経済的人間と規範意識―法学と経済学のすきまは埋められるか(学術選書 法哲学) [全集叢書]
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経済的人間と規範意識―法学と経済学のすきまは埋められるか(学術選書 法哲学) [全集叢書]



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出版社:信山社
販売開始日: 2025/01/30
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経済的人間と規範意識―法学と経済学のすきまは埋められるか(学術選書 法哲学) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    法と広義の経済学。人間モデルにおける規範意識の位置。法と経済学/私的秩序(所有権・契約・民事責任)/リスク・IT社会・企業・国家/ハイエクの法理論。
  • 目次

    『経済的人間と規範意識―法学と経済学のすきまは埋められるか』

      嶋津 格(千葉大学名誉教授) 著


    【目 次】

    序にかえて

    ◆第Ⅰ部◆「法と経済学」をめぐって

    ◆第1章 経済的人間と規範意識

    第1節 取引費用
    第2節 規範意識をもつ人間
     1 ルールに従う動物
     2 規範の進化論
     3 ディレンマの解消?
     4 ウェーバーによる宗教と経済
    第3節 取引費用再論
     1 集合的カント主義
    第4節 R.コースのA. スミス論―人間モデルへの補論

    ◆第2章 経済学の洞察と法学―「法と経済学」を論ず

    第1節 序 論
     1 法学と経済学の総合領域―思想史の中で
     2 「法と経済学」の登場
    第2節 「法と経済学」の衝撃
     1 契約の自由に対する制限の効果
      ・非良心性による契約の効力否定―余計なお世話か?
      ・他の事例
     2 不法行為法
      ・コースの定理の仮定とその意義―法学はいらない?
    第3節 推論の前提にあるもの
     1 金銭評価可能性
     2 豊かさの,拡大と分配の局面の分離可能性
      ・パレート基準
      ・カルドア=ヒックス基準
     3 人間モデル
    第4節 暫定的結論
     1 演繹的法解釈論としての法と経済学
     2 法哲学としての法と経済学
     3 法学徒の教養としての法と経済学

    ◆第3章 法と経済―総括コメントの試み

     学術大会「法と経済―制度と思考法をめぐる対話」における
     1 八代報告
     2 井堀報告
     3 鈴村報告
     4 亀本報告
     5 おわりに

    ◆第Ⅱ部◆所有権・契約・民事責任―私的秩序の構成要素

    ◆第4章 所有権は何のためか

    第1節 はじめに―歴史的に生成した制度の目的または機能を論じること
    第2節 効  率
     1 ホッブズ:パレート的効率
     2 進化論的効率
     3 現代的論点
     4 所有者のいない悲劇
     5 譲渡可能性
    第3節 決定権の分散化
     1 共同体的所有の悲劇
     2 決定権の分散化としての私的所有
     3 市場の交換ネットワーク
    第4節 規範的所有権論にむけて―基本的問題群

    ◆第5章 進化論的契約論素描

    第1節 はじめに
     1 「約束はなぜ義務づけるのか」は真正な問か
     2 意思説・信頼説・関係説……
    第2節 遂行的発話としての約束とその背後
     1 背後のルール
     2 約束による義務の「創造」
    第3節 制度の生成
     1 なぜ約束の制度が成立するか
     2 進化論的説明
    第4節 ヒュームによる説明
     1 コンヴェンションによる守約義務の発生
     2 社会の必要と利益
     3 制度的事実
    第5節 契約の制度とその進化
     1 約束の制度と「意思の自由」
     2 創造の自由と選択の自由
     3 新類型の発生と淘汰
     4 契約における自由
    第6節 要  約

    ◆第6章 不法行為法における「不運」の位置について

    第1節 はじめに
    第2節 不法行為法の目的
     1 法の普遍性
     2 行動制御への誘因
     3 保険=コストを伴う不安の回避
    第3節 不法行為責任拡大の限界
     1 「残念ながらあなたとの保険契約はお断りします」
     2 「保険の危機」の原因
     3 第三当事者保険の限界
     4 精神的損害
    第4節 おわりに

