イスラームからつなぐ〈6〉思想と戦略 [全集叢書]

イスラームからつなぐ〈6〉思想と戦略 [全集叢書] の 商品概要

• 目次

  総　論　イスラーム思想の戦略的可変性（山根　聡：シリーズ編者）
  
  第Ⅰ部　戦略としての思想、思想の戦略的展開
  第1章　在外シリア人と受け入れ社会のコネクティビティ（青山弘之：東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授／ジアド・アルアフマド）
  第2章　インドネシア多数派がめざす「寛容なイスラーム」の変遷（菅原由美：大阪大学大学院人文学研究科教授）
  第3章　パキスタンにおける政治思想と戦略（山根　聡：シリーズ編者）
  
  第Ⅱ部　非ムスリムとの関係性を探る
  第４章　ムハンマド・アリー政権のシリア支配に見える関係構築（藻谷悠介：大阪大学大学院人文学研究科特任研究員）
  第５章　英領期ミャンマー・ラカイン北部の「移民」ムスリム（池田一人：大阪大学大学院人文学研究科准教授）
  第６章　インド・ムスリムと民主主義（中溝和弥：京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教授）
  第７章　ムスリムNGOによる信頼とコネクティビティの再構築（アヌプリヤー・シャルマー／マリー・ラール）
  
  第Ⅲ部　ジェンダーと戦略
  第８章　日本に生きるムスリム女性たちのアイデンティティ交渉（工藤正子：立教大学観光学部教授）
  第９章　イスラームにおける男女平等論の展開（後藤絵美：シリーズ編者）
  第10章　信頼とムスリム女性の地域移動（ファーイザ・ムハンマッディーン）

• 内容紹介

  19世紀以降の近代化の動きに対して、ムスリムは受容、あるいは反発と多様な対応をし、非ムスリムとの関係も揺れ動いた。アラブ、東南アジア、南アジア、日本など世界各地のムスリム・非ムスリム関係の事例を検討しつつ、そこに現れるムスリムの思想と行動の戦略性と信頼構築の実態を明らかにする。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  山根 聡(ヤマネ ソウ)
  １９６４年生。大阪大学大学院人文学研究科教授。博士（京都大学、地域研究）。ウルドゥー文学、南アジア・イスラーム論

• 著者について

  山根　聡 (ヤマネ　ソウ)
  大阪大学大学院言語文化研究科教授
  1964年生まれ。大阪外国語大学外国語学部卒、パキスタン・パンジャーブ大学大学院ウルドゥー文学研究科修了。博士（地域研究）。著書は『４億の少数派――南アジアのイスラーム』（山川出版社、2011年）、『アフガニスタン史（新装版）』（共著、河出書房新社、2021年）、『食から描くインド――近現代の社会変容とアイデンティティ』（共著、春風社、2019年）。

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