丹沢の自然再生 [単行本]

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丹沢の自然再生 [単行本]

木平 勇吉(ほか編)勝山 輝男(ほか編)田村 淳(ほか編)山根 正伸(ほか編)羽山 伸一(ほか編)


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価格:¥6,285(税込)
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出版社:日本林業調査会
販売開始日: 2012/11/20
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丹沢の自然再生 [単行本] の 商品概要

  • 目次

    はじめに(木平勇吉) 3

    第1編 水源林の再生(編者:木平勇吉) 17
    はじめに(木平勇吉) 19
    第1章 水源林の働き(木平勇吉) 21
    1 体験から知る水源林 21
    2 目に見える水源林の荒廃 21
    3 水源かん養機能の仕組み 22
    4 水源林を管理する方法 24
    5 社会的共通資本としての水源林 25
    第2章 災害の履歴とその影響(内山佳美) 27
    1 関東大震災 27
    2 昭和47年7月豪雨 30
    3 災害を発生させる要因 31
    4 過去からの災害の影響 34
    5 水源林再生に必要な時間軸の視点 35
    第3章 水源林の防災・国土保全機能(石川芳治) 37
    1 シカの過密化と人工林の荒廃 37
    2 シカの食害による林床植生の衰退と土壌侵食 40
    3 森林における土壌侵食の防止方法 46
    4 山地における土砂災害と防災・減災の考え方 51
    5 水源林の役割 54
    第4章 水源林の水質形成機能(戸田浩人) 61
    1 森林土壌と林床植生の働き 61
    2 人工林の林相修復作業 63
    3 森林施業による水質の変化 65
    4 渓流への養水分の流出 67
    5 健全な生態系を創造する流域管理 69
    第5章 水源域における人工林管理 73
    人工林の歴史とこれからの施業(木平勇吉) 73
    1 人工林がつくられた歴史的な背景 74
    2 人工林の管理放棄と荒廃の経緯 77
    3 人工林の公的管理と役割 79
    4 これからの人工林施業 80
    5 まとめ 81
    森林機能の階層性と管理の手法(園原和夏) 83
    1 森林機能の階層性と管理の方針 83
    2 林分の管理目的とゾーニング 84
    コラム●草刈り十字軍との出会い(川又正人) 88
    第6章 水源林再生のための制度 91
    かながわ水源の森林づくり(稲本克也) 91
    1 「かながわ水源の森林づくり」とは 91
    2 水源林の確保について 92
    3 水源林の整備について 93
    4 「水源の森林づくり」を担当して 94
    水源環境保全税制と県民参加(長谷川朝恵) 97
    1 事業の検討過程の概要 97
    2 県民参加を推進する「参加型税制」 99
    3 県民参加を実現する場「県民会議」 100
    4 「参加型税制」のさらなる充実に向けて 101
    5 おわりに 106
    秦野市の地下水利用管理政策(佐藤裕一・中野伸子・佐土原聡・及川敬貴) 108
    1 秦野市のあらまし 108
    2 地下水利用管理政策のこれまで 110
    3 水源林と地下水の関係 113
    4 地球環境と防災を一体化した政策の必要性 115
    サントリー「天然水の森」(山田健) 119
    1 工場で使う地下水は森でかん養する 119
    2 「天然水の森」の設定に先立つ調査 120
    3 天然水の森 丹沢自然再生プロジェクト 123
    コラム●放棄された財産区林の効用(佐藤好延) 129
    第7章 丹沢は相模湾の恋人(泉桂子) 131
    1 水源林としての丹沢の可能性 131
    2 農業用水利用者による丹沢保全 132
    3 漁業者による丹沢保全 133
    4 まとめ 134

