病原菌と人間の近代史―日本における結核管理 [単行本]
    • 病原菌と人間の近代史―日本における結核管理 [単行本]

    • ¥7,150215 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年8月2日土曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009004003930

病原菌と人間の近代史―日本における結核管理 [単行本]



ゴールドポイントカード・プラスのクレジット決済で「書籍」を購入すると合計12%ゴールドポイント還元!合計12%還元書籍の購入はゴールドポイントカード・プラスのクレジット決済がお得です。
通常3%ゴールドポイント還元のところ、後日付与されるクレジット決済ポイント(1%)と特典ポイント(6%)、さらにご利用明細WEBチェックにご登録いただくと2%追加して合計12%ゴールドポイント還元!詳しくはこちら

価格:¥7,150(税込)
ゴールドポイント:215 ゴールドポイント(3%還元)(¥215相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年8月2日土曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:人文書院
販売開始日: 2025/01/29
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

病原菌と人間の近代史―日本における結核管理 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「結核の潜在性」をめぐる認識と実践。結核の全人口的な感染が予期された近代日本社会において、感染後の身体はいかに統御されるのか。結核史における「潜在的なもの」を主題化することで、結核の顕在的な側面に焦点があてられてきた従来の見方を再構成し、新たな視座を提示する。
  • 目次

    序章  
    第一章 日本における結核研究と結核認識の体系
     1 結核菌の発見と欧州の結核病論  
     2 日本における結核病学の黎明と、結核と近代化をめぐる問い  
     3 日本結核病学会の設立と結核疫学の進展  
     おわりに――文明と野蛮の狭間で  

    第二章 戦前期の通俗医学書を通じた結核発病予防の啓発
     1 初期の通俗医学書と個人衛生  
     2 『肺病予防療養教則』と発病予防の提唱  
     3 結核との関係を調整する  
     4 結核発病予防と精神衛生  
     5 日本結核予防協会「結核予防小冊子」からみる発病予防の浸透  
     おわりに――結核菌を飼いならす  

    第三章 戦前・戦中期日本における結核予防と「体質」概念
     1 結核と体質をめぐる通俗医学書の記述  
     2 産児制限、虚弱児童対策における「体質」概念の適用
     3 「結核を感受しやすい体質」の存在への疑問  
     4 日本における体質医学の興隆と新たな「体質」概念の模索  
     おわりに――異常から個体差へ  

    第四章 公立結核療養所と「隔離」の社会的機能の追求
     1 結核の塵埃感染説と喀痰の「隔離」  
     2 公立結核療養所の設置と「隔離」をめぐる議論
     3 「療養所無用論」と公立結核療養所の役割の模索  
     4 「予防医学」にもとづいた結核対策への移行  
     おわりに――療養所から保健所へ  

    第五章 戦時期における集団検診と全人口的な結核管理の構想
     1 結核の初感染発病説と「集団検診」研究  
     2 国民体力法と結核集団検診の制度化  
     3 集団検診の啓発と「既感染健康者」  
     4 結核発病予防としての疲労管理  
     おわりに――「健康者」をつくりだす  

    第六章 戦時期におけるBCG集団接種と全人口的な免疫獲得の模索
     1 日本における結核ワクチン研究の黎明期
     2 戦時期におけるBCGの組織的研究  
     3 BCGの集団接種と全人口的な免疫獲得   
     おわりに――感染者に擬態する  

    終章  

    あとがき  
    初出一覧  
    参考文献  
    人名索引  
    事項索引 
  • 内容紹介

    「結核の潜在性」をめぐる認識と実践

    結核の全人口的な感染が予期された近代日本社会において、感染後の身体はいかに統御されるのか。結核史における「潜在的なもの」を主題化することで、結核の顕在的な側面に焦点があてられてきた従来の見方を再構成し、新たな視座を提示する。

    近代社会において人口の多くが結核に感染するという認識が、近代化を遂行しようとしていた日本でどのように共有され、そのような認識にもとづいた結核予防がどのようにしてつくられてきたのかについては、これまで通時的な考察がなされてこなかった。それに対して本書は、近代社会の多くの人々を潜在的な結核病者とする認識およびそうした認識にもとづく身体管理の構築を、日本の結核史を構成する重要な要素として記述した。本書が試みたのは、結核史における潜在的なものの主題化であり、病気による死や苦痛が顕在化しないときをめぐる思考や実践の歴史を跡づけることである。(「終章」より)

    ◎目次
    第一章 日本における結核研究と結核認識の体系
     1 結核菌の発見と欧州の結核病論  
     2 日本における結核病学の黎明と、結核と近代化をめぐる問い  
     3 日本結核病学会の設立と結核疫学の進展  
     おわりに――文明と野蛮の狭間で  

    第二章 戦前期の通俗医学書を通じた結核発病予防の啓発
     1 初期の通俗医学書と個人衛生  
     2 『肺病予防療養教則』と発病予防の提唱  
     3 結核との関係を調整する  
     4 結核発病予防と精神衛生  
     5 日本結核予防協会「結核予防小冊子」からみる発病予防の浸透  
     おわりに――結核菌を飼いならす  

    第三章 戦前・戦中期日本における結核予防と「体質」概念
     1 結核と体質をめぐる通俗医学書の記述  
     2 産児制限、虚弱児童対策における「体質」概念の適用
     3 「結核を感受しやすい体質」の存在への疑問  
     4 日本における体質医学の興隆と新たな「体質」概念の模索  
     おわりに――異常から個体差へ  

    第四章 公立結核療養所と「隔離」の社会的機能の追求
     1 結核の塵埃感染説と喀痰の「隔離」  
     2 公立結核療養所の設置と「隔離」をめぐる議論
     3 「療養所無用論」と公立結核療養所の役割の模索  
     4 「予防医学」にもとづいた結核対策への移行  
     おわりに――療養所から保健所へ  

    第五章 戦時期における集団検診と全人口的な結核管理の構想
     1 結核の初感染発病説と「集団検診」研究  
     2 国民体力法と結核集団検診の制度化  
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    塩野 麻子(シオノ アサコ)
    1995年生まれ。立命館大学大学院先端総合学術研究科先端総合学術専攻一貫制博士課程修了。博士(学術)。現在、立命館大学衣笠総合研究機構専門研究員。専門は医学史、科学技術史
  • 著者について

    塩野 麻子 (シオノ アサコ)
    【著者】塩野 麻子(しおの・あさこ)
    1995年生まれ。立命館大学大学院先端総合学術研究科先端総合学術専攻一貫制博士課程修了。博士(学術)。現在、立命館大学衣笠総合研究機構専門研究員。専門は医学史、科学技術史。論文に、「戦時期日本における結核集団検診と「既感染健康者」の生成」(『科学史研究』)など。

病原菌と人間の近代史―日本における結核管理 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:人文書院
著者名:塩野 麻子(著)
発行年月日:2025/01/30
ISBN-10:4409520946
ISBN-13:9784409520949
判型:A5
発売社名:人文書院
対象:専門
発行形態:単行本
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:300ページ
縦:22cm
横:15cm
厚さ:3cm
重量:590g
他の人文書院の書籍を探す

    人文書院 病原菌と人間の近代史―日本における結核管理 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!