学力と評価の戦後史―学力論争・評価論争は教育の何を変えたのか [単行本]
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学力と評価の戦後史―学力論争・評価論争は教育の何を変えたのか [単行本]



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出版社:ミネルヴァ書房
販売開始日: 2025/01/27
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学力と評価の戦後史―学力論争・評価論争は教育の何を変えたのか の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    二〇二五年は一九四五年の戦後教育のスタートから八〇年を迎える。「戦後の新教育批判が基礎学力の問題から出発した」と言われるように、戦後教育は学力論争・評価論争に終始した。「学力」か「ゆとり」かという二項対立で、学力論・評価論は両者の狭間で揺れてきた。学力論争・評価論争では何が議論され、教育の何を変えたのか、そのあゆみを通して考察する。
  • 目次

    刊行に寄せて 占領期から今日まで八〇年間の教育の歩みを学力論・評価論から吟味検討する(梶田叡一)

    序 章 学力とゆとりの狭間で揺れた戦後教育を検証する


     第Ⅰ部 戦後教育における私の学びと教え
    第1章 児童生徒時代と教師時代
     1 少年期と学校生活の記憶
     2 教職への入職と教師としてのあゆみ

    第2章 学力問題と評価問題の背景となる戦後教育の展開
     1 コース・オブ・スタディとしての戦後学習指導要領と学力観の変遷
     2 二〇〇〇年以降の学習指導要領と学力観


     第Ⅱ部 戦後の学力と学力論争

    第3章 学力論争の戦後史
     1 「学力」概念と学力問題
     2 戦後新教育と学力低下批判
     3 学力テストの混乱と学力モデル提案の時代

    第4章 一九七〇年代「落ちこぼれ」問題と学力論争
     1 「落ちこぼれ・落ちこぼし」問題の生起
     2 「落ちこぼれ・落ちこぼし」問題の原因の分析と解決方法
     3 坂元と鈴木・藤岡の学力論争(「七五論争」)
     4 学力問題解決を目指した民間教育研究団体の誕生

    第5章 「新学力観」をめぐる論争
     1 「新学力観」誕生の経過
     2 「新学力観」への批判
     3 「海面に浮かぶ氷山としての学力」モデル

    第6章 一九九〇年代末期の高等教育からの学力低下論
     1 多様な立場からの学力低下論
     2 一九九八年の学習指導要領の改訂と「学力低下」批判の背景
     3 多様な立場からの学力低下論
     4 「良好」から「学びのすすめ」へ方針変更した文部省
     5 一九九〇年代末期からの学力低下論争のまとめ

    第7章 PISAショックと全国学力調査の再開
     1 PISAショックとPISA型学力論争
     2 PISAショックの影響を受けた全国学力・学習状況調査の開始
     3 全国学力・学習状況調査は悉皆か抽出かという議論
     4 学力と家庭との関係から学力格差の問題を分析する
     5 近代の学力の二項対立からの脱皮を


     第Ⅲ部 戦後の評価改革と評価論争

    第8章 戦後教育評価論のあゆみ
     1 教育評価の歴史は指導要録の歴史
     2 学習指導の効果を上げるための考査へ
     3 「考査」にこだわった文部省の青木誠四郎の評価論
     4 「評価」へ転換した小見山栄一による一九五一年版学習指導要領
     5 学籍簿は指導の原簿としての指導要録へ改訂

    第9章 相対評価を定着させた橋本重治の評価論
     1 「指導のための評価」を出発点にした初期の評価論
     2 相対評価の根拠となる正規分布曲線

    第10章 相対評価の矛盾と到達度評価論の誕生
     1 「落ちこぼれ」、通知表等評価問題の噴出
     2 相対評価に対する教育心理学者たちの姿勢
     3 相対評価批判と到達度評価の実践提言
     4 矛盾を到達度評価と相対評価の折衷案で解決しようとした橋本

    第11章 目標に準拠した評価への原動力になったブルームと梶田の評価論
     1 ブルームと梶田に関する著作
     2 日本におけるブルーム理論の受容
     3 アメリカ教育学会の研究から開発されたタキソノミーとブルームの理論
     4 梶田の評価論の発展過程

    第12章 内申書・指導要録開示請求論争
     1 「オール3」の通知表の出現と通知表論争
     2 内申書・指導要録の情報開示請求問題
     3 学校現場に広がる到達度評価
     4 個人情報は開示すべしと変化した内申書・指導要録問題
     5 内申書も目標に準拠した評価へ
     6 京都府教育委員会の到達度評価の取り組み

    第13章 一九八〇年指導要録改善協力者会議における評価論争
     1 梶田対金井の激論が毎回続く指導要録改善協力者会議
     2 新聞各紙は到達度評価導入を画期的と報道
     3 到達度評価導入の社会的背景と歴史的意義

    第14章 文部省の新学力観の提言と学力論と評価論の一体的論争
     1 中教審答申の「自己教育力」の育成
     2 文部省の「自己教育力」と梶田の「自己学習の構えと力」論
     3 「海面に浮かぶ氷山としての学力」モデル
     4 氷山型学力モデルをめぐる態度主義論争

    第15章 二〇〇〇年代の学習指導要領の改訂と教育評価の改善
     1 一九九八年版学習指導要領と総合的な学習の評価
     2 ポートフォリオ評価の紹介から真正の評価へ
     3 二〇一〇年版指導要録の改訂と教育科学研究会からの批判
     4 新学習指導要領における評価と二〇一九年版指導要録の改訂
     5 二〇一九年版指導要録の論点の整理
     6 教育評価論争のおわりに


    あとがき
    引用・参考文献
    戦後教育年譜
    人名・事項索引
  • 出版社からのコメント

    「詰め込み教育」か「ゆとり教育」か。戦後80年、日本の学校教育のあゆみから新機軸を見通す。
  • 内容紹介

    2025年は1945年の戦後教育のスタートから80年を迎える。「戦後の新教育批判が基礎学力の問題から出発した」と言われるように、戦後教育は学力論争・評価論争に終始した。「学力」か「ゆとり」かという二項対立で、学力論・評価論は両者の狭間で揺れてきた。学力論争・評価論争では何が議論され、教育の何を変えたのか、そのあゆみを通して考察する。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    古川 治(フルカワ オサム)
    1948年大阪府生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科修士課程修了。大阪府箕面市立萱野小学校教諭、止々呂美中学校校長、豊川南小学校校長、箕面市教育センター所長、甲南大学教授などを経て、現在、ERP教育綜合研究所研究員
  • 著者について

    古川 治 (フルカワ オサム)
    2024年12月現在
    ERP教育綜合研究所研究員

学力と評価の戦後史―学力論争・評価論争は教育の何を変えたのか の商品スペック

商品仕様
出版社名:ミネルヴァ書房
著者名:古川 治(著)
発行年月日:2025/02/01
ISBN-10:4623097897
ISBN-13:9784623097890
判型:B6
対象:専門
発行形態:単行本
内容:教育
言語:日本語
ページ数:368ページ
縦:20cm
横:13cm
厚さ:2cm
重量:480g
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