貴腐薔薇(水の家ブックス) [単行本]

貴腐薔薇(水の家ブックス) [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  老いに抗いながら過去の恋、突き上げてくる激情と性への執着、破滅への衝動と闘い続ける、その終着点は美の極致か幻か…

• 内容（「BOOK」データベースより）

  トッカータとフーガ；ルーアンの長い一日；貴腐薔薇；虚空山病院；贖贄庭園

• 内容紹介

  老いに抗いながら
  過去の恋、突き上げてくる激情と性への執着
  破滅への衝動と闘い続ける
  その終着点は美の極致か幻か……
  
  
  青年時代に小説を書いていたが、途中で才能への疑問を覚え挫折し休筆した。
  心の奥底に燻り続けていた文学への想いが再燃したのは、七十歳のとば口が見えた瞬間だった。個人の生や愛や死の想念が未知の深淵に墜落していく時、いかに激しく輝くかに気づいた僕は再び筆を執らずにはいられなかった。人間の苦しみや喜びや悲しみ、怒りが僕の脳裏に渦巻いた。僕は彼等を愛しエゴイストと呼んだ。心優しきエゴイストたち、と。

• 著者について

  井本元義 (イモト モトヨシ)
  1943年生まれ　九州大学物理学科卒
  新潮新人賞候補 「鉛の冬」
  福岡市文学賞 『花のストイック』
  文芸思潮まほろば賞 「トッカータとフーガ」
  仏政府主催　仏語俳句大会グランプリ賞
  日本ペンクラブ会員　福岡日仏協会理事

貴腐薔薇(水の家ブックス) [単行本] の商品スペック