訳註『名公書判清明集』懲悪門 [単行本]

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訳註『名公書判清明集』懲悪門 [単行本]

大澤 正昭(監修)佐々木 愛(責任編集)清明集研究会(訳註)石川 重雄(編集)戸田 裕司(編集)小島 浩之(編集)
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出版社:汲古書院
販売開始日: 2024/03/01
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訳註『名公書判清明集』懲悪門 [単行本] の 商品概要

  • 目次

    まえがき (戸田裕司)
    凡例
    関連地図
    南宋時代の司法行政系統図

    解説 南宋時代の法と裁判――『清明集』を読むために――(徳永洋介)


    訳註『名公書判清明集』懲悪門 本編

    姦 穢(一~一〇)
     逼姦                   
     告姦而未有實跡各從輕斷
     士人因姦致爭既收坐罪名且寓敎誨之意 
     貢士姦汚
     僧官留百姓妻反執其夫爲盜    
     道士姦從夫捕
     吏姦                
     因姦射射
     兵士失妻推司受財不盡情根      
     捉丁氏子丙

    誘 略(一一) 
     誘人婢妾雇賣

    豪 橫(一二~二五)
     豪橫爲惡貫盈豪            
     强
     豪橫                 
     押人下郡
     豪民越經臺部控扼監司
     詐官作威追         
     人於死
     治豪橫懲吏姦自是兩事
     與貪令捃摭鄕里私事用配軍爲爪牙豐殖歸己 
     檢法書擬
     斷罪                  
     結托州縣
     蓄養罷吏配軍              
     奪人之產、罪惡貫盈
     又判                  
     檢法書擬
     斷罪
     擧人豪橫虐民取財
     檢法書擬                
     斷
     何貴無禮邑令事
     不納租賦擅作威福停藏逋逃脅持官司
     母子不法同惡相濟

    把 持(二六~三四)
     訟師官鬼                
     專事把持欺公冒法
     把持公事趕打吏人            
     先治依憑聲勢人以爲把持縣
     道者之警敎唆與吏爲市          
     責決配狀
     士人敎唆詞訟把持縣官          
     先治敎唆之人
     懲敎訟

    譁 徒(三五~三七)
     譁鬼訟師                
     撰造公事
     譁徒反覆變詐縱橫捭闔

    告 訐(三八~四六)
     誣訐                  
     豪與譁均爲民害
     資給告訐                
     資給誣告人以殺人之罪
     資給人誣告               
     敎令
     誣訴致死公事              
     自撰大辟之獄
     叔告其姪服内生子及以藥毒父       
     告訐服内親

    妄 訴(四七~五七)
     妄以弟及弟婦致死誣其叔         
     妄訴者斷罪枷項令衆候犯人替
     以劫奪財物誣執平人           
     不應末減 
     以女死事誣告              
     妄論人據母奪妹事            
     妻自走竄乃以劫掠誣人          
     姊妄訴妺身死不明而其
     夫願免檢驗               
     叔誣告姪女身死不明
     釘脚                  
     挾讎妄訴欺凌孤寡
     鄰婦因爭妄訴

    拒 追(五八)
     峒民負險拒追

    誣 賴(五九~六三)  
     以死事誣賴               
     以叔身死不明誣賴
     以纍經結斷明白六事誣罔脱判昏賴田業   
     假爲
     弟命繼爲詞欲誣賴其堂弟財物       
     又判
     提擧司判                
     王方再經提刑司釘錮押下縣
     騙乞

    姦 惡(六四~六九)
     元惡                  
     殺人放火
     捕放生池魚倒祝聖亭           
     一狀兩名
     把持公事欺騙良民過惡山積        
     檢法書擬
     斷
     合謀欺凌孤寡

    假 僞(七〇)
     假僞生藥

    鬭 毆(七一・七二)
     因爭販魚而致鬭毆            
     賣卦人打刀鑷婦

    賭 博(七三~七五)
     因賭博自縊               
     斷
     禁賭博有理               
     自首博人支給一半賞錢

