菊の剣 [単行本]

菊の剣 [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  「朕に鍛冶の業を教えよ」―。新たなる神剣を作るべく、後鳥羽院によって各地から集められた、則宗、延房、久国ら刀鍛冶（御番鍛冶）。共に剣を鍛えていくことで、“すめらぎ”たらんとする院の想いを知った彼らは、それに応えようとするのだが…。承久の乱を起こして鎌倉幕府に破れ、この国の政を武家のものにしてしまった「暗君」とされる後鳥羽院の真の姿に、刀鍛冶たちの視点から迫った歴史小説。菊を愛した後鳥羽院と刀鍛冶たちとの絆を描く、心震える連作短篇集。

• 内容（「BOOK」データベースより）

  序　神器なき“すめらぎ”；異形の治天　備前国則宗；戈を止める也　粟田口則国；逆輿　備前国吉房；祈りの剣　粟田口藤四郎吉光；終　“すめらぎ”の菊

• 出版社からのコメント

  菊と刀を愛した後鳥羽院が目指していたものとは――。刀鍛冶との絆を描くことで、これまでの後鳥羽院像を覆す心震える連作短編小説。

• 内容紹介

  神剣なきまま即位した“すめらぎ”の秘めたる想い――。
  小さき者が小さきままに集い、大輪の花となる。日の本をそんな国としたい。
  菊を愛した後鳥羽院と刀鍛冶たちとの絆を描く、心震える連作短篇集。
  
  新たなる神剣を作るべく、後鳥羽院によって各地から集められた、則宗、延房、久国ら刀鍛冶（御番鍛冶）。共に剣を鍛えていくことで、 “すめらぎ”たらんとする院の想いを知った彼らは、それに応えようとするのだが……。
  承久の乱を起こして鎌倉幕府に破れ、この国の政を武家のものにしてしまった「暗君」とされる後鳥羽院の真の姿に、刀鍛冶たちの視点から迫った歴史小説。
  
  『利生の人 尊氏と正成』で第12回日経小説大賞を受賞し、『あるじなしとて』で第12回日本歴史時代作家協会賞の候補となった著者渾身の最新作。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  天津 佳之(アマツ ヨシユキ)
  １９７９年生まれ。静岡県伊東市出身。大正大学文学部日本語・日本文学科卒業。書店員、編集プロダクションのライターを経て、現在は業界新聞記者。『利生の人　尊氏と正成』で第１２回日経小説大賞を受賞し、作家デビュー

• 著者について

  天津 佳之 (アマツ ヨシユキ)
  1979年生まれ。静岡県伊東市出身。大阪府茨木市在住。大正大学文学部日本語・日本文学科卒業。書店員、編集プロダクションのライターを経て、現在は業界新聞記者。『利生の人 尊氏と正成』で第12回日経小説大賞を受賞し、作家デビュー。その他の著書に『和らぎの国 小説・推古天皇』『あるじなしとて』がある。

菊の剣 [単行本] の商品スペック