ボーダーとつきあう社会学―人々の営みから社会を読み解く [単行本]

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ボーダーとつきあう社会学―人々の営みから社会を読み解く [単行本]



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出版社:風響社
販売開始日: 2024/11/20
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ボーダーとつきあう社会学―人々の営みから社会を読み解く の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    壁?境界?内と外の違いってなんだろう!ひととひと、集団と集団、ひとと集団の間にあるもの=ボーダーという存在は実にやっかいだ。身を守る盾は、立場をかえると、するどい矛となって襲いかかる。生きづらさの根にある「線引き」を、よってたかって考えてみた。社会学者・好井裕明とその教え子の体験・思索・人生から生まれた、思いの滴たち。つらい時、前を向く言葉が見つかることを目指して編まれた一冊です。
  • 目次

    はしがき《宮地弘子》

    序章 「ボーダー」を考える《好井裕明》

        1 「ボーダー」というテーマ
        2 〝境界〟としての「ボーダー」
        3 〝他者と自分を分ける営み〟としての「ボーダー」
        4 〝「ちがい」を確認する営み〟としての「ボーダー」
        5 「ボーダー」と向き合い、「ボーダー」とつきあうこと

    ●第1部 ボーダーを可視化する

    第一章 イギリスのインクルーシブ教育──日本の学校のあたりまえを疑う《堀 智久》

        一 イギリスでの研究活動
        二 イギリスのインクルーシブ教育
        三 「分けること」のもつ意味
        四 日本の学校のあたりまえを疑う

    第二章 入院時のリハビリ経験から対面的インタビュー調査について考える《宮内 洋》

        一 突然の骨折から入院へ
        二 自らの状況を無視しない「自分語り」
        三 入院時のリハビリ経験
        四 リハビリの経験から対面的インタビュー調査について考える

    第三章 「見える問題/見えない問題」が見えなくするもの《矢吹康夫》

        一 「見える問題/見えない問題」という対比
        二 「見える/見えない」と「知っている/知らない」
        三 「見える問題/見えない問題」の語られ方
        四 普遍的な問題としての「知らない」

    第四章 「洗う」と「きたない」から「きれい」を考える──多様化する「きれい」《梅川由紀》

        一 「きれい」を確認する方法
        二 洗濯から「きれい」を考える
        三 風呂から「きれい」を考える
        四 「きたない」から「きれい」を考える
        五 「きれい」とは何か

    第五章 「問わず語り」の意味──かつて銅山で栄えた町で暮らして《三浦一馬》

        一 調査地で暮らすようになるまで
        二 登場人物──田口家とヨリちゃん
        三 介護の日常、その過酷さ
        四 介護をする理由
        五 介護生活の終わり
        六 過疎の体験──問わず語りに出会い続ける

    第六章 炭鉱労働者、トット屋さん、そしてマラソンランナー──ある家族が生きた戦後史《坂田勝彦》

        一 過去が歴史へと変わりつつある中で
        二 ある家族の経験から辿り直す
        三 炭鉱という場所で育まれた縁と文化
        四 炭鉱を離れるとき
        五 移住先での生活をめぐる試行錯誤
        六 それぞれのその後

    【コラム】筑波大学大学院の好井ゼミを振り返って《坂田勝彦》

    ●第2部 ボーダーとともに生きる

    第七章 止むに止まれぬ──自発性と非自発性のボーダーに立つボランティア《小野奈々》

        一 研究の立場を問い直す
        二 「役割の察知」と「コール」
        三 ボランティアの公共的役割
        四 自発性と非自発性のボーダーとしての「応答」
        五 自発性の呪い
        六 かすかな「違和感」に向き合う社会学

    第八章 ボーダーと向き合い、他者に出会うこと──外国で暮らす日本出身女性の語りから《松井理恵》

        一 二つの異なる文化のはざまに生きる?
        二 韓国の在留外国人
        三 下関から韓国へ
        四 社会から自分を切り離す「ボーダー」から、自分で動かせる「ボーダー」へ
        五 日本出身の母親として直面する「ボーダー」
        六 「何を考えているのかがわかる外国人」になる
        七 「ボーダー」の向こう側にいる他者と出会う

    第九章 複数のボーダー──ある在日フィリピン人家族の経験から《石岡丈昇》

        はじめに
        一 ジェイソン・マルーの一家
        二 移住者家族の内部の経験へ
        三 家族をやっていく
        四 ボーダーとつきあう社会学へ

    第一〇章 古民家と生きる──茨城県つくば市の事例から《石本敏也》

        一 古民家の活用
        二 マルシェの開催──古民家の庭園の活用
        三 「普段通り」の手入れ──発想の背景
        四 「邑マルシェ」の運営法──「普段通り」の手入れの共有
        五 古民家と生きるということ

