在日朝鮮人作家金鶴泳の文学と思想 [単行本]
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在日朝鮮人作家金鶴泳の文学と思想 [単行本]



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出版社:その他
販売開始日: 2025/02/27
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在日朝鮮人作家金鶴泳の文学と思想 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    在日朝鮮人文学で圧倒されたのは、登場人物の、日本文学では出会ったことのない人物像であった。大抵の場合、彼らは、日本人の蔑視、差別に遭いながらも、人間性豊かに逞しく生きていく姿を見せていた。そしてなによりも、彼らがその境遇から抜け出すためにも、在日であるからこそ民族の魂の拠り所として、分断している祖国の統ーを希求する姿は眩いほどであった。そんな中に、金鶴泳がいた。政治と文学が大きなテーマであったその時代、当時の知識人は近代日本における「罪」の部分、すなわち侵略戦争であり植民地支配であり差別問題であり格差問題を見極めながら思索を深めた。沢部さんの論文の背後に、一九六〇年代におけるそうした知識人の姿勢を垣間見る。在日朝鮮人であり、吃音者であり、作家であること。暴力的な父への憎悪と彼への経済的依存、北と南のはざま、アルコールへの深い依存など、いくつものまた裂き状態が生々しく浮かび上がる本書の構成はすばらしい。
  • 目次

    序 章 思想の変遷をたどって

    第一部 初期から学究期の小説:『凍える口』から『まなざしの壁』まで
        第一章 『凍える口』に見る初期の思想
        第二章 『緩衝溶液』『遊離層』『弾性限界』に見る青春像
        第三章 『まなざしの壁』と金嬉老事件

    第二部 中期の作家活動と国籍移行:『錯迷』から『剥離』まで
        第四章 『錯迷』と模索
        第五章 「在日朝鮮人」として生きる道
        第六章 統一日報社との二足の草鞋

    第三部 晩年とその死:『郷愁は終り、そしてわれらは――』から『土の悲しみ』まで
        第七章 創作の苦しみ
        第八章 死の間際まで続いた連載小説
        第九章 遺稿『土の悲しみ』から伝わってくること

    終 章 今日、金鶴泳を読むということ

    補 遺 小説『錯迷』と国籍の変更

    解 説 竹内栄美子
    日本語文学としての在日朝鮮人文学/本書金鶴泳研究の特徴/著者沢部清さんのこと
      
    あとがきに代えて 信田さよ子 
    競合的関係の出発点/一九六〇年代末の学生時代/リスペクトと誇り 他
  • 出版社からのコメント

    在日朝鮮人文学は、一九六〇年代に至り、急激に存在感を示すようになった。
    そんな中に、金鶴泳がいた。――本文より
  • 内容紹介

    今だからこそ、金鶴泳を読む。

    金鶴泳(きん・かくえい、キム・ハギョン)は、1938年群馬県生まれ。東京大学工学部工業化学科を卒業後、同大学院に進む。大学院博士課程在学中の1966年、『凍える口』で文藝賞を受賞。大学院を中退し作家の道に。『石の道』『夏の亀裂』『冬の光』『鑿』がそれぞれ芥川賞候補となる。作品の多くに、吃音者、在日朝鮮人二世という自身の等身大の青年が登場する。1985年1月4日、群馬県の実家で自死。享年46。


    ***


    在日朝鮮人文学は、一九六〇年代に至り、急激に存在感を示すようになった。
    在日朝鮮人文学で圧倒されたのは、登場人物の、日本文学では出会ったことのない人物像であった。大抵の場合、彼らは、日本人の蔑視、差別に遭いながらも、人間性豊かに逞しく生きていく姿を見せていた。そしてなによりも、彼らがその境遇から抜け出すためにも、在日であるからこそ民族の魂の拠り所として、分断している祖国の統一を希求する姿は眩いほどであった。
    そんな中に、金鶴泳がいた。――本文より


    政治と文学が大きなテーマであったその時代、当時の知識人は近代日本における「罪」の部分、すなわち侵略戦争であり植民地支配であり差別問題であり格差問題を見極めながら思索を深めた。沢部さんの論文の背後に、一九六〇年代におけるそうした知識人の姿勢を垣間見る。――竹内栄美子「解説」より


    在日朝鮮人であり、吃音者であり、作家であること。暴力的な父への憎悪と彼への経済的依存、北と南のはざま、アルコールへの深い依存など、いくつものまた裂き状態が生々しく浮かび上がる本書の構成はすばらしい。――信田さよ子「あとがきに代えて」より

    図書館選書
    在日朝鮮人文学は、一九六〇年代に至り、急激に存在感を示すようになった。
    在日であるからこそ民族の魂の拠り所として、分断している祖国の統一を希求する姿は眩いほどであった。
    そんな中に、金…
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    沢部 清(サワベ キヨシ)
    1946年、岐阜県に生まれる。東京大学経済学部を卒業後、エネルギー関連企業に就職する。同社代表取締役会長を務めたのちに退職し、在日朝鮮人文学の研究を志して宇都宮大学大学院へ。同大学院修士課程修了後、明治大学大学院文学研究科日本文学専攻に入学し、研究を継続する。2024年、同大学院博士後期課程在学中に永眠
  • 著者について

    沢部 清 (サワベ キヨシ)
    1946年、岐阜県に生まれる。東京大学経済学部を卒業後、エネルギー関連企業に就職する。同社代表取締役会長を務めたのちに退職し、在日朝鮮人文学の研究を志して宇都宮大学大学院へ。同大学院修士課程修了後、明治大学大学院文学研究科日本文学専攻に入学し、研究を継続する。2024年、同大学院博士後期課程在学中に永眠。

    竹内 栄美子 (タケウチ エミコ)
    明治大学文学部教授。博士(人文科学)、専門は日本近代文学。1960年、大分県に生まれる。お茶の水女子大学大学院博士課程単位取得退学。お茶の水女子大学助手、千葉工業大学教授を経て現職。著書に『中野重治と戦後文化運動』(論創社)、『女性作家が書く』(日本古書通信社)、『戦後日本、中野重治という良心』(平凡社新書)、共編著『中野重治・堀田善衞往復書簡 1953-1979』(影書房)、共編著『堀田善衞研究論集』(桂書房)などがある。

    信田さよ子 (ノブタ サヨコ)
    公認心理師、臨床心理士、原宿カウンセリングセンター顧問、(公社)日本公認心理師協会会長。1946年、岐阜県に生まれる。お茶の水女子大学大学院修士課程 修了。駒木野病院勤務、嗜癖問題臨床研究所付属原宿相談室室長を経て、1995年 原宿カウンセリングセンターを設立。アルコール依存症、摂食障害、ひきこもり、ドメステ ィック・バイオレンス、児童虐待に悩む人やその家族のカウンセリングを行ってきた。著 書に、『母が重くてたまらない』(春秋社)、『選ばれる男たち』(講談社現代新書)、『カウ ンセラーは何を見ているか』(医学書院)、『家族と国家は共謀する』(角川新書)、『タフラブ 絆を手放す生き方』(dZERO)などがある。

在日朝鮮人作家金鶴泳の文学と思想 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:dZERO
著者名:沢部 清(著)
発行年月日:2025/02/21
ISBN-10:4907623771
ISBN-13:9784907623777
判型:46判
発売社名:dZERO
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:253ページ
縦:20cm
横:13cm
厚さ:2cm
重量:340g
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