70年代講演録から読み解く楽観の時代―戦後世代が築いた「現在につながるゼロ年代」 1970→1979 [単行本]

70年代講演録から読み解く楽観の時代―戦後世代が築いた「現在につながるゼロ年代」 1970→1979 の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  トップランナーの珠玉の講演からあの時代が浮かび上がる！時代背景も分かりやすく解説！

• 目次

  刊行にあたって　　　御厨 貴
  巻頭特別企画１
  刊行記念対談　御厨 貴×村井良太　　
  巻頭特別企画２
  １９７０年代～現在につながるゼロ年代～をたどる　　　村井 良太
  
  内外情勢調査会講演録　本編
  Ⅰ　１９７１年１月21日　参議院議員 源田 実
  Ⅱ　１９７１年７月14日　経済企画庁長官 木村 俊夫
  Ⅲ　１９７２年１月24日　外務大臣 福田 赳夫
  Ⅳ　１９７３年１月25日　内閣官房長官 二階堂 進
  Ⅴ　１９７３年７月16日 ソニー株式会社代表取締役社長 盛田 昭夫
  Ⅵ　１９７５年１月27日　経済団体連合会会長 土光 敏夫
  Ⅶ　１９７７年２月21日　新自由クラブ代表　河野 洋平
  Ⅷ　１９７９年５月23日　内閣官房長官　田中 六助
  
  解説　　村井 良太
  主な引用・参考文献

• 出版社からのコメント

  第一線で活躍した政治家・財界人の講演録から70年代の時代性が浮かび上がる！　新たな時代認識を解説する、学生にもお薦めの一冊。

• 内容紹介

  1954年設立の一般社団法人内外情勢調査会。各分野の有識者を講師に招いた講演会事業を手掛けており、現職の首相や日本銀行総裁が講演する会としても知られています。同会の設立70周年を記念して、選りすぐりの講演の書籍化を実現しました。
  本書では1970年代に行われた８講演―源田実・参議院議員、木村俊夫・経済企画庁長官、福田赳夫・外務大臣、二階堂進・内閣官房長官、盛田昭夫・ソニー株式会社代表取締役社長、土光敏夫・経済団体連合会会長、河野洋平・新自由クラブ代表、田中六助・内閣官房長官と、政財界のトップランナーの講演を収録。沖縄返還、日中国交正常化、２度のオイルショック、狂乱物価……鮮やかによみがえるあの時代の中、各講演者が何を考えどう行動してきたのか、日本や日本人はいかに生きようとしてきたのか、ひもといていきます。
  さらに、危機の時代と言われる70年代が実は「楽観主義の時代」（監修・御厨貴氏）、「現在につながるゼロ年代」（編集・村井良太氏）と、新たな時代認識を提唱。戦後日本を丁寧に振り返りながら、70年代の再定義を試みています。
  講演集の枠を超え、日本論、日本人論にも触れた一冊。充実した解説を付け、政治・経済の専門家から、高校生・大学生に至るまで、今を生きる幅広い年代にお薦めの書です。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  御厨 貴(ミクリヤ タカシ)
  東京大学名誉教授、東京大学先端科学技術研究センターフェロー。公益財団法人サントリー文化財団理事。１９５１年東京都生まれ。７５年東京大学法学部卒業、７８年東京都立大学助教授、８８年同教授、ハーバード大学客員研究員を経て、９９年政策研究大学院大学教授、２００２年東京大学先端科学技術研究センター教授。博士（学術）。専門は日本政治史、オーラル・ヒストリー、公共政策。著書に『政策の総合と権力』（東京大学出版会、サントリー学芸賞）、『馬場恒吾の面目』（中公文庫、吉野作造賞など多数。２０１８年紫綬褒章、２０２４年瑞宝中綬章を受章
  
  村井 良太(ムライ リョウタ)
  駒澤大学法学部政治学科教授。１９７２年香川県生まれ。２００２年神戸大学大学院法学研究科博士課程修了、０３年駒澤大学法学部講師、０７年同准教授、１３年より現職。ペンシルバニア大学客員研究員など。博士（政治学）。専門は日本政治外交史。著書に『政党内閣制の成立　一九一八～二七年』（有斐閣、サントリー学芸賞）、『佐藤栄作』（中公新書、日本防衛学会猪木正道賞特別賞）など

• 著者について

  御厨貴 (ミクリヤタカシ)
  東京大学名誉教授、東京大学先端科学技術研究センターフェロー。公益財団法人サントリー文化財団理事。
  1951年東京都生まれ。75 年東京大学法学部卒業、78 年東京都立大学助教授、88 年同教授、ハーバード大学客員研究員を経て、99年政策研究大学院大学教授、2002 年東京大学先端科学技術研究センター教授。博士（ 学術）。専門は日本政治史、オーラル・ヒストリー、公共政策。著書に『政策の総合と権力』（ 東京大学出版会、サントリー学芸賞）、『馬場恒吾の面目』（中公文庫、吉野作造賞）、『権力の館を歩く』（ちくま文庫）、『近現代日本を史料で読む』（中公新書）、『オーラル・ヒストリーに何ができるか』（岩波書店）など多数。
  2018 年紫綬褒章、2024 年瑞宝中綬章を受章。
  
  村井良太 (ムライリョウタ)
  駒澤大学法学部政治学科教授。
  1972 年香川県生まれ。2002 年神戸大学大学院法学研究科博士課程修了、03 年駒澤大学法学部講師、07年同准教授、13 年より現職。ペンシルバニア大学客員研究員など。博士（ 政治学）。専門は日本政治外交史。著書に『政党内閣制の成立　一九一八～二七年』（有斐閣、サントリー学芸賞）、『政党内閣制の展開と崩壊　一九二七～三六年』（有斐閣）、『佐藤栄作』（中公新書、日本防衛学会猪木正道賞特別賞）、『日本政治史』（共著、有斐閣ストゥディア）、『市川房枝』（ミネルヴァ書房）など。

70年代講演録から読み解く楽観の時代―戦後世代が築いた「現在につながるゼロ年代」 1970→1979 の商品スペック