貧困とは何か―「健康で文化的な最低限度の生活」という難問(ちくま新書) [新書]
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貧困とは何か―「健康で文化的な最低限度の生活」という難問(ちくま新書) [新書]



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出版社:筑摩書房
販売開始日: 2025/02/07
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貧困とは何か―「健康で文化的な最低限度の生活」という難問(ちくま新書) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    貧困とは「お金がないこと」だと思っている人は多い。では生きていくための最低限のお金さえあれば貧困ではないのか?貧困の定義は実は時代ごとに課題にぶつかり、形を変えてきた。貧困層を劣った人間と見なす優生思想、男女差別を前提とした家族主義、子どもを救うに値する/しないに選別する投資の論理、貧困を努力の問題に還元する自己責任論…。気鋭の研究者が、「貧困」概念をめぐる議論と問題点を整理し、「貧困」が今もなくならないのはなぜかという根本的な問いに対峙する。
  • 目次

    はじめに ―― 「健康で文化的な最低限度の生活」から考え始める
    貧困とは何か?/いのちのとりで裁判/「健康で文化的な最低限度の生活」/本書の構成

    序章 貧困とは何か?
    映画『MINAMATA』と貧困/「貧困線」の危険性/貧困とは具体的にどういうものか?/貧困の概念は社会とともに変わる/貧困が存在しない社会とは/「貧困=あってはならない生活状態」/貧困はいつ生まれたのか?

    第1章 生きていければ「貧困」じゃない? ―― 絶対的貧困理論
    貧困理論が生まれた社会的背景/資本家と労働運動/暴動が起こらない最低ライン/「食べられるか否か」という貧困線/個人の生活への介入/「真の労働者」とは誰か?/批判されるべきブースの理論/「階級」と「階層」/地方都市での貧困調査/栄養と貧困/肉体的生存と社会的生存/「何とか食べていける」人は貧困か?/空腹を満たすこと、栄養を充たすこと/食事とは社会参加でもある

    第2章 家族主義を乗り越えるために ―― 相対的貧困理論
    「相対的貧困理論」の誕生/貧困と社会参加/「男性として」「女性として」の差別性/概念拡大の社会的背景/「社会正義」の成立/「貧困消滅論」対「新しい貧困」/労働者階級と労働党政権/戦時下での激しい労働運動/社会保障制度の充実と経済成長/「近代家族主義」という限界/サザエさんの「近代家族主義」を乗り越えるために/「貧困とはお金がないこと」は正しいか?/貨幣はなぜ権力を持つのか?

    第3章 ベーシック・サービス、コモン、社会的共通資本 ―― 社会的排除理論
    「貧困」概念のさらなる拡大/「社会的排除」とは/社会的排除概念の特徴/自由が制限されるのはどういう状況か?/差別とは何か?/二つの差別/「社会的排除」概念の定義と補足/「社会的排除」概念に対する否定的な評価/「社会的排除」批判への再批判/ベーシック・サービスへと至る道/ベーシック・サービス、社会的共通資本、コモン/資本主義批判か、新自由主義批判か

    第4章 「子どもの貧困」に潜む罠 ―― 「投資」と「選別」を批判する
    貧困観の貧困/「子どもの貧困」と自己責任論/「子どもの貧困」と家族主義/投資に値する人間、値しない人間/投資アプローチと競争の激化/子どもの「権利」を考える/権利アプローチにおける「人間モデル」と「参加」

    第5章 「貧困」は自分のせいなのか? ―― 「階級」から問い直す
    「既にある貧困への対策」と「貧困そのものの根絶」/「階層」から貧困を考える/「階級」から貧困を考える/当たり前過ぎて意識されない「階級」/所有することのできない状態とは何か?/生産は資本のためか、社会のためか/資本主義の起源にある暴力/「貧困は他人事ではない」の本当の意味/幸せを願うほど貧困になる社会/「貧乏」と「貧困」はどう違うのか?/「昔はみんな貧乏だった」は何を意味しているのか?/下への競争/就労支援と再分配/「貧困の原因は本人にある」という自己責任論/社会的排除と貧困理論

    終章 貧困のない社会はあり得るか?
    「あってはならない状態」という意識の広がり/社会運動と「貧困」概念の拡大/社会の構造に目を向ける/逃げ出す、従わないという運動/脱出・不服従を実践する/「貧困のない社会」とは何か?/資本主義的な自由から真の自由へ

    あとがき
    参考文献
  • 出版社からのコメント

    生きてさえいければ貧困ではないのか? 気鋭の研究者が、時代毎に変わる「貧困」の問題点を整理し、かみ合わない議論に一石を投じる
  • 内容紹介

    ◎生きてさえいければ貧困じゃない?
    ◎社会には救うべき人と救わなくてもいい人がいる?
    ◎貧困から抜け出せないのは努力が足りないから?

    「貧困」の定義は時代によって違う!
    議論はなぜかみ合わないのか?

    貧困とは「お金がないこと」だと思っている人は多い。では生きていくための最低限のお金さえあれば貧困ではないのか? 貧困の定義は実は時代ごとに課題にぶつかり、形を変えてきた。貧困層を劣った人間と見なす優生思想、男女差別を前提とした家族主義、子どもを救うに値する/しないに選別する投資の論理、貧困を努力の問題に還元する自己責任論……。気鋭の研究者が、「貧困」概念をめぐる議論と問題点を整理し、「貧困」が今もなくならないのはなぜかという根本的な問いに対峙する。

    図書館選書
    生きてさえいければ貧困ではないのか? 気鋭の貧困理論研究者が、時代ごとに変わる「貧困」という概念をめぐる問題点を整理し、かみ合わない議論に一石を投じる
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    志賀 信夫(シガ ノブオ)
    宮崎県日向市出身。大分大学福祉健康科学部准教授。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了、博士(社会学)。NPO法人「結い」理事。専門は、貧困理論、社会政策。「貧困とは何か」について研究し、「いのちのとりで裁判」において意見書を執筆、大阪地裁、岡山地裁に有識者証人として出廷
  • 著者について

    志賀 信夫 (シガ ノブオ)
    志賀 信夫(しが・のぶお):宮崎県日向市出身。大分大学福祉健康科学部准教授。一橋大学社会学研究科博士後期課程修了、博士(社会学)。NPO法人「結い」理事。専門は、貧困理論、社会政策。「貧困とは何か」について研究し、いのちのとりで裁判において意見書を執筆、大阪地裁、岡山地裁に有識者証人として出廷。著書に『貧困理論の再検討――相対的貧困から社会的排除へ』(法律文化社、2016年)、『ベーシックインカムを問いなおす――その現実と可能性』(共編著、法律文化社、2019年)、『なぜ基地と貧困は沖縄に集中するのか――本土優先、沖縄劣後の構造』(共著、堀之内出版、2022年)、『貧困理論入門――連帯による自由の平等』(堀之内出版、2022年)、『漂流するソーシャルワーカー??福祉実践の現実とジレンマ』(共編著、旬報社、2024年)などがある。

貧困とは何か―「健康で文化的な最低限度の生活」という難問(ちくま新書) の商品スペック

商品仕様
出版社名:筑摩書房
著者名:志賀 信夫(著)
発行年月日:2025/02/10
ISBN-10:4480076697
ISBN-13:9784480076694
判型:新書
発売社名:筑摩書房
対象:一般
発行形態:新書
内容:社会
言語:日本語
ページ数:224ページ
縦:18cm
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