    第2編 ブナ林の再生(編者:勝山輝男、田村淳) 137  
    はじめに(田村淳) 139
    第1章 森林生態系と生物多様性(勝山輝男) 141
    1 生物多様性 141
    2 生物多様性の危機 145
    3 生物多様性の保護と持続的な森林管理 147
    第2章 丹沢の森林とその植物相(勝山輝男) 149
    1 植生から見た丹沢 149
    2 植物の分布からみた丹沢 156
    コラム●丹沢の植物の思い出(城川四郎) 161
    第3章 植生に及ぼすヒトの影響(田村淳・羽太博樹) 163
    1 花粉分析による神奈川の植生変遷史 164
    2 近世以降の森林利用 165
    3 昭和20年代以降の森林・林業政策の変遷と丹沢 169
    4 時代を生き抜いてきた丹沢の巨木 177
    第4章 ブナ林・モミ林の衰退(越地正) 183
    1 ブナ林の衰退の経緯 183
    2 ブナ林の衰退原因 187
    3 モミ林の衰退の経緯 197
    4 モミ林の衰退原因 200
    コラム●空中写真で見るブナ林の衰退(鈴木透) 204
    第5章 環境の推移とともに変わる昆虫相(高桑正敏) 207
    1 序論:昆虫相から見た生物地理  207
    2 本論:環境の推移とともに変わる昆虫相   210
    コラム●ブナハバチの発見(山上明) 221
    コラム●ブナハバチの大発生の秘密を探る(谷脇徹) 223
    第6章 ブナ林・モミ林の保全と再生(田村淳) 225
    1 ブナ林とモミ林の再生目標  225
    2 ブナ林とモミ林の特徴   226
    3 ブナ林・モミ林の保護と再生技術  229
    4 ブナ林・モミ林、ほかの自然林に生育する希少植物の保護 233
    第7章 人工林の広葉樹林への転換と渓畔林の再生(田村淳) 237
    1 人工林の広葉樹林への転換の背景 237
    2 針広混交林化と広葉樹林化の事例 238
    3 人工林の広葉樹林化への課題 244
    4 おわりに 245
    コラム●スケッチからみた丹沢の未来(中西のりこ) 246

    第3編 野生動物との共生(編者:山根正伸、羽山伸一) 249
    はじめに(山根正伸) 251
    第1章 野生動物との共生とは何か(羽山伸一) 255
    1 再び野生動物と向き合う世紀へ 255
    2 クマまでが住宅地に 255
    3 拡大する野生動物の分布域 256
    4 新たな問題~外来動物 257
    5 シカ問題 257
    6 丹沢再生 258
    第2章 丹沢の野生動物問題 261
    丹沢で見られる外来種(加藤ゆき) 261
    1 外来種とは? 261
    2 外来種と法律 262
    3 丹沢で確認されている外来種 262
    4 人間と一緒に山を登る帰化植物 262
    5 着実に分布域を広げる外来動物 263
    6 なぜ外来種は問題か? 265
    7 外来種対策の課題 266
    ニホンザルの生態と管理(岡野美佐夫) 267
    1 丹沢とニホンザル 267
    2 近年の調査状況  267
    3 ニホンザルの分布および群れ数・個体数 267
    4 生息環境 269
    5 利用環境 269
    6 被害状況 270
    7 管理の現状と今後の課題 271
    渓流魚の危機(勝呂尚之) 273
    1 渓流魚に関する調査の概要 273
    2 渓流魚から見た東丹沢と西丹沢 274
    3 ヤマメやイワナの食事メニューと周辺環境 274
    4 堰堤と渓流魚 278
    5 丹沢の渓流魚の在来系統群 279
    6 渓流魚が生息できる環境の復元に向けて 280
    第3章 シカの管理 283
    奥山に登ったシカ(山根正伸) 283
    1 丹沢のシカ 283
    2 3度も起こったシカ問題 283
    3 シカ問題の生態学的理解 290
    4 問題解決と再発防止に向けて 292
    ニホンジカ保護管理事業(永田幸志・羽太博樹) 296
    1 山地帯でシカを安定的に生息させるために 296
    2 神奈川県ニホンジカ保護管理計画 296
    3 保護管理事業の内容 299
    4 成果と課題、今後の方向性 302
    森林整備とシカ保護管理の一体的推進(山根正伸) 304
    1 シカとの新たな共存に向けて 304
    2 水源の森林づくり事業の躓き 305
    3 水源林整備とシカ保護管理の一体的推進 307
    4 今後の課題 310
    第4章 ツキノワグマの生態と保護 313
    丹沢に暮らすクマを追って(羽澄俊裕) 313
    1 行動圏の追求 313
    2 個体数の推測 314
    3 南関東地域のツキノワグマと丹沢 315
    食性から考えるツキノワグマの保護(長縄今日子) 317
    1 丹沢のツキノワグマの食性 317
    2 クマの生息環境としての丹沢 319
    3 里での被害対策とクマ特有の問題 320
    4 登山者とクマの遭遇 322
    5 ツキノワグマが暮らせる丹沢をいつまでも 322
    コラム●ツキノワグマとの出会い(松井貞臣) 323
    第5章 鳥類相の保全(山口善盛) 327
    1 丹沢山地の鳥類相 327
    2 鳥類を脅かす要因 327
    3 姿を消しつつある鳥類 330
    4 今後の課題 333
    第6章 中小型哺乳類の生息環境と生態(若代彰路) 335
    1 中小型哺乳類が暮らせる丹沢へ 335
    2 生息地を結ぶ天然丸木橋 335
    3 小型哺乳類の生息環境 337
    4 シカ密度の増大と林床植生の変化が及ぼす影響 343
    5 丹沢の自然を再生する方策 344
    第7章 野生動物との共生に向けた情報解析(鈴木透) 347
    1 情報を集約・共有する;GISを用いた情報の地図化と共有 347
    2 現状を評価する;野生動物と自然環境の空間分析 350
    3 対策・政策を練る;課題を解決するための意思決定支援 353

