白痴(角川文庫 100分間で楽しむ名作小説) [文庫]

白痴(角川文庫 100分間で楽しむ名作小説) [文庫] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  一風変わった家がある。戸口が見当たらず、あるのは格子の嵌った窓ばかりで無用の者の侵入を嫌っている。そこに住む女―白痴女房もまたおかしな人間であった。人間なら誰しも備わっている理知の光が、女の顔からは欠片一片ほども感じられないのだ。その醜悪さに耐えきれず、伊沢はじっと空襲を待った。戦争が、女を殺すのを見届けるために―。

• 目次

  白痴
  行雲流水
  風博士
  私は海をだきしめていたい

• 内容（「BOOK」データベースより）

  白痴；行雲流水；風博士；私は海をだきしめていたい

• 出版社からのコメント

  人が持つ本質と向き合う100分間。いつもより大きな文字で届ける厳選名作

• 内容紹介

  一風変わった家がある。戸口が見当たらず、あるのは格子の嵌った窓ばかりで無用の者の侵入を嫌っている。そこに住む女――白痴女房もまたおかしな人間であった。人間なら誰しも備わっている理知の光が、女の顔からは欠片一片ほども感じられないのだ。その醜悪さに耐えきれず、伊沢はじっと空襲を待った。
  戦争が、女を殺すのを見届けるために――。
  
  
  図書館選書
  「火も爆弾も忘れて、俺たち二人の一生の道はな、いつもこの道なのだよ」終戦間際に出会った、一人の男と白痴の女。猛火の中、生きるために走る二人の向かう先にあるものとは――。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  坂口 安吾(サカグチ アンゴ)
  １９０６年（明治３９年）、新潟生まれ。東洋大学印度哲学倫理学科卒業。４６年に発表した「堕落論」が反響を呼び、続く「白痴」によって太宰治、織田作之助らとともに新文学の旗手として文壇に特異な地位を築く。５５年、脳出血により４８歳で急逝

• 著者について

  坂口　安吾 (サカグチ　アンゴ)
  1906年新潟県生まれ。小説家、エッセイスト。純文学のみならず、エッセイ、推理小説、歴史小説など幅広く活躍。1955年に惜しまれながら急逝。「白痴」「堕落論」など著書多数。

白痴(角川文庫 100分間で楽しむ名作小説) [文庫] の商品スペック