ぼくらの70～80年代青春録 [単行本]

ぼくらの70～80年代青春録 [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  １９７３年、ぼくらと同年代の中三トリオがデビューし、憧れのアイドルは身近な存在になった。やがて大人になったぼくらは『ヤマト』（７７年）や『ガンダム』（８０年）、『トトロ』（８８年）などのアニメにはまる一方で、ビデオやファミコン（８５年）という新しい娯楽のツールを手に入れていく。カーステレオからは松田聖子（８０年）や大瀧詠一（８１年）が流れ、コンビニやファミレス（８６年）で深夜の生活を満喫した。テレカ（８５年）を使い、カラオケ（８２年）でサザン（７９年）を歌いまくった、あの頃。そんな青春時代に、今から戻ってみましょう！！

• 目次

  まえがき　5
  
  1973年　森昌子・桜田淳子・山口百恵。『スタ誕』から「花の中三トリオ」が誕生！　6
  
  1974年　百恵と友和。「青春ゴールデンコンビ」が魅せた、真実の愛　10
  
  1974年　あの眼差しに誰もが心打たれた『アルプスの少女ハイジ』　14
  
  1974年　オサムとアキラ。ほろ苦い青春を描いた『傷だらけの天使』　18
  
  1975年　自由を求めてさまよう日々。『俺たちの旅』が始まった　22
  
  1975年　『祭りの準備』はアンチヒーロー・原田芳雄の最高傑作だ！　26
  
  1976年　気分はアメリカ西海岸！　雑誌『ポパイ』が創刊　30
  
  1976年　山田太一『男たちの旅路』はいつまでも記憶に残るドラマだ　34
  
  1977年　「普通の女の子に戻りたい」キャンディーズが解散宣言　38
  
  1977年　戦艦大和が宇宙へ。スクリーンで蘇った『宇宙戦艦ヤマト』　42
  
  1977年　ＵＦＯブーム。動いたのはあの男、矢追純一だ！　46
  
  1978年　『原子力戦争』に『サード』。ＡＴＧは映画好きの通過儀礼だった　50
  
  1978年　松田優作のアクション三部作「遊戯シリーズ」登場!　54
  
  1979年　♪笑ってもっとベイビー　サザンの名曲『いとしのエリー』発売　58
  
  1979年　「口裂け女」に「なんちゃっておじさん」。都市伝説が日本を席巻!　62
  
  1980年　♪あ～私の恋は南の風に乗って走るわ～　松田聖子『青い珊瑚礁』大ヒット!　66
  
  1980年　埋もれていた巨匠・黒澤明が10年ぶりに日本映画界に復帰　70
  
  1980年　今に続く不朽のアニメ。『機動戦士ガンダム』初の映画公開！　74
  
  1981年　ドリフを追い抜け追い越せ！『ひょうきん族』に笑いころげた　78
  
  1981年　大瀧詠一『Ａ　ＬＯＮＧ　ＶＡＣＡＴIＯＮ』が大ヒット　82
  
  1981年　達也と南、永遠のカップル生み出した『タッチ』が連載開始　86
  
  1981年　毀誉褒貶巻きおこした写真週刊誌『フォーカス』が創刊　90
  
  1981年　ルーカス＋スピルバーグ。待ちに待った話題作『レイダース』登場！　94
  
  1982年　〝絵の出るカラオケ〟登場。カラオケブームが始まった　98
  
  1982年　『スピリッツ』が人気に。『モーニング』と並び二大青年誌の時代に　102
  
  1983年　女子大生が大挙テレビに！　『オールナイトフジ』が放映開始　106
  
  1983年　マンガの世界を変えた大友克洋『童夢』の衝撃　110
  
  1984年　ジャッキー・チェンの出世作『プロジェクトＡ』が公開！　114
  
  1984年　まさに「劇場型犯罪」。グリコ・森永事件が日本中を震撼させた　118
  
  1984年　「マイコン」と呼ばれていた時代、ぼくもパソコンを買ってみた　122
  
  1985年　魔界都市・東京。荒俣宏の『帝都物語』がベストセラーに　126
  
