朝鮮人「徴用工」問題 史料を読み解く [単行本]
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朝鮮人「徴用工」問題 史料を読み解く [単行本]
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朝鮮人「徴用工」問題 史料を読み解く [単行本]



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出版社:草思社
販売開始日: 2024/11/25
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朝鮮人「徴用工」問題 史料を読み解く [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    1965年刊の朴慶植『朝鮮人強制連行の記録』の悪しき影響のもと、長きにわたり論争となり、また近年再び、韓国での「徴用工裁判」(賠償問題)等で注目を集める戦時中の「徴用工」の実態。強引に集められ、奴隷のように働かされたというのは本当か。従軍慰安婦に次いで論議される「徴用工」問題を、先入観なしに一次資料をもとに読み解き、本格的に論じた新しい研究書。
  • 目次

    はじめに

    第1部 朝鮮人戦時労働者「強制連行」・「強制労働」説への反論

    第1章 朝鮮人「強制連行」説への反論
    第1節 朝鮮総督府は朝鮮人流出を危惧していた
     労務動員計画とは何か
     労務動員以前の渡日状況
     募集の手続き
     官斡旋の手続き
     徴用の手続き
    第2節 難しかった朝鮮人の労務動員
     労働者の数ではなく質を重要視
     日本企業の努力
     遊休労力という問題
    第3節 「強制連行」説の定義
     朴慶植の主張
     拡大解釈される「強制連行」説
     「強制連行派」の論理的不備
    第4節 「強制連行」説に不都合な事実
     合法だった日本の朝鮮統治
     3分の2が自発渡航だった
     募集に殺到した朝鮮人
     「半強制的」の意味
     強制連行を否定する会社文書
    第5節 小暮泰用の復命書を検証する
     小暮泰用の復命書とは何か
     朝鮮半島の困窮について
     朝鮮半島内の格差問題

    第2章 朝鮮人「強制労働」説への反論
    第1節 朝鮮人は奴隷労働者だったのか
     朴慶植が広めた奴隷労働者のイメージ
     三菱美唄炭鉱の争議事件
     朴慶植の杜撰な研究
     賃金搾取という主張
    第2節 労働科学研究所の報告内容を整理する
     当時の労務状況を記した一次史料
     充実した環境と設備
     食事と労働時間に関して
    第3節 鉱業所の苦悩
     争議に関して
     再契約と逃亡に関して
    第4節 「強制労働」説を否定する一次史料
     会社文書が記す労働環境の実態
     契約更新の強制は事実か
     契約更新における朝鮮人の優位性
    第5節 証言の取り扱いに関して
     証言収集の問題点
     歴史学における証言の有用性
     慰安婦問題で一変

    第2部 一次史料から見た朝鮮人労働者の実態

    第3章 『特高月報』が記す朝鮮人労働者の実態
    第1節 『特高月報』は何を記しているのか
     『特高月報』とは何か
     朝鮮人労働者による争議の全容
     朝鮮人は奴隷労働者だったのか?
    第2節 日本警察と朝鮮人労働者
     先行研究による『特高月報』の取り扱い方
     朝鮮人は日常的に暴行されていたのか?
     朝鮮人労働者は強かった
    第3節 今まで無視された争議と事件
     不倫・強姦事件
     驚くべき逃走計画
     日本在住朝鮮人の様相

    第4章 新史料発見:日曹天塩炭鉱の朝鮮人労働者の実態
    第1節 30年間秘匿された一次史料
     朝鮮人労働者の個別賃金表を発見
     日曹天塩炭鉱と朝鮮人労働者について
     日曹天塩炭鉱の賃金表に関して
    第2節 朝鮮人徴用労働者の賃金上昇率が判明する
     9ヶ月後に1.6倍以上の昇給
     賞与金額から見える公平性
     強制貯金が免除されていた
    第3節 朝鮮人徴用労働者はいくら稼いだ?
     9ヶ月間で収入総額1千円越えの者も
     賃金以外にも家族手当や補給金もあった
     送金と任意貯金
     朝鮮人労働者の稼働率について
    第4節 日曹天塩炭鉱に関する先行研究
     先行研究の整理
     契約証が強制労働の証拠?
     朝鮮人は傷病補償を受けていた
     朝鮮人労働者の表彰と慰労
    第5節 「強制労働」説を完全否定
     腹痛でも途中で退勤できた
     労務日誌を発見
     無断欠勤していた朝鮮人
     鉱業所からの手紙、朝鮮人労働者からの手紙
     貯金通帳は帰郷後に送付されていた
     日本人と朝鮮人は一緒に働いていた

    第5章 佐渡金山は朝鮮人強制連行・強制労働の現場ではない
    第1節 論争の整理
     何が問題となっているか
     歴史認識問題研究会の主張
     一次史料は何を記しているか
     佐渡金山に関する先行研究
     珪肺に関する考察
    第2節 「強制連行派」の主張を検証する
     強制動員真相究明ネットワークとは何か
     学術的とは言えない究明ネットの歴史考察
     一次史料の定義と扱い方
     足尾銅山「暴動」事件は朝鮮人戦時労働者に適応できるのか?
     『新潟県史』の問題点
    第3節 「強制連行派」への再反論
     竹内康人『佐渡鉱山と朝鮮人労働』
     朝鮮人に寄り添った鉱業所と警察
     先入観で歴史考察
     第4節 「強制連行派」の活動に参加して
     究明ネットの佐渡フィールドワーク
     「安倍国葬反対」で記念撮影
     あいかわ開発総合センターでの証言集会
     唐突な証言内容の変化
     強制連行も強制労働も証明されなかった

