ジョージ・エリオットのリアリズムと道徳観 [単行本]
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ジョージ・エリオットのリアリズムと道徳観 [単行本]



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出版社:彩流社
販売開始日: 2024/12/17
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ジョージ・エリオットのリアリズムと道徳観 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    シンパシー(共感)に乏しい人間の描写からの考察。エリオットが文学様式としてのリアリズムを採用する目的は、登場人物への理解を深め、仲間としてのシンパシーを高めることにある。リアリズムの要件に立ち返って作品を通時的に眺めることにより、作家の道徳観が成熟するとともにリアリズムが進展してゆく過程を検証する。
  • 目次

    第1章 エリオットの小説のリアリズム
    第2章 エリオットの道徳観とシンパシーとリアリズム
        ──「ジャネットの悔悟」の比喩表現を例として
    第3章 語り手の心の鏡に映らないヘティ
        ──『アダム・ビード』のリアリズム再考
    第4章 洪水の結末とシンパセティックなトム
        ──『フロス河畔の水車場』におけるリアリズムの進展
    第5章 シンパシーとシンパシーの欠如の交差
        ──『ミドルマーチ』における道徳観の成熟とリアリズムの進展
    第6章 『ダニエル・デロンダ』におけるモダニズム的手法の採用
        ──人間の根本的善性への信頼の揺らぎ
  • 内容紹介

    ジョージ・エリオットのリアリズムの進展と作者自身の道徳観の成熟の関係を探る。ジョージ・エリオットは道徳の基礎にシンパシー(共感)を置き、彼女のリアリズムの目的は、読者の登場人物への理解とシンパシーを高めて「人類の団結」を図ることであった。本書は「リアリズム」を、「登場人物の心理や外部事実の合理的で詳細な記述があること」と「物語中の出来事の蓋然性が高いこと」という基本的要件で捉える。そして物語中のシンパシーに乏しい人間の描き方のリアリズムの進展に焦点を当て、その背後にある作者自身のシンパシーの対象が拡大していることを読み取る。作品のリアリズムの進展は作品から見て取ることができ、また作者のシンパシーの対象の広がりはシンパシーに乏しい人間の描写に顕著に表れるからである。エリオット作品のリアリズムを通時的に論じる場合、初期作品はリアリズムに沿っているが中期作品以降は「道徳的寓話」であると見なすのが、エリオット存命の時代から20世紀半ばまでの定説であった。1948年に発表されたF・R・リーヴィス『偉大なる伝統』以降は、エリオットの後期作品が19世紀イギリスのリアリズム小説の傑作と見なされるようになった。しかし作品に登場するシンパシーに乏しい人物は、相変わらず個人もしくは社会にとって一律に有害であると考えられ、彼らの被害者的心理や、個人もしくは社会に対する影響の吟味はなされなかった。本書は従来の見方とは異なり、シンパシーに乏しい人物が、家族や社会にとって有害で追放されるか改悛させられねばならない存在から、後期作品においてシンパシーに乏しいままで家族をより大きな絶望から救うという肯定的価値をもつ存在へ、あるいはその被害者的心理も描かれる存在へと変化しているというリアリズムの進展をテキストの「描写」および「物語の時代背景」から検証する。このことは同時に、作者のシンパシーの対象の拡大を示している。

    図書館選書
    エリオット作品におけるリアリズムが、初期から後期にかけての作家の道徳観の成熟と共に、変化進展ゆく過程を明らかにする。家族にとって有害な非同情的人物が、同情無きまま、家族を絶望から救う存在へと切替わる意味とは!?
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    石井 昌子(イシイ マサコ)
    京都大学法学部、同大学文学部卒業、ロンドン大学大学院(the Institute of Education)修了、修士(教育学)、京都大学大学院文学研究科博士後期課程(文献文化学専攻)、神戸大学大学院国際文化学研究科博士後期課程(文化相関専攻)修了、博士(学術)。現在、同志社大学嘱託講師、京都教育大学非常勤講師
  • 著者について

    石井 昌子 (イシイ マサコ)
    いしい・まさこ 京都大学法学部、同大学文学部卒業、ロンドン大学大学院(the Institute of Education)修了、修士(教育学)、京都大学大学院文学研究科博士後期課程(文献文化学専攻)、神戸大学大学院国際文化学研究科博士後期課程(文化相関専攻)修了、博士(学術)。現在、同志社大学嘱託講師、京都教育大学非常勤講師。著書に『英語のエッセンス』(共著、大阪教育図書)、訳書に『牧師たちの物語』(ジョージ・エリオット著、共訳、ジョージ・エリオット全集1、彩流社)、論文に“Sympathy, Morality and Metaphor:‘ Janet’s Repentance’ and the‘ Recollections.’” The George Eliot Review, no. 52,“ Development of Realism in Middlemarch: Reinterpreting Rosamond.” The George Eliot Review, no. 55. 等がある

ジョージ・エリオットのリアリズムと道徳観 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:彩流社
著者名:石井 昌子(著)
発行年月日:2024/12/30
ISBN-10:4779130166
ISBN-13:9784779130168
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:外国文学その他
言語:日本語
ページ数:316ページ
縦:20cm
横:14cm
厚さ:2cm
重量:370g
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