    ◆第Ⅲ部◆現代社会のテーマ群

    ◆第7章 リスクと「安全・安心」

    第1節 はじめに
    第2節 イデア的世界でのリスク対応
    第3節 現実世界で
    第4節 リスク評価の「誤り」―「心配」の過小と過大
    第5節 民主主義下のリスク対応
    第6節 安全と区別される「安心」の問題
    第7節 おわりに―主観世界における不安への対応
     1 ストア派
     2 仏 教

    ◆第8章 IT社会の規範的考察―知財法を中心に

    第1節 はじめに:「情報社会の秩序問題」(2001年度日本法哲学会)
    第2節 知的財産権は何のためか―その1
    第3節 知的財産権は何のためか―その2
    第4節 IT社会―その1:フリーソフト
    第5節 IT社会―その2:クリエイティブ・コモンズなど
    第6節 おわりに

    ◆第9章 規制緩和・民営化は何のためか―国家の位置を考える

    第1節 企業の経営 
    第2節 計画経済からグローバル市場へ
    第3節 官から民へ
    第4節 国家の役割

    ◆第10章 ロールズの平等妄執(obsession)を抉る

    第1節 はじめに
    第2節 市民の社会的協働と所得分配
    第3節 分配的正義
    第4節 基礎構造と社会的協働スキーム
     1 解釈a
     2 解釈b
    第5節 市場について
    第6節 デザート論

    ◆第Ⅳ部◆ハイエク研究余滴

    ◆第11章 F. A. ハイエク(1985年)―忘却の淵から蘇った自由主義の不死鳥

    第1節 法哲学者ハイエク
    第2節 ハイエクの略歴
    第3節 自生的秩序
    第4節 自由の法―ノモス

    ◆第12章 『法と立法と自由』第1巻の解説

    第1節 解説Ⅰ:イデオローグ・ハイエク(1987年)
    第2節 解説Ⅱ:自由と秩序を両立させる規範のコスモロジー(2007年)
     1 基本的訳語の変更―その背景的理解
     2 「立法議会」が制定する法はノモスかテシスか?
     3 ハイエクの抑うつ,その他
     4 「法の支配」の理解と日本国憲法

    ◆第13章 理性の射程(1992年)―ハイエク社会理論における立法の位置

    第1節 社会主義批判―ハイエク社会哲学の出発点
    第2節 知識の利用―自由
    第3節 立 法

    ◆第14章 ハイエクと社会福祉(2004年)

    第1節 二つの見方
    第2節 自由の体制と法―不人情の擁護
    第3節 国家の役割―夜警国家を超えて
    第4節 累進課税の否定
    第5節 社会保障
    第6節 結論にかえて

    ◆第15章 ハイエクの法理論に関する一試論(1980年)

    第1節 序 論
    第2節 秩序と法
     1 正しい行為のルール
     2 進化論的な合理性の概念
     3 法と目的
     4 立法の役割
    第3節 おわりに

    ・文 献
    ・初出一覧
  • 内容紹介

    ◆判断の結果が実際の社会の中でどのような帰結をもたらすか ― 法学(規範を考える)と経済学(因果を考える)の隙間に関連する論文(第Ⅰ~Ⅲ部)と、ハイエクに関するエッセー(第Ⅳ部)を収載。第一人者による待望の書◆
    【本書の概要】第Ⅰ部:「法と経済学」をめぐって/第Ⅱ部:所有権・契約・民事責任―私的秩序の構成要素/第Ⅲ部:現代社会のテーマ群/第Ⅳ部:ハイエク研究余滴
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    嶋津 格(シマヅ イタル)
    千葉大学名誉教授。1949年京都府生まれ、東京大学大学院法学政治学研究科修了。法学博士
  • 著者について

    嶋津 格 (シマヅ イタル)
    千葉大学名誉教授

経済的人間と規範意識―法学と経済学のすきまは埋められるか(学術選書 法哲学) の商品スペック

商品仕様
出版社名:信山社出版
著者名:嶋津 格(著)
発行年月日:2025/01/20
ISBN-10:4797282916
ISBN-13:9784797282917
判型:A5
発売社名:信山社出版
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:法律
言語:日本語
ページ数:280ページ
縦:22cm
横:16cm
厚さ:2cm
重量:507g
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