  1985年　主役はフツーの女子高生。『おニャン子クラブ』の誕生だ！　130
  
  1985年　テレホンカードが広まり、コレクションの対象に　134
  
  1985年　無用の長物にこそ価値あり。〝超芸術トマソン〟が大流行！　138
  
  1985年　『スーパーマリオブラザーズ』発売。ファミコンが社会現象に！　142
  
  1986年　沢木耕太郎の『深夜特急』発売、旅人のバイブルに──　146
  
  1986年　コンビニにファミレス。ぼくらの夜を支えてくれた二大インフラ　150
  
  1986年　テレクラが大ブーム！　電話早取りにしのぎを削った　154
  
  1987年　日本人ドライバー・中嶋悟参戦。ここからＦ１ブームは始まった　158
  
  1987年　私をスキーに連れてって。空前のスキーブームが到来　162
  
  1988年　宮崎駿『となりのトトロ』が公開、国民的アニメとなる　166
  
  1988年　空前絶後の発行部数！　『ジャンプ』が５００万部の大台に　170
  
  1989年　ヒーローらしからぬヒーロー、『ダイ・ハード』が大ヒット！　174
  
  1989年　マンガの神様・手塚治虫死去。享年60の早すぎる旅立ち　178
  
  1989年　〝おたくの犯罪〟とバッシングされた宮崎勤事件発生　182
  
  1989年　花金にディスコ。誰もが浮かれまくったバブルの日々　186
  
  あとがき　190

• 内容紹介

  百恵・淳子・昌子の「中三トリオ」やキャンディーズに夢中になり、テレビドラマ『傷だらけの天使』や『俺たちの旅』で青春のほろ苦さを味わった70年代後半。
  
  松田優作がスクリーンで大暴れ、黒澤明が日本映画界に久々の復帰、スピルバーグの超話題作『レイダース』が登場するなど、映画界に新しい風が吹いた80年代初頭。
  
  そして80年代なかばから現れた、さまざまな流行や事件。マンガの世界を変えた大友克洋の『童夢』に衝撃を受け、沢木耕太郎『深夜特急』に異国への旅心を刺激され、「グリコ・森永事件」や「宮崎勤事件」が世間を震撼とさせた。
  
  今につながるカラオケ・パソコン・ファミコン・スキー・ディスコといったブームが次々と起こり、コンビニやファミレスが普及して、生活がどんどん便利になり、ぼくたちは夜型生活を謳歌した。
  
  石油ショックを経て空前のバブル景気にいたるまで、波乱万丈だった20年間を、900点のカラー図版とエッセイで振り返ります。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  黒沢 哲哉(クロサワ テツヤ)
  １９５７年、東京の葛飾柴又生まれ。早稲田大学第二文学部卒業後、勁文社に入社、『全怪獣怪人大百科』などの編集にたずさわる。８４年フリー。個人のサブカルおもちゃ収集では（たぶん）日本一。ためこんだモノの重みで借りていたアパートの床が抜けたほどで、『ぼくらの６０～７０年代宝箱・増補版』（いそっぷ社）では、「アトムシール」や「鉄人ワッペン」など人気グッズ２０００点を公開した。「柴又のおもちゃ博物館」名誉館長

• 著者について

  黒沢哲哉 (クロサワテツヤ)
  1957年、東京の葛飾柴又生まれ。早稲田大学第二文学部卒業後、勁文社に入社、『全怪獣怪人大百科』などの編集にたずさわる。84年フリー。個人のサブカルおもちゃ収集では（たぶん）日本一。「アトムシール」や「鉄人ワッペン」など人気グッズ2000点を公開した『ぼくらの60～70年代宝箱・増補版』、「シェー」の流行から映画『E.T.』の洗礼までを豊富な図版とともに振り返った『ぼくらの60～70年代熱中記』（ともにいそっぷ社）などの著書がある。

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