    第4編 地域社会の再生(編者:糸長浩司) 359  
    はじめに(糸長浩司) 361
    第1章 里山社会の再生をめざして(糸長浩司) 363
    1 東日本大震災の衝撃をどう受け止めるか 363
    2 自然と折り合いをつける人間環境づくり 364
    3 「風土化した自然」を手入れして育む 364
    4 里山文化の温故知新 365
    5 縄文と弥生の文化融合としての里山 365
    6 コモンズ空間としての里山 366
    7 里山社会の自立的再生の方向 367
    第2章 丹沢大山の地域社会の姿 369
    地域の特徴(糸長浩司) 369
    1 概要 369
    2 人口 370
    3 産業 372
    4 農業 373
    5 森林・林業 374
    6 観光 375
    里山社会の暮らしの多様性(栗原伸治) 378
    1 旧8市町村の特徴 378
    2 暮らしの曼荼羅 382
    野生動物による被害実態と住民意識(日暮晃一 ・糸長浩司・鈴木教子) 383
    1 調査の概要 383
    2 農作物被害状況 383
    3 野生動物被害対策 387
    4 今後の課題 388
    第3章 森林・林業の課題と複合再生ビジョン(富村周平) 389
    1 森林・林業の課題 389
    2 複合再生ビジョン 394
    第4章 県民の丹沢観 397
    森林環境と木材利用の意識(糸長浩司) 397
    1 川上、川下をつなぐデザイン力 397
    2 アンケート結果からみる県民意識 398
    3 まとめ 401
    キャンプ利用者の意識(藤沢直樹) 403
    1 エコツーリズムへの移行に向けて 403
    2 利用者の特徴とキャンプの魅力 403
    3 環境維持・再生活動への参加意識 404
    4 今後の課題 406
    登山者の丹沢観(藤沢直樹) 407
    1 オーバーユースへの懸念 407
    2 登山者にとっての丹沢大山の魅力 407
    3 自然環境への保全意識 408
    4 丹沢版エコ登山を確立するために 409
    5 今後の課題 411
    県民の風景観(糸長浩司・杉浦高志) 412
    1 風景の価値とは 412
    2 校歌にみる丹沢風景 412
    3 都市住民の山岳山麓風景意識 413
    4 今後の課題 417
    第5章 自立と協働による地域再生 419
    住民参加による総合調査(糸長浩司) 419
    1 地域密着型の社会実験的な調査 419
    2 個別の調査手法 420
    官民協働でのワークショップとフォーラム(奥村玄) 423
    1 市町村ワークショップの目的と概要 423
    2 ワークショップの内容と成果 423
    3 地域再生フォーラム 426
    4 全体的な成果 427
    登山団体による登山道環境整備活動(鈴木茂) 428
    1 みろく山の会について 428
    2 登山道整備活動 428
    3 登山道巡視活動 430
    4 高校生の登山道補修体験 430
    5 今後の展望や課題 431
    寄地区の地域自立アクション(日暮晃一・堀田志津子) 432
    1 限界集落の存続に向けて 432
    2 寄の地域問題 432
    3 住民による地域マネジメントの展開 433
    4 地域再生マネジメントシステムの構築と課題 439
    第6章 エコツーリズムと環境教育 441
