イズミ [単行本]

イズミ [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  アメリカに渡った作家とフランスに派遣された看護師。作家として行き詰まりを感じた沙羅は、アメリカに渡り、大学に通いながら、リタイアメントホームでアルバイトをしている。やがて彼女は、第一次世界大戦中のフランスで、派遣救護班の看護師として生きた日本人、イズミの物語を書き始める。現代のニューヨークと第一次世界大戦下のパリ。時代と場所をへだてた二つの人生に咲いた、一輪の花があった。

• 出版社からのコメント

  アメリカ在住の若い作家と第一次世界大戦下に渡仏した看護師。二人の物語が交互に描かれ、時空を超えてつながっていく。

• 内容紹介

  沙羅は自分の誕生と引きかえに母親を失った。男手ひとつで育てられた彼女は作家を目指すようになり、新人賞を獲得、最初の作品はヒットするが、その後低迷が続き、あらたな作家としての可能性を探るため渡米する。リタイアメントホームのアルバイトでダニエルという老人と仲良くなった矢先、沙羅は、父親が危篤になった知らせを受け帰国する。
  
  沙羅と彼女の描く作中作が、交互に描かれる構成。
  作中作は、第一次世界大戦下で看護師として渡仏する椿イズミが主人公。
  二つの物語は、いくつかのワードでつながっていく。
  
  図書館選書
  沙羅とイズミ。アメリカ在住の若い作家と第一次世界大戦下に渡仏した看護師。二人の物語が交互に描かれ、時空を超えてつながっていく。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  小手鞠 るい(コデマリ ルイ)
  １９５６年岡山県生まれ。同志社大学法学部卒業。１９９２年からニューヨーク州在住。大人向けの文芸作品、児童書、ともに著書多数

• 著者について

  小手鞠るい (コデマリルイ)
  小手鞠るい
  
  1956年岡山県生まれ。同志社大学法学部卒業。1992年からニューヨーク州在住。2019年『ある晴れた夏の朝』で、子どもの本研究会第3回作品賞、小学館児童出版文化賞を受賞。大人向けの文芸作品、児童書、ともに著書多数。YAの近著として『ごはん食べにおいでよ』『川滝少年のスケッチブック』『窓』『庭』『鳥』『答は旅の中にある』『空と星と風の歌』『母の国、父の国』『あなたの国では』など。エッセイ集として『空から森が降ってくる』『今夜もそっとおやすみなさい』『この窓の向こうのあなたへ』などがある。

イズミ [単行本] の商品スペック