    第一一章 仲人を「商売」にしない──結婚相手を世話する仲人のボーダー《田中久美子》

        一 仲人と結婚の壁
        二 地域社会と結婚
        三 結婚相手を世話する仲人
        四 結婚相手の世話と「商売」のボーダー

    第一二章 容姿にまつわる「生きづらさ」を紐解いて──ある若年女性のライフ・ストーリーから《香川七海》

        一 はじめに ──シオさんとの出会い
        二 当事者として卒業論文を書く
        三 シオさんへのインタビュー
        四 まとめ ──インタビューを終えて

    第一三章 どうやって母親と対話できるようになったのか──彼女と過ごした最期の一四カ月を通して《吉村さやか》

        一 「母親」をめぐる常識的カテゴリーを問い直すということ
        二 なぜ私は母親と対話できなかったのか
        三 「シンデレラ・ストーリー」ではない、彼女のライフストーリー
        四 どうやって対話できるようになったのか

    【コラム】夏の関学好井集中ゼミの風景《伊藤康貴》


    ●第3部 ボーダーを引き直す

    第一四章 伝わることば──エイズ・アクティヴィズムの「手紙」《大島 岳》

        一 好井先生との出会い
        二 手紙とアクティヴィズム
        三 手紙の広がり
        四 ボーダーラインを伝わることば
        五 あなたへの「手紙」

    第一五章 よそよそしい連帯──「フラワーデモ京都」世話人としての日々から《山本 めゆ》

        一 赤の他人と私たち
        二 花を手に集まるようになるまで
        三 フラワーデモ京都
        四 フラワーデモを後押しした人びと
        五 よそよそしさが拓く創造性

    第一六章 地域の祭礼文化の研究者か、担い手か──「青森ねぶた祭」を巡るメディアとしての私《佐々木 てる》

        一 研究対象と私の「ボーダー」
        二 溶解する「ボーダー」──ねぶた師との出会い
        三 メディアとしての私

    第一七章 純粋な「話芸」を目指して──秋田実『漫才時代』(一九三六)を読む《後藤 美緒》

        一 三八マイクを前にして──漫才がある日常を問う
        二 総合雑誌と漫才──教養と娯楽に横たわる深い溝
        三 解説書としての「漫才時代」
        四 普段着の娯楽

    第一八章 フィールドワークが日常生活になった話──ひきこもった当事者との結婚生活《伊藤 康貴》

        一 ターニングポイントとしての発達障害診断
        二 佐世保での共同生活をはじめる
        三 生活がかみ合わない
        四 アルコール依存と過食
        五 変わるRのキャラクター
        六 周期性のある爆発──PMS(月経前症候群)・PMDD(月経前不快気分障害)
        七 語尾が聞こえにくい──APD(聴覚情報処理障害)
        八 発達障害の診断と精神障害者保健福祉手帳の取得
        九 そもそもの問題と感じられること──人とのコミュニケーション
        一〇 就労移行支援──コミュニケーショントレーニングと施設外就労
        一一 カプセルホテルへの就労
        一二 服薬や発達特性との関連で生きづらさを語るという変化
        一三 二〇二三年二月、関西に戻る
        一四 境界を踏み越えることでみえることと、それを書くこと

    第一九章 三つのボーダーとつきあい続けて──労働をめぐる新しい社会学の試み《宮地 弘子》

        一 仕事と生活のボーダーへの関心──二四時間戦えますか
        二 フィールドから研究室へ
        三 フィールドと研究室のボーダーをさまよう
        四 方法論的ボーダーに立つ
        五 ある調査経験から
        六 三つのボーダーとつきあい続ける意味
        七 エピローグ

    【コラム】日大好井ゼミ──〝アウェー〟から〝ホーム〟、そしてその先へ《吉村さやか》

    【コラム】植田今日子さんのこと《松井 理恵》


    あとがき《好井 裕明》


    編者・執筆者プロフィール
  • 出版社からのコメント

    生きづらさの根にある「線引き」を、よってたかって考えてみた。つらい時、前を向く言葉が見つかることを目指して編まれた一冊です。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    好井 裕明(ヨシイ ヒロアキ)
    1956年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。京都大学博士(文学)。現在:摂南大学現代社会学部特任教授。専攻:日常的差別の社会学、社会問題のエスノメソドロジー、映画の社会学

ボーダーとつきあう社会学―人々の営みから社会を読み解く の商品スペック

商品仕様
出版社名:風響社
著者名:好井 裕明(編)/宮地 弘子(編)/石岡 丈昇(編)/堀 智久(編)/松井 理恵(編)
発行年月日:2024/11/18
ISBN-10:4894890259
ISBN-13:9784894890251
判型:A5
対象:教養
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:480ページ
縦:21cm
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