    丹沢大山地域の環境教育活動(田畑伊織) 441
    1 調査の目的 441
    2 アンケート調査の概要 441
    3 アンケート結果 442
    4 今後に向けた課題 443
    小学校での環境教育(藤沢直樹) 448
    1 児童期からの環境教育の重要性 448
    2 アンケート調査の概要 448
    3 環境教育の場としての活用状況 449
    4 教育委員会へのヒアリング調査結果 451
    5 今後の課題 451
    里山再生の市民活動(藤沢直樹) 453
    1 里山再生活動の活発化に向けて 453
    2 里山整備に取り組む団体の抱える課題と展望 453
    3 ネットワーク化に対する意識 454
    4 BTCV的ネットワーク組織構築への考案 455
    5 丹沢版BTCVの提案 456
    第7章 地域の再生活動の事例 459
    旧藤野町篠原の里/廃校活用(糸長浩司) 459
    1 地域住民主体の山麓地域づくりの意義 459
    2 「篠原の里」の概要 459
    3 「篠原の里」の組織活動 460
    4 「篠原の里」の課題 461
    5 子どもの成長環境としての意義 462
    6 保育の場としての評価 463
    7 まとめ 464
    伊勢原の里山再生NPO活動(藤沢直樹) 465
    1 地域外発型の取り組み 465
    2 NPO伊勢原森林里山研究会 465
    3 日向地域坊中・高橋地区「石雲寺の森」での森林整備 466
    4 樹林地整備を越えて地域づくりへ 467
    5 今後の課題 468
    西丹沢のエコツーリズム(吉田直哉) 470
    1 丹沢から発信しよう!本当のエコツーリズム 470
    2 盛り上がった担い手育成 471
    3 エコツアーの拠点整備 471
    4 丹沢のエコツーリズムのこれから 472
    コウノトリと共生する地域づくり(藤沢直樹) 474
    1 コウノトリが再びはばたく 474
    2 コウノトリも住める環境づくりへ 474
    3 コウノトリ野生復帰事業への地域住民団体の参加 476
    4 今後の課題 477
    ツシマヤマネコとの共生地域づくり(關正貴・糸長浩司) 478
    1 国境の島 478
    2 ツシマヤマネコとその保護の取り組み 478
    3 ツシマヤマネ
  • 出版社からのコメント

    丹沢山地で進められている自然再生プロジェクトをまとめた貴重な1冊。市民力で自然と森を甦らせるための新しいバイブル。
  • 内容紹介

    丹沢山地で進められている自然再生プロジェクトの全貌をまとめた貴重な1冊。「市民力」で自然と森を甦らせるための新しいバイブルです。オールカラー。

丹沢の自然再生 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:日本林業調査会
著者名:木平 勇吉(ほか編)/勝山 輝男(ほか編)/田村 淳(ほか編)/山根 正伸(ほか編)/羽山 伸一(ほか編)
発行年月日:2012/11/20
ISBN-10:4889652256
ISBN-13:9784889652253
判型:B5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:農林業
言語:日本語
ページ数:612ページ
縦:26cm
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