吾妻おもかげ(角川文庫) [文庫]

吾妻おもかげ(角川文庫) [文庫] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  絵師を志し故郷をあとにした吉兵衛は、吉原に入り浸る日々を過ごしていた。縫箔師の子に生まれながらも御用絵師・狩野一門に入門を請うが、門前払いされたことで腐っていたのだ。放蕩の日々のなか、気まぐれに遊女の小袖に刺繍を施した吉兵衛は、己の技巧で人々を笑顔にする喜びを知る。ふたたび創作の焔を胸に灯したことで、絵師として名を上げる決意を新たにした。浮世絵の祖・菱川師宣の熱き生涯を描いた歴史小説！

• 目次

  第一章　逢夜盃
  第二章　挿絵絵師
  第三章　迷　友
  第四章　絵師菱川師宣
  第五章　邂　逅
  第六章　吾妻おもかげ
  
  解　説　　吉田伸子

• 出版社からのコメント

  「見返り美人図」で知られる浮世絵の祖・菱川師宣の火花のごとき生涯

• 内容紹介

  絵師を志し故郷をあとにした吉兵衛は、吉原に入り浸る日々を過ごしていた。縫箔師の子に生まれながらも御用絵師・狩野一門に入門を請うが、門前払いされたことで腐っていたのだ。放蕩の日々のなか、気まぐれに遊女の小袖に刺繍を施した吉兵衛は、己の技巧で人々を笑顔にする喜びを知る。ふたたび創作の焔を胸に灯したことで、絵師として名を上げる決意を新たにした。浮世絵の祖・菱川師宣の熱き生涯を描いた歴史小説！
  
  図書館選書
  吉兵衛は空虚な日々を過ごしていた。絵師を志し故郷を出奔したものの、不遇をかこっていたのだ。気まぐれに遊女の小袖に刺繍を施した吉兵衛は、再び創作の焔を心にともし、名をあげる決意をするが……。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  梶 よう子(カジ ヨウコ)
  東京都生まれ。フリーランスライターのかたわら小説執筆を開始し、２００５年「い草の花」で第１２回九州さが大衆文学賞大賞を受賞。０８年「一朝の夢」で第１５回松本清張賞を受賞し、単行本デビューを果たす。以後、時代小説の旗手として多くの読者の支持を獲得し、１６年『ヨイ豊』で第１５４回直木賞候補となり、同作で第５回歴史時代作家クラブ賞作品賞を受賞。２３年『広重ぶるう』で第４２回新田次郎文学賞を受賞

• 著者について

  梶　よう子 (カジ　ヨウコ)
  東京生まれ。フリーランスライターの傍ら小説執筆を開始、2005年「い草の花」で九州さが大衆文学賞を受賞。08年には『一朝の夢』で松本清張賞を受賞し、単行本デビューする。以後、時代小説の旗手として多くの読者の支持を得る。15年刊行の『ヨイ豊』で直木賞候補となり注目を集める。23年『広重ぶるう』で新田次郎賞受賞。

吾妻おもかげ(角川文庫) [文庫] の商品スペック