小窓の王 [単行本]

小窓の王 [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  過酷な状況に豹変した“魔の山”で生き延びる―極限の世界を描いた山岳小説。

• 目次

  第一章　初夏の弔問
  第二章　小窓尾根
  第三章　それぞれの運命
  第四章　残骸
  第五章　山の呼び声

• 内容紹介

  過酷な状況に豹変した
  “魔の山”を生き延びる－
  極限の世界を描いた山岳小説
  
  この大自然の海原の中で、人間の無力さを全身で悟る。今はこんなにも穏やかで、こんなにも簡単にこの場に立つことができるのに、ひとたびそれが変貌するや否や、一瞬にして人の命は散る。あの時はもがけども、もがけども何も変わらず、あがけども、あがけどもその大自然の摂理に響くことはなかった。どんなに強く念じても、どんなに激しく抵抗しても、大いなる天地の営みはどこまでも普遍だったのだ。

• 著者について

  原岳 (ハラガク)
  神奈川県出身。山岳ガイド、会社員。
  登山を愛好する両親のもと、幼少の頃から登山に親しむ。初めての登山は3 歳で、5 月残雪期に北八ヶ岳／高見石へ登る。その後も毎年継続的に山行を重ね、学生時代に社会人山岳会に所属。国内外の諸ルートを登攀するとともに北アルプス丸山東壁、谷川岳／一ノ倉沢等の新規クライミングルート開拓にも参加。その後、公益社団法人日本山岳ガイド協会の山岳ガイドステージⅡ、スキーガイドステージⅡ資格を取得し、バリエーションルート、沢登り、高難度縦走・ピークハント、アイスクライミング、バックカントリースキーなど、季節を通じてオールラウンドにガイド活動に携わっている。趣味はピアノ演奏。

小窓の王 [単行本] の商品スペック