コナコーヒーのグローバル・ヒストリー―太平洋空間の重層的移動史 [単行本]
    • コナコーヒーのグローバル・ヒストリー―太平洋空間の重層的移動史 [単行本]

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コナコーヒーのグローバル・ヒストリー―太平洋空間の重層的移動史 [単行本]



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出版社:京都大学学術出版会
販売開始日: 2025/02/21
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コナコーヒーのグローバル・ヒストリー―太平洋空間の重層的移動史 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    ハワイ島コナを移動史の結節点として捉える。高品質で名高いハワイ・コナコーヒー。その200年の生産史・ブランド史には、植民地的搾取、変化し続ける人種主義、世界市場といった人・モノ・概念・技術の移動が幾筋も絡み合う。
  • 目次

    凡 例

    序章 コナコーヒーをめぐる歴史叙述
    1 コーヒーのグローバル・ヒストリー
    2 複数の移民史が交錯するコナ
    3 人、モノ、知の重層的移動史
    4 本書の構成

    第1章 ハワイ諸島へのコーヒーの移植
    -英帝国の植物帝国主義と米国宣教師の活動
    1 ハワイへの植物の人為的移動
    2 カメハメハ二世の訪英
    3 英帝国-ハワイ間の植物の「交換」
    4 ハワイ王国への「贈り物」
    5 オアフ島首長ボキと西洋化
    6 アメリカン・ボードとコナコーヒー

    第2章 誰がコーヒーを産業化するのか
    -王国の主権と農業振興政策
    1 欧米系白人入植者と土地制度改革
    2 ハワイ王立農業協会とカリフォルニア
    3 1850年代のコーヒー栽培の振興
    4 1880年代の製糖業の台頭
    5 コーヒー法案と権力争い
    6 コナにおけるコーヒー栽培

    第3章 米国への併合とコーヒー産業
    -ハワイ共和国の移民・入植政策
    1 労働委員会とコーヒー産業振興
    2 ハワイ島東部への米国白人入植者
    3 コナコーヒー産業における日系移民
    4 逃亡移民のアサイラムとしてのコナ
    5 熊本移民合資会社と逃亡移民名簿

    Column 1 コナコーヒーの収穫とラウハラのカゴ

    第4章 コナの「日本村」とコーヒー
    -日本帝国の「国産」コーヒー誕生
    1 「日本村コナ」という認識
    2 「日本村」形成前のコナ
    3 「永住土着」の理想と現実
    4 人類学者エンブリーが見たコナ
    5 コナ日系移民と南洋珈琲株式会社
    6 日本帝国と「国産」コーヒー
    7 日本統治下台湾のコーヒー栽培
    8 植民地においてコーヒーを作ること

    Column 2 「愛国的飲料」としてのコナコーヒー

    補論 グローバル・ヒストリーを紡ぎ出す
    1 歴史研究の空間認識とポジショナリティをめぐる課題
    2 断片化された移動史の収集と結合

    第5章 コナ「哀史」とそれを継ぐ者たち
    -日系、ラテン系、新たな担い手のゆくえ
    1 戦前の農業普及事業とコナ
    2 戦後の日系技術者とコーヒー農家の協働
    3 コナの観光業とコナコーヒー産業の衰退
    4 スペシャルティコーヒーと新たな農家
    5 ラテン系収穫労働者の誘致
    6 「哀史」を越えて
     
    Column 3 「コフィア・アラビカ」をめぐる言語帝国主義

    第6章 スペシャルティとは何か
    -「コナコーヒー」のアイデンティティ
    1 ハワイ立州とコナコーヒー産業
    2 日系二世によるコナコーヒーのブランド化
    3 スペシャルティコーヒー概念の台頭
    4 グローバルな評価と偽コナコーヒー
    5 他島でのコーヒー産業の台頭
    6 「コナコーヒー」をめぐる課題

    終章 太平洋史の結節点としてのコナ
    1 多方向的移動
    2 植民地主義
    3 人種主義
    4 「没背景」から浮かび上がるグローバル化の落とし穴

    本書関連略年表/参考文献
    あとがき
    索 引
  • 出版社からのコメント

    世界的に高品質として知られるコナコーヒーの歴史を、太平洋空間を越えハワイにやって来た人・モノ・概念の重層的移動から描き出す
  • 内容紹介

    世界的に高品質として知られるハワイ島のコナコーヒー。200年にわたる栽培史には、日英米帝国の植民地的権力、アジア、ラテンアメリカからの労働移民と変化し続ける人種秩序、コーヒーの世界市場など、人・モノ・概念・技術のグローバルな〈移動〉が絡み合う。「周縁」の太平洋の島を結節点として捉え返すグローバル・ヒストリーの試み。

    図書館選書
    高品質コーヒー産地として知られるハワイ島コナ。二百年にわたる栽培史は、太平洋空間を越えハワイに到来した人・モノ・概念・技術のダイナミクスによって複雑に編み上げられてきた。周縁を移動の結節点として捉える新たな叙述
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    飯島 真里子(イイジマ マリコ)
    1977年神奈川県川崎市生まれ。博士(歴史)。上智大学外国語部卒業。英国オックスフォード大学MPhil課程、DPhil課程修了。東京純心女子大学講師を経て、上智大学外国語部教授
  • 著者について

    飯島 真里子 (イイジマ マリコ)
    1977年 神奈川県川崎市生まれ。博士(歴史)。上智大学外国語部卒業。英国オックスフォード大学MPhil課程、DPhil課程修了。東京純心女子大学講師を経て、現在、上智大学外国語部教授。
    主要業績
    「二つの帝国と近代糖業-ハワイと台湾をつなぐ移動者たち」『農業史研究』55号(2021年)、“Japanese Diasporas and Coffee Production,” The Oxford Research Encyclopedia of Asian History (2019) など。

コナコーヒーのグローバル・ヒストリー―太平洋空間の重層的移動史 の商品スペック

商品仕様
出版社名:京都大学学術出版会
著者名:飯島 真里子(著)
発行年月日:2025/02/25
ISBN-10:4814005679
ISBN-13:9784814005673
判型:A5
発売社名:京都大学学術出版会
対象:専門
発行形態:単行本
内容:外国歴史
言語:日本語
ページ数:344ページ
縦:22cm
横:15cm
厚さ:2cm
重量:565g
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