荒川放水路ものがたり [単行本]

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荒川放水路ものがたり [単行本]
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荒川放水路ものがたり [単行本]

価格:¥3,300(税込)
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出版社:太郎次郎社エディタス
販売開始日: 2025/10/21
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荒川放水路ものがたり [単行本] の 商品概要

  • 目次

    まえがき
    1 荒川の歴史
      1 荒川のすがた
      2 利根川・荒川の移り変わり
      3 荒川のおもな洪水
      4 熊谷堤

    2 明治末期の大洪水
      1 明治40年の大洪水
        床の上でさざ波/住民が堤の上でにらみ合い
      2 明治43年の大洪水/
        圦を閉じて炊き出しを/洪水を知らせる寺々の鐘
        飲み水をもらいに舟で/流されていく家
        平方電報/農業用の舟で逃げる
        千住の町と天皇の勅使/電話を堤の桜につるす
        軍も出動した向島・本所・深川/農家は種籾さえもなく
        免租の願いと炊き出しの報告

    3 荒川放水路開削が決まるまで
      1 東京市議会・帝国議会でのようす
      2 放水路の位置と陳情書
      3 内務省の放水路計画

    4 用地買収から立ちのきへ
      1 千住土地収用所のはたらき
      2 江北村
        江北村の調査と買収/水場は安く買収された
        墓もいっしょに越した
      3 西新井村
        とりあえず立ちのく/通帳を見ては嘆いた
      4 千住の北をまわって
        千住元宿の人たちと感旧碑/川底の地図
        流れの下になった家/伊興は土地が高いから
        24戸の村に20戸の移転/神社も移転
        移転は第一次世界大戦の年/農民の心情は
        移転して分教場に
      5 葛飾・墨田あたり
        編入されたりなくなったりした村/コロで引いてきた家
        買収ときいて寝込んでしまった/消えた木下小学校
        立ちのいた宝蔵寺/「寺の前」の家も立ちのく
        立ちのいた牛たち/「役場の家」の移転
        木下川薬師の場合/上木下川の村と立ちのき
        万福寺と下木下川の村/白髭神社
      6 一路海へ
        消えた江戸川の平井小学校・松川小学校/千葉街道の四股
        最後は何もなくなって/農業をあきらめて大工に
        老婆の述懐/最後の立ちのき/裁判のその後

    5 工事と人びとのくらし
      1 荒川放水路工事
      2 流域の人びとと放水路工事
        少年の目にうつった工事/ドロ汽車の煙で焼けた農家
        本木圦/交通を遮断しないで下さい
        宮城・小台からの通学/事故にあった人たち
        放水路の生き物/文明の灯は二つの川を越えて
        ジャリと交換した昼飯/命からがらの行列と土手
        土手の仕上げと低地の埋め立て/ゆれる浮き橋
        管理人の川門さん/千住機械工場と仮船溜
        トロッコと機関庫と子どもたち/エキスカの響
        遠くなった駅/工事で働いた人びとと一日の賃金
        震災のときの旧四つ木橋あたり/震災のあとの土手や河川敷
        小松川橋とエピソード/放水路下流の水運と閘門
        村の分離統合/岩淵水門上流の買収と工事

    6 荒川放水路と青山士氏
        講演・荒川改修工事に就いて/青山士氏の歩いた道

    7 荒川放水路ができあがる 
        通水式と小さな記念碑/土手の高さ

    8 荒川放水路とあゆむ
        放水路にできた渡し/子どもの天地
        放水路の夏/河川敷に下りた飛行機
        土手の草を軍馬のえさに/河川敷にチューリップ
        空襲と青空教室/荒川は炎の川であった
        食料不足と河川敷の耕作/荒川飛行場と足立第八中学校
        河川敷の連合運動会など/その後の大水害
        さびれる水運と閘門/草刈の碑
        新四つ木橋架橋中の事故/旧四つ木橋下手の試掘
        釣り船屋の四季/荒川放水路の花火
    あとがき
    年表

    補章 絹田幸恵さんのことと、その後の荒川放水路(長谷川敦)
      1 絹田幸恵さんのこと
        『足立史談』での連載/地味派手な人/パーキンソン病に倒れる
      2 その後の荒川放水路
        放水路ではなく放臭路/川はよみがえったか
        令和元年東日本台風も持ちこたえた/流域治水で荒川を守る
    参考文献・展示施設案
  • 内容紹介

    安田浩一さん(ノンフィクションライター)推薦!
    「荒川の歴史をわかりやすく、しかもていねいに足を使って調べ上げた書は、ほかにない。文句なしの名著だ。」

    利根川東遷・荒川西遷工事により、江戸の大動脈となった荒川(隅田川・大川)。大きな繁栄をもたらしたいっぽうで、毎年のように洪水で多数の犠牲者を出す暴れ川でもあった。明治末の大洪水を契機に、人と街を守るため24kmの大放水路が計画される。19町村の1300戸にふってわいた立ち退き、工事をめぐる軋轢、そして震災。
    教え子の疑問に触発された著者が、20年ちかくにわたって地域の生き証人から聞き歩き、資料を渉猟して再現した人と川のものがたり。
  • 著者について

    絹田 幸恵 (キヌタ ユキエ)
    1930年、朝鮮に生まれる。家族は2歳のときに岡山県に帰郷。1950年岡山大学教育学部を卒業、小学校教員となる。1957年上京、東京・足立区で教員となる。
    1972年ごろから、地域を歩いて住民の話を聞き、工事事務所などをたずね、荒川放水路の歴史を授業にしてきた。1988年に教員を退職後、これまでの調査をまとめ、『荒川放水路物語』(1990年、新草出版)として出版。本作により平成3年土木学会・出版文化賞を受賞。1992年にパーキンソン病を発症、闘病生活に入る。2008年、肺炎により死去。

荒川放水路ものがたり [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:太郎次郎社エディタス
著者名:絹田幸恵(著)
発行年月日:2025/10
ISBN-10:481180869X
ISBN-13:9784811808697
旧版ISBN:9784915652141
判型:A5
発売社名:太郎次郎社エディタス
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:272ページ
縦:22cm
横:15cm
厚さ:2cm
重量:500g
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