気息―山内節子句集 [単行本]

気息―山内節子句集 [単行本] の 商品概要

• 目次（「BOOK」データベースより）

  福多味
  名草の芽
  ユダの木の花
  後の雛
  寄り鯨

• 内容紹介

  ◆第二句集
  
  打ち合へる気息の合うて羽子日和
  
  句集名『気息』は、句友との交感に謝意を表して名付けられたとある。能う限り季語の現場に立ち、感傷や嗟嘆に流されることなく、真摯に励んで来られた自身の気息でもあろう。柔軟性と勁さの融合した作品群はまさに、粋美純熟に至れりというべきか。
  （帯より・谷口智行）
  
  ◆自選一二句より
  豆回し来鳴ける日差し若菜摘む
  霞む日の京のはづれを舟下る
  谷の名に佳き字をあてて山桜
  蜂飼の渡り来てゐる橡の花
  基地の町鮎解禁のビラを貼る
  庭詰の額づく先の蟻地獄
  草市のとぎるる橋のたもとかな
  窓あけて松籟を聞く後の雛
  芋虫の下品下生の太りやう
  すみのえの沖に十尋の寄り鯨
  分校の生徒に出会ふ探梅行

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  山内 節子(ヤマウチ セツコ)
  昭和２９年大分県生まれ。現在、「運河」天水集同人、「晨」同人。俳人協会評議員、大阪俳人クラブ会員。大阪俳句史研究会会員

• 著者について

  山内節子 (ヤマウチセツコ)
  昭和29年 大分県生まれ
  平成15年 茨木和生に師事
  平成26年 句集『七野七種』上梓
  現　在 「運河」天水集同人、「晨」同人
  俳人協会評議員、大阪俳人クラブ会員
  大阪俳句史研究会会員

気息―山内節子句集 [単行本] の商品スペック