疫病と人文学―あらがい、書きとめ、待ちうける [単行本]
    • 疫病と人文学―あらがい、書きとめ、待ちうける [単行本]

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疫病と人文学―あらがい、書きとめ、待ちうける [単行本]



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出版社:岩波書店
販売開始日: 2025/03/01
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疫病と人文学―あらがい、書きとめ、待ちうける [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    私たちを不意打ちしたパンデミックに対して、人文学は無力だったのだろうか。―そうではない。私たちは過去の歴史に、あるいは人類の英知に、学ぶことができる。同じ過ちと苦しみを繰り返さないために―一三人の執筆者が、コロナ禍によってもたらされた傷を書きとめ、未来へと紡ぐ。暗中模索する人文学の、いまひとたびの挑戦。
  • 目次

    序章 暗中模索の人文学――つぎの疫病に向けて……………藤原辰史
     1 はざまの人文学
     2 終わりきらないコロナ禍
     3 歴史に学ぶ
     4 第一次世界大戦と疫病
     5 政治災害としてのコロナ禍
     6 人文学の課題としての疫病

    Ⅰ 疫病の現場から

    罰を受ける母親たち――コロナ禍が映し出すジェンダー不平等とケアの危機……………直野章子
     はじめに――追い詰められる母と子
     1 ケアに向かう女たち
     2 ジェンダー格差とケア・ペナルティ
     3 ケアに背を向ける社会
     4 ケアの広がり――自立神話に抗して
     おわりに

    水際のインターセクショナリティ――わたしの身体のコロナ、汚れ敗北した、アーカイヴとしての……………新井 卓
     はじめに
     1 「ステイホーム」の身体、蚕と千人針と虱
     2 パンデミック下のわたしの立場性――日本の〈水際〉で家族と引き裂かれる
     3 ヘルシンキの汀で、汚染と敗北、そして自由
     4 ベルリンとパレスチナの〈水際〉
     おわりに

    「健康」を賭した選択――予防接種の歴史からの問い……………香西豊子
     はじめに
     1 江戸時代の疫病と対処法
     2 種痘の一世紀
     3 予防接種の「副反応」の再発見
     おわりに

    パンデミック下における仏教諸派の変貌――教義・法要・葬儀の観点から……………リュウシュ マルクス
     はじめに
     1 仏教と疫病の小史
     2 各宗派のパンデミックに対する声明とその教義的背景
     3 コロナ禍における法要の目的と法要のスタイルの変容
     4 変わりゆく葬儀とコロナ禍が及ぼした影響
     おわりに――コロナ禍を刷新のチャンスと捉えて

    Ⅱ 過去から現在を投影する

    受肉化された「公衆」――近代日本の衛生における「公」と「私」……………香西豊子
     はじめに
     1 「往来」の衛生
     2 「公衆衛生」への疑義
     3 「Hygiene」の日本的展開
     おわりに

    日本資本主義のなかの流行性感冒……………小堀 聡
     はじめに
     1 流行性感冒の被害と対策・影響
     2 資本は流行性感冒をどうみたか
     3 個別企業からみる流行性感冒
     おわりに

    手洗いと石鹸の一〇〇年――統治されない身体の可能性へ……………岩島 史
     はじめに――新型コロナウイルスパンデミックと石鹸・手洗い
     1 日本における「手洗い」のはじまり
     2 戦後の手洗いと石鹸
     おわりに

    感染症予防啓発のメディア史――戦前日本の衛生映画に注目して……………藤本大士
     はじめに――メディアを駆使して感染症対策を広める
     1 戦前日本における衛生映画の興隆
     2 衛生映画はどこで誰のために上映されたのか
     3 衛生映画は誰が製作したのか
     4 衛生映画の限界
     おわりに――感染症対策と動画メディアの今昔

    近世後期天草の疱瘡体験――流行病が村や個人にもたらしたもの……………東  昇
     はじめに
     1 せまりくる疱瘡への村の対応――「慶助崩」が遺したもの
     2 翻弄されても生き抜く――家・個人それぞれの影響
     3 個人に体験された疱瘡――庄屋の妻「上田さほ」の養生記録から
     おわりに

    Ⅲ 他者との遭遇と変貌

    ウイルスの変容、ヒトの変容――いたちごっこと因果関係の循環……………粂田昌宏
     はじめに
     1 ウイルスの拡散と変容
     2 コロナウイルスの生活サイクルと変異
     3 ウイルスの変容とヒトの変容のいたちごっこ
     4 いたちごっこの行く末
     おわりに――いたちごっこはおわらない

    「軍事空間」としてのパンデミック――COVID-19とマラリア……………瀬戸口明久
     はじめに
     1 計算される世界――感染症数理モデルの誕生
     2 監視される世界――感染症サーベイランスの誕生
     おわりに――ペスト・天然痘・マラリア

    手の不穏な物神性――あいまいで多義的な手洗いについて……………酒井朋子
     はじめに
     1 清潔の文化史における例外的な身体部位としての手
     2 手の不穏なエージェンシーと伝染
     おわりに

    驚きを待ち受ける――人間‐野生の関係と人獣共通感染症……………石井美保
     はじめに
     1 「人類への警鐘」としてのパンデミック
     2 感染症に対処する社会の技術
     3 感染症への対処と生政治
     4 人と野生との関係
     5 驚きを待ち受ける
     おわりに

    終章 「死者」からみる疫病……………香西豊子
     はじめに――疫病の「なぜ」と「どのように」
     1 近世期における医薬の領域の拡大
     2 伝播する病原体、人体という器
     3 「死者」を数える近代
     おわりに

     あとがき……………編  者
  • 出版社からのコメント

    コロナ禍とは何だったのか。一三人の執筆者が、厄災によってもたらされた傷を書きとめる。未来へ繋げるための、人文学の挑戦。
  • 内容紹介

    私たちを不意打ちしたパンデミックに対して、人文学は無力だったのだろうか。そうではない。私たちは過去の歴史に、あるいは人類の英知に学ぶことができる。同じ過ちと苦しみを繰り返さないために──一三人の執筆者が、コロナ禍によってもたらされた傷を書きとめ、未来へ紡ぐ。暗中模索する人文学の、いまひとたびの挑戦。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    藤原 辰史(フジハラ タツシ)
    京都大学人文科学研究所准教授。専門は農業思想史、環境史

    香西 豊子(コウザイ トヨコ)
    佛教大学社会学部現代社会学科教授。専門は医学史、医療社会学
  • 著者について

    藤原 辰史 (フジハラ タツシ)
    藤原辰史(ふじはら たつし)
    京都大学人文科学研究所准教授.専門は農業思想史,環境史.主な著書として『分解の哲学――腐敗と発酵をめぐる思考』(青土社,2019年),『決定版 ナチスのキッチン――「食べること」の環境史』(共和国,2016年)など.

    香西 豊子 (コウザイ トヨコ)
    香西豊子(こうざい とよこ)
    佛教大学社会学部現代社会学科教授.専門は医学史,医療社会学.主な著書として『種痘という〈衛生〉――近世日本における予防接種の歴史』(東京大学出版会,2019年),『流通する「人体」――献体・献血・臓器提供の歴史』(勁草書房,2007年)など.

疫病と人文学―あらがい、書きとめ、待ちうける [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:藤原 辰史(編)/香西 豊子(編)
発行年月日:2025/02/27
ISBN-10:4000223186
ISBN-13:9784000223188
判型:A5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:歴史総記
言語:日本語
ページ数:358ページ
縦:21cm
横:15cm
厚さ:2cm
重量:484g
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