グレアム・グリーンの小説―宗教と政治のはざまの文学 [単行本]

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グレアム・グリーンの小説―宗教と政治のはざまの文学 [単行本]

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出版社:音羽書房鶴見書店
販売開始日: 2004/02/01
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グレアム・グリーンの小説―宗教と政治のはざまの文学 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    本書の第一部では、激動の二〇世紀を生き抜いたグレアム・グリーンの一九四〇年代(三十六歳)以降の文学作品を中心に考察する。中心課題は作家グリーンの見果てぬ夢の原点を探ることであった。その中核となるのは宗教と政治を結ぶ接点の模索であり、さらには神的愛と人間的愛との相克を見極めることであった。彼は単なる「カトリック作家」とか、世界を駆けめぐる「行動的政治作家」という一般的枠組みで縛られるような存在ではなく、宗教、政治など多様な分野に挑戦し、矛盾した諸契機を止揚しようと悪戦苦闘した思索家であった。以上の視点を軸として、多様な行動軌跡に惑わされることなくグリーンの作家的原点を煮詰めた。第二部ではグリーンと同時代の英米、さらに日本の文学界の状況にも焦点をあて、客観的なグリーンの文学位置づけをしようとした。これによって「二〇世紀文学」へのグリーンの文学的貢献の多寡を問うた。
  • 目次(「BOOK」データベースより)

    現代小説史上のグリーン
    カトリック小説三部作―模索する神の栄光
    『権力と栄光』―遠藤周作におけるカトリシズムと比較して
    『事件の核心』―通俗小説との接点
    『第三の男』―映画からみえるもの
    『情事の終り』―小説技法の実験
    『おとなしいアメリカ人』―政治モラルとの葛藤
    『ハバナの男』―政治音痴への警鐘
    『燃え尽きた人間』―愛と信仰の真空をめぐって
    『喜劇役者たち』―グレアム・グリーンにおける悲劇の構想〔ほか〕
  • 内容紹介

    [内容]
    第Ⅰ部は主に中期以降の作品を取り上げた16編の論考を収め、個々の作品世界とその成立背景を検証し、グリーン・ワールドの特質を探る。第Ⅱ部はグリーンを論ずる上でも避けて通ることの出来ない「文学者と社会」との関連を述べた4編の論考を収める。

    [目次」
    [第Ⅰ部]序章-現代小説史上のグリーン/カトリック小説三部作/『権力と栄光』/『事件の核心』/『第三の男』/『情事の終り』/『おとなしいアメリカ人』/『ハバナの男』/『燃え尽きた人間』/『喜劇役者たち』/『叔母との旅』/『名誉領事』/『ジュネーブのドクター・フィッシャー』/『キホーテ神父』/『キャプテンと敵』/『人間的要因』
    [第2部]1930年代英国文芸思潮の推移/1930年代の知識人と「バージェス・マクレーン事件」との関連/西欧作家のアジアへの視点/ジョージ・オーウェルとグレアム・グリーン/参考文献/索引
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    宮本 靖介(ミヤモト セイスケ)
    1936年生まれ。61年、大阪市立大学大学院修了。現在、龍谷大学教授

グレアム・グリーンの小説―宗教と政治のはざまの文学 の商品スペック

商品仕様
出版社名:音羽書房鶴見書店
著者名:宮本 靖介(著)
発行年月日:2004/02/25
ISBN-10:4755302242
ISBN-13:9784755302244
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:外国文学その他
言語:日本語
ページ数:300ページ
縦:21cm
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