「満洲」在地社会と植民者 [単行本]
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「満洲」在地社会と植民者 [単行本]



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出版社:京都大学学術出版会
販売開始日: 2025/02/22
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「満洲」在地社会と植民者 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    地を這う眼差しの「満洲」史。「満洲」で生じた在地社会と植民者との出会いとその後の変化について、医療、工学、畜産、林業にまつわる技術を軸にとらえ直す。
  • 目次

    序章 在地社会と植民者の出会い[西澤泰彦・上田貴子]
    1 「満洲」の近代
    2 技術の導入・普及あるいは淘汰・継承と地域社会
    3 本研究の視点と構成

    第1部 人流から都市を衛る

    第1章 移動する人間を管理する技術──清朝期、民国期、「満洲国」期[上田貴子]
    はじめに
     (1)人の移動へのといかけ
     (2)満洲をめぐる人口移動への日本人のまなざし
    1 1911年1~3月ペスト流行をめぐって
     (1)第三次パンデミックの満洲での展開
     (2)出稼ぎ労働者をめぐる植民者と錫良
    2 日本側の知見の深まりと労働者対策の変化
     (1)満鉄および碧山荘の対応
     (2)満洲国の対応
    3 移動する人々を内包する社会
     (1)満洲国における住民観――中華民国籍者の扱いをめぐって
     (2)中華民国期の住民観――保甲制をめぐって
     (3)満洲国への継承
    おわりに──移動する人々の捉えどころ

    第2章 満鉄大連医院本館が持つ社会的意味[西澤泰彦]
    はじめに──満鉄大連医院本館を問い直す
     (1)目的と位置づけ
     (2)大連医院という名称
    1 満鉄創業期の防疫と碧山荘
     (1)満鉄創業期の防疫
     (2)ペスト対策としての碧山荘
    2 最初の満鉄大連医院新築計画
     (1)大連と満鉄沿線の医療体制の確立
     (2)大連医院長の要求
     (3)新築設計案
    3 1921年の新築計画
     (1)小野木孝治の視察
     (2)新たな設計案
    4 満鉄大連医院本館新築
     (1)巨大な総合病院を目指した設計
     (2)建設工事とその影響
    おわりに──満鉄大連医院本館が持つ社会的意味
     (1)医療施設としての意味
     (2)在地社会への宣伝
     (3)満鉄建築組織の混乱
     (4)建設工事が示した意味

    第2部 草原・森林への挑戦

    第3章 内モンゴル東部地域における巡廻診療[財吉拉胡]
    はじめに
    1 「満洲国」建国前の内モンゴル東部地域における日本の巡廻診療
     (1)内モンゴル東部地域における満鉄の調査内容
     (2)内モンゴル東部地域における満洲医科大学の巡廻診療
    2 「満洲国」建国後の内モンゴル東部地域における日本の巡廻診療
     (1)内モンゴル東部地域における満洲医科大学の巡廻診療
     (2)満洲医科大学による医療衛生の調査研究
    おわりに

    第4章 綿羊改良事業における預託制度[靳巍]
    はじめに
    1 預託制度とは?
    2 一般預託における預託条件及び種類
     (1)一般預託の預託条件
     (2)一般預託の種類
    3 預託制度の変容及び満鉄預託
     (1)預託制度の導入検討
     (2)種羊配布法としての満鉄預託制度
     (3)満鉄預託がモンゴル牧羊者に与えた影響
    おわりに――預託制度の展開

    第5章 「満洲国」の畜産政策と獣疫[小都晶子]
    はじめに
    1 関東州・満鉄附属地時代
    2 畜産政策の展開
     (1)初期の対応(1932~1936年)
     (2)本格的展開(1937~1941年)
     (3)統制の強化(1942~1945年)
    3 獣疫への対応
     (1)関東軍・満鉄の獣疫防遏計画
     (2)満洲国の家畜防疫
     (3)獣疫の発生状況
    4 満洲国の崩壊と畜産政策
    むすび

    第6章 鴨緑江における日本式筏の導入と普及[永井リサ]
    はじめに
    1 鴨緑江森林開発の経緯
     (1)沿革
     (2)鴨緑江伐木業
    2 戦前の中国東北地域における日本式筏導入経緯について
     (1)日本式筏導入経緯
     (2)日本式筏
    3 鴨緑江流域における日本式筏導入後
     (1)日中折衷式筏の普及について
     (2)鴨緑江流域における日本式筏導入後
     (3)各地における筏の展開
    おわりに

