への連続性
        六 反アヘン運動の展開と政治的な党派の対立関係の顕在化
        七 おわりに

    第八章 中華民国期における展開
        一 一九世紀末から一九〇〇年代までの展開に関する整理
        二 中華民国期における政治史の展開
        三 中華民国期における社会経済史の展開
        四 中華民国期における教育史の展開

    終章
        一 通史的な観点からの位置付け
        二 研究史上における位置づけと新たな論点の提示

    あとがき

    人物略歴
        殷雪村(Yin, Suat Chuan, 1876-1958)
        王純智(Ong, Soon Tee, 1871-1946)
        顔永成(Gan, En Seng, 1844-1899)
        邱菽園(Khoo, Seok Wan, 1874-1941)
        阮添籌(Wee, Theam Tew, 1866-1918)
        胡亜基(Hoo, Ah Kay, 1816-1880)
        胡文虎(Aw, Boon Haw, 1882-1954)
        呉寿珍(Goh, Siew Tin, 1854-1909)
        黄亜福(Wong, Ah Hook, 1837-1918)
        黄松亭(Ng, Song Teng, ??-??)
        黄乃裳(Wong, Nai Siong, 1849-1924)
        蔡子庸(Chua, Chu Yong, 1847-??)
        佘連城(Seah, Liang Seah, 1850-1925)
        章芳琳(Cheang, Hong Lim、1825-1893)
        薛有礼(See, Ewe Lay, 1851-1906)
        宋旺相(Song, Ong Siang, 1871-1941)
        曾兆南(Chan, Teow Lam, ??-??)
        張永福(Teo, Eng Hock, 1871-1957)
        張善慶(Teo, Sian Keng, 1855-1916)
        陳雲秋(Tan, Hoon Chew, ??-??)
        陳嘉庚(Tan, Kah Kee, 1874-1961)
        陳恭錫(Tan, Keong Saik, 1850-1909)
        陳金鐘(Tan, Kim Ching, 1829-1892)
        陳金声(Tan, Kim Seng, 1805-1864)
        陳若錦(Tan, Jiak Kim, 1859-1917)
        陳楚楠(Tan, Chor Lam, 1884-1971)
        陳徳潤(Tan, Teck Joon, 1860-1918)
        陳徳遜(Tan, Teck Soon, 1859-1922)
        陳武烈(Tan, Boo Liat, 1874-1934)
        葉季允(Yeh, Chi Yuen, 1859-1921)
        李清淵(Lee, Cheng Yan, 1841-1911)
        劉金榜(Low, Kim Pong,1838-1909)
        廖正興(Liau, Chia Heng, 1874-1931)
        林維芳(Lam, Wei Fong, 1863-1910)
        林義順(Lim, Ngee Soon, 1879-1936)
        林文慶(Lim, Boon Keng、1869-1957)

    史料・参照文献
    年表
    索引
  • 出版社からのコメント

    植民都市の巨視・微視から、清末アジアの拍動するネットワークを描く。それは「華人」という自意識の誕生した瞬間でもあった。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    持田 洋平(モチダ ヨウヘイ)
    1986年生まれ。2019年慶應義塾大学大学院文学研究科史学専攻後期博士課程修了。博士(史学)。専攻はシンガポール華人社会史、華人研究。現在、慶應義塾大学文学部訪問研究員、神奈川大学アジア研究センター客員研究員。主な論文として、「シンガポール華人社会の「近代」の始まりに関する一考察:林文慶と辮髪切除活動を中心に」(『華僑華人研究』9号、7‐27頁、2012年、日本華僑華人学会2014年度研究奨励賞(論文)受賞)など

移民社会のナショナリズム―シンガポール近代華人社会史研究 の商品スペック

商品仕様
出版社名:風響社
著者名:持田 洋平(著)
発行年月日:2024/10/20
ISBN-10:4894893304
ISBN-13:9784894893306
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:外国歴史
言語:日本語
ページ数:432ページ
縦:21cm
他の風響社の書籍を探す

    風響社 移民社会のナショナリズム―シンガポール近代華人社会史研究 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!