「ビッグイシュー」の社会学―ホームレスの対抗的公共圏をめぐって [単行本]
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「ビッグイシュー」の社会学―ホームレスの対抗的公共圏をめぐって [単行本]



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出版社:明石書店
販売開始日: 2024/10/10
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「ビッグイシュー」の社会学―ホームレスの対抗的公共圏をめぐって の 商品概要

  • 目次

    序章 ホームレスの対抗的公共圏の可能性を探るために
     1 本書の目的
     2 本書の分析視角
      2.1 構築される「ホームレス問題」
      2.2 ホームレス研究の変遷
      2.3 なぜ今、社会の意識の変容に焦点を移すのか
      2.4 対抗的公共圏をめぐる論点
     3 調査方法
     4 本書の構成

    第Ⅰ部 ホームレスの人々をめぐる状況の変遷

    第1章 福祉国家の変容とEU、米国、日本のホームレス施策
     1 福祉国家の変容
     2 EUにおけるホームレスの実態と福祉・ホームレス施策の特徴
      2.1 EUのホームレスの実態
      2.2 EUの福祉・ホームレス施策の特徴
     3 米国におけるホームレスの実態と福祉・ホームレス施策の特徴
      3.1 米国のホームレスの実態
      3.2 米国の福祉・ホームレス施策の特徴
     4 日本におけるホームレスの実態と福祉・ホームレス施策の特徴
      4.1 日本のホームレスの実態
      4.2 日本の福祉・ホームレス施策の特徴
     5 まとめ

    第2章 新聞におけるホームレス表象の変遷
     1 ホームレス記事数の変遷
     2 記事の分析
      2.1〈ハードな他者化〉――Ⅰ期
      2.2〈ソフトな他者化〉――Ⅱ期
      2.3〈不可視化〉――Ⅲ期
     3 考察と結論

    第Ⅱ部 ストリート・ペーパーの言説分析

    第3章 ストリート・ペーパーとは
     1 ストリート・ペーパーの誕生と展開
     2 ストリート・ペーパーの販売者とは誰か
      2.1 多様な世界の販売者のプロフィール
      2.2 「降格する貧困」の時代の包摂策の事例
      2.3 日本の販売者の変遷
     3 ストリート・ペーパーをめぐる先行研究と本書の視角

    第4章 〈他者化〉からの脱却――国内のライフストーリーと読者投稿欄に着目して
     1 本章の目的
     2 調査概要
     3 『ビッグイシュー日本版』「販売者に会いにゆく」誌面分析
      3.1 時代区分と分析方法
      3.2 「構造/コンテキスト」の語り口――Ⅰ期
      3.3 「エージェンシー/抵抗」の語り口――Ⅱ期
      3.4 「ボイス/アクション」の語り口――Ⅲ期
     4 『ビッグイシュー日本版』「読者投稿欄」誌面分析
      4.1 読者プロフィールと分析方法
      4.2 ホームレス観の変容――Ⅰ期
      4.3 立場の相互転換と仲間化――Ⅱ期
      4.4 社会問題化――Ⅲ期
     5 ストリート・ペーパー発信者の意図
     6 考察と結論

    第5章 「降格する貧困」の時代の対抗的な自立観――欧米の販売者のライフストーリーに着目して
     1 本章の目的
     2 調査概要
      2.1 海外の販売者のライフストーリーができあがる過程
      2.2 基本データ
     3 海外の販売者のライフストーリー分析
      3.1 「なぜホームレス状態に陥ったのか」――描かれる構造と、生き延びようと働く個人
      3.2 「現状」と「お客さんとのやり取り」
      3.3 「将来の展望」――時間をかけて、支える存在へ
     4 分析と結論

    第Ⅲ部 ストリート・ペーパーの日常的実践分析

    第6章 〈他者〉との出会いは対抗的公共圏に何をもたらすのか
     1 危機に瀕する公共空間
      1.1 問題の所在
      1.2 『ビッグイシュー日本版』はどのように販売されているのか
     2 調査概要
     3 データの分析
      3.1 場所の意味の変容
      3.2 ホームレス観と購入するきっかけ
      3.3 イメージの変容と傷つきやすさへの気づき
      3.4 感情への応答
     4 考察と結論

    第7章 包摂策変容の可能性
     1 問題の所在
     2 組織のあり方の変遷
      2.1 ある販売者の「卒業」
      2.2 包摂策の変容
     3 関係者の意識の変遷
     4 考察と結論

    第8章 「ともに楽しむ」という対抗性
     1 問題の所在
     2 先行研究の検討
     3 雑誌売買を超えた交流
     4 HWCとダイバーシティカップ
      4.1 概要
      4.2 自立へ至る道としてのフットサル
     5 「販売者が楽しそうでよかった」
     6 応援し合う文化
     7 考察と結論

    第9章 応答し合う関係性から始まる新しい社会構想とは?
     1 問題の所在
     2 呼びかけと応答
      2.1 傷つきやすさへの応答
      2.2 呼びかけと応答の実践
     3 「理由がない」こと、自分も存在として受け入れられること
     4 社会への信頼の取り戻し
     5 考察と結論
      5.1 自己責任を回避する「傷つきやすさを避けるモデル」
      5.2 創発的連帯

    終章 〈他者〉と出会い、構想する新たな社会
     1 得られた知見の振り返り
     2 考察と結論
      2.1 ホームレスの人々と市民との出会いの意味
      2.2 近代的主体を超えて
      2.3 〈他者〉との出会いの先にある新たな社会構想

     あとがき
     初出一覧
     参考文献

    コラム
     トランスナショナルな貧困運動は可能か
     ホームレス研究におけるアクション・リサーチの可能性
     家族機能の社会化を考える
  • 内容紹介

    「ビッグイシュー日本」は、雑誌販売を通じて支援者・購読者が生活困窮者とともに包摂社会をめざす「対抗的公共圏」を志向する活動を実践している。そのスタッフ経験をもつ社会学研究者が、聞き取り調査・参与観察や海外事例等をもとに分析する画期的な論考。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    八鍬 加容子(ヤクワ カヨコ)
    『ビッグイシュー日本版』編集部を経て、京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。専攻は社会学。現在、九州産業大学地域共創学部講師
  • 著者について

    八鍬 加容子 (ヤクワ カヨコ)
    『ビッグイシュー日本版』編集部を経て、京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。
    専攻は社会学。現在、九州産業大学地域共創学部講師。

「ビッグイシュー」の社会学―ホームレスの対抗的公共圏をめぐって の商品スペック

商品仕様
出版社名:明石書店
著者名:八鍬 加容子(著)
発行年月日:2024/10/10
ISBN-10:4750358312
ISBN-13:9784750358314
判型:A5
発売社名:明石書店
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:224ページ
縦:22cm
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