    宰 牛(七六~七八)
     宰牛當盡法施行             
     屠牛于廟
     宰牛者斷罪拆屋

    妖 敎(七九・八〇)
     蓮堂傳習妖敎              
     痛治傳習事魔等人

    淫 祠(八一~八四)
     不爲劉舍人廟保奏加封          
     非敕額者竝仰焚毀
     先賢不當與妖神厲鬼錯雜         
     計囑勿
     毀淫祠以爲姦利

    淫 祀(八五・八六)
     寧鄕段七八起立怪祠           
     行下本路禁約殺人祭鬼

    誑 惑(八七~八九)
     劉良思占充廟祝             
     約束諸廟廟祝
     說史路岐人仵常掛榜縣門

    巫 覡(九〇・九一)
     巫覡以左道疑衆者當治士人惑於異者亦可責   
     提刑司押下安化曹萬勝訟曹九師符禁事
     
    販 生 口(九二)
     禁約販生口     

    匿 名 書(九三)
     匿名榜連粘曉諭

    競 渡(九四)
     競渡死者十三人

    霸 渡(九五~一〇一)
     霸渡                  
     曉示過船榜文仍移文隣郡
     客人范景山訟益陽徐敎練等打檐仗     
     裴乙訴
     鄧四勒渡錢行打             
     約束張家渡乞覓
     私撑渡船取乞              
     嚴四爲爭渡錢溺死饒十四


    引用・参照文献一覧
    判語作者一覧
    あとがき(佐々木 愛)
    語句索引
  • 出版社からのコメント

    ◎『訳注稿』刊行より三十年、最新の研究成果をふまえ全面的に新たな訳註を施した改訂増補版!
  • 内容紹介

    【「まえがき」より】(抜粋)
    明版『名公書判清明集』(以下『清明集』)全十四巻は、中国南宋時代の地方官の判語(判決文・裁
    判文書)集である。判語の中で地方官たちは、財産・承継をはじめとする民事紛争を審理・調停し、役
    所での不正を摘発して綱紀を粛正するだけでなく、「邪教」に惑う民に倫理を説き、家族や女性のある
    べき姿を説くなど、現代の判決文の域を超えた発言をしている。
    『清明集』は、官吏門・賦役門・文事門・戸婚門・人倫門・人品門・懲悪門の七つの分門で構成され
    ている。「官吏」から「人品」に至る六門が、それなりに焦点が絞られた名称であるのに対して、最後
    の「懲悪」(悪者どもを懲らしめる)は標題から直ちに内容を想定することができない。全七門の最後
    に「その他いろいろ」な雑多な判語が集められているかの如くである。しかし、雑多であるからこそ、
    南宋地域社会のヒト・モノ・コトを多面的に映し出した、興味の尽きぬ分門となっている。
    他の分門同様「懲悪門」の判語も、法や制度が地方官庁でいかに運用されていたかを詳述する得難い
    法制史料である。しかし、私たちがこの史料に惹かれた理由は、地方官庁の下級職員(胥吏)や女性の
    社会での活動の有様、「邪教」や民衆の祭祀活動、果ては賭場や渡し場での揉め事などが、百条を超え
    る具体的な事例として描かれる社会史料としての面白さにある。本書は、この『清明集』「懲悪門」の
    豊かな内容を、現代日本語で伝えようとするものである。
    【凡例より】
    ○本書は、明版『名公書判清明集』巻一二から巻一四(懲悪門)の日本語訳註である。
    ○底本には、『名公書判清明集』(第二版、中華書局、二〇〇二年)を採用した。
    ○訳註部分の前に解説「南宋時代の法と裁判―『清明集』を読むために―」および関連地図と南宋時代の司
    法行政系統図を、後ろには「引用文献一覧」・「判語作者一覧」および索引を配し、読者の便を図った。

訳註『名公書判清明集』懲悪門 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:汲古書院
著者名:大澤 正昭(監修)/佐々木 愛(責任編集)/清明集研究会(訳註)/石川 重雄(編集)/戸田 裕司(編集)/小島 浩之(編集)
発行年月日:2024/03
ISBN-10:4762967408
ISBN-13:9784762967405
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:外国歴史
言語:日本語
ページ数:450ページ
縦:22cm
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