    第6章 三井三池炭鉱
    第1節 万田坑朝鮮人名簿に関して
     万田坑の「労務者名簿」
     万田坑の朝鮮人名簿には何が記されているのか
     退所理由の整理
    第2節 未払金と退職金、慰労金の分析
     未払金について
     退職金と慰労金について
     『新大牟田市史』の名簿考察
    第3節 強制連行は事実なのか?
     馬渡朝鮮人連行碑
     歪曲された記念樹と記念碑
     証言映像の編集

    あとがき
  • 内容紹介

     本書は朝鮮人「戦時労働者」問題(所謂、「徴用工」問題)について考察している。朝鮮人は戦時中に朝鮮半島から暴力的に日本に連れてこられ、奴隷のように働かされたという学説が存在する。これは1965年に朴慶植という人物が出版した『朝鮮人強制連行の記録』に記された内容を基にしているが、現在では彼の歴史考察には大きな問題があることが判明している。しかし、日本の学界は未だに朴慶植の主張は正しいと支持している状況である。2018年10月に韓国の大法院(最高裁)が新日鉄住金に対して戦時中の韓国人元工員4名に各1億ウォン(約1千万円)の損害賠償を支払う判決を下した。これは、1965年に締結した日韓請求権協定に反する判決内容だった。同協定では、戦時期に発生した請求権問題は「完全かつ最終的に解決」したと定めている。韓国大法院判決後、強制連行されて無理やり働かされたとして日本企業に「賠償金」を求める裁判が増加し、全て原告側の勝訴となっている。問題が深刻化すれば、日本と韓国の国交断絶の危険性が出てくる。少なくとも、日本の企業としては安心して韓国内で事業を進めることはできないだろう。しかし、朝鮮人は強制連行されて強制労働させられたという学説は客観的研究、学術的研究においては証明されていない。つまり、これらはバイアスのかかった、きわめて政治的な、事実無根の日本批判なのである。

     日本人が自国の歴史を客観的に見るためにも、韓国との交流を健全化するためにも、朝鮮人戦時労働者の歴史を研究する必要がある。本書は第1部と第2部に分けて論述している。第1部では、朝鮮人「強制連行」・「強制労働」説への反論を展開する。戦時中における朝鮮半島の状況を考察し、日本人が朝鮮人を奴隷のように虐げていたという過去の研究内容を整理する。第2部では、佐渡金山や北海道の日曹天塩炭鉱などを取りあげて、一次史料から見た朝鮮人労働者の実態に迫る。特に、佐渡金山では強制労働説を支持する「強制動員真相究明ネットワーク」といった日本の民間団体、あるいは「民族問題研究所」といった韓国の団体などが積極的に韓国人証言を用いている。歴史学においてオーラルヒストリー・証言とは慎重に扱わなければならない資料であるが、多くの証言は恣意的に紹介されていると言わざるを得ない。筆者は研究会やフィールドワークに実際に参加し、彼らの主張に学術的観点から反論していく。本書は若き学徒によるこの問題についての新しい研究書であり、旧態依然とした左翼的史観に縛られた日本の歴史学会に新風を吹き込む地道な研究成果である。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    長谷 亮介(ナガタニ リョウスケ)
    歴史認識問題研究会・研究員。麗澤大学国際問題研究センター客員研究員。1986年、熊本生まれ。熊本大学文学部歴史学科卒業。法政大学大学院国際日本学インスティテュート博士後期課程修了。学位論文は「日本の学会における『南京事件』研究の考察」(修士論文)、「『戦後歴史学』から見る戦後日本における歴史学の変遷―歴史学研究会を例にして―」(博士論文)。学術博士。大学院修了後に歴史認識問題研究会に所属し、朝鮮人戦時労働者問題を中心に研究を進める
  • 著者について

    長谷 亮介 (ナガタニ リョウスケ)
    長谷亮介(ナガタニ・リョウスケ)
    歴史認識問題研究会・研究員。麗澤大学国際問題研究センター客員研究員。1986年、熊本生まれ。熊本大学文学部歴史学科卒業。法政大学大学院国際日本学インスティテュート博士後期課程修了。学位論文は「日本の学会における『南京事件』研究の考察」(修士論文)、「『戦後歴史学』から見る戦後日本における歴史学の変遷-歴史学研究会を例にして-」(博士論文)。学術博士。大学院修了後に歴史認識問題研究会に所属し、朝鮮人戦時労働者問題を中心に研究を進める。共著に『朝鮮人戦時労働の実態』(一般財団法人産業遺産国民会議)がある。

朝鮮人「徴用工」問題 史料を読み解く [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:草思社
著者名:長谷 亮介(著)
発行年月日:2024/11/28
ISBN-10:4794227574
ISBN-13:9784794227577
判型:A5
発売社名:草思社
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:288ページ
縦:19cm
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