    第3部  近代満洲経験の意味

    第7章 戦後中国における工学知の継承と再編[佐藤量]
    はじめに
    1 満洲の工学教育
     (1)満鉄による教育
     (2)満洲の工業化と人材育成
     (3)旅順工科大学と卒業生
    2 戦後に継承される工学技術
     (1)中国人卒業生による技術継承
     (2)関東工業専門学校
     (3)関東電気工学専門学校
    3 旅順工科大学の人脈と交流
     (1)戦後中国の近代化
     (2)相田秀方と張有萱
     (3)旅順工科大学の同窓会
     (4)日中間の往復書簡
     (5)相田秀方の訪中
     (6)日中技術交流の模索
    おわりに――主体的な技術継承

    第8章 帝国のはざまにおける少数民族地域の記憶の地層──フルンボイルの近代再考[坂部晶子]
    はじめに
    1 帝国主義期の調査報告――鉄道建設と民族調査
     (1)ロシアの研究者による民族調査(1910年代)
     (2)満鉄資料(1920年代)
     (3)日本人の研究者による報告書(1930~40年代)
    2 新中国成立以降のオロチョン族、エヴェンキ族の民族認定から現在
     (1)民族認定のための社会歴史調査(1950年代)
     (2)社会主義国家の民族政策と現状
     (3)民族的伝統の復活、継承、消滅への危惧、伝統の再形成
    3 過去の語り
     (1)フルンボイル地域に対する過去の歴史記述、記念化
     (2)個別の記憶の語り
    おわりに――折り重ねられた歴史の地層と民族間関係

    終章 在地社会と植民者のその後[上田貴子]
    1 「満洲」における在地社会と植民者
     (1)「満洲」とは
     (2)相互作用
    2 学知と現場
     (1)学知研究の到達点と残された課題
     (2)周縁部の調査員の現場 徳武三朗
     (3)方策作成メンバーの現場
    3 おわりに

    あとがき[西澤泰彦]

    索引
    執筆者一覧
  • 内容紹介

    植民地近代の一時期だけ切り取ることで,在地社会の連綿とした営為を見過ごしていないか?「満洲」で生じた在地社会と植民者との出会いとその後の変化について,医療、工学、畜産、林業にまつわる技術を軸にとらえ直す。新たな「満洲」史。

    図書館選書
    在地社会の歩みを見ることで、植民者からだけの歴史ではないものが見えてくる。医療、交通、畜産、林業にまつわる技術を中心に、したたかな在地社会と技術の交わり、選択、変化をとらえる。新たな「満洲」史。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    上田 貴子(ウエダ タカコ)
    近畿大学文芸学部・教授。博士(学術)

    西澤 泰彦(ニシザワ ヤスヒコ)
    名古屋大学環境学研究科・教授。博士(工学)
  • 著者について

    上田 貴子 (ウエダ タカコ)
    近畿大学文芸学部・教授
    博士(学術)
    『奉天の近代――移民社会における商会・企業・善堂』京都大学学術出版会、2017
    「戦後大阪神戸における山東幇の生存戦略――山東系中華料理店のビジネスモデルを中心に」『冷戦アジアと華僑華人』(編)陳來幸、風響社、2023

    西澤 泰彦 (ニシザワ ヤスヒコ)
    名古屋大学環境学研究科・教授
    博士(工学)
    『日本植民地建築論』名古屋大学出版会、2008
    『植民地建築紀行――満洲・朝鮮・台湾を歩く』吉川弘文館、2011
    『東アジアの建築家――世紀末から日中戦争』柏書房、2011

「満洲」在地社会と植民者 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:京都大学学術出版会
著者名:上田 貴子(編)/西澤 泰彦(編)
発行年月日:2025/02/28
ISBN-10:481400575X
ISBN-13:9784814005758
判型:A5
発売社名:京都大学学術出版会
対象:専門
発行形態:単行本
内容:外国歴史
言語:日本語
ページ数:276ページ
縦:22cm
横:16cm
厚さ:2cm
重量:480g
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