ジャワ王宮舞踊―無形文化遺産の伝承 [単行本]

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ジャワ王宮舞踊―無形文化遺産の伝承 [単行本]



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出版社:風響社
販売開始日: 2025/03/10
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ジャワ王宮舞踊―無形文化遺産の伝承 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    インドネシア芸能の伝承を探る。古都ジョクジャカルタの王宮に伝わり、常に政治・文化の中心にあった舞踊。伝統の保持と近代化の間で翻弄されながら踊り手たちが伝承してきたプロセスを、彼らの語りと古文書の渉猟から立体的に解明。生まれては消える無形文化の伝承を、ジャワのコスモロジーと思考様式のなかで追った貴重な試み。
  • 目次

    口絵

    プロローグ:ジャワ芸能へのいざない

    ●序説

    第1章 インドネシアの国家と無形文化遺産のあり方

       一 無形文化遺産の伝承
       二 調査地の概要と調査対象
       三 インドネシアの国民文化創生とジョクジャカルタ王宮舞踊
       四 先行研究
       五 研究方法と調査の概要
       六 本書の構成
       七 インドネシア語・ジャワ語のカタカナ表記

    第2章 ジャワ社会の価値体系と王宮舞踊

       一 ジャワ人の生き方:アルス(洗練)とカサル(粗野)
       二 神と調和するための王宮舞踊
       三 女性群舞にみる調和概念と振る舞い

    第3章 ジョクジャカルタ王宮舞踊の概要

       一 王宮舞踊の技術
       二 王宮舞踊の種類
       三 関連するジャワ諸芸能

    ●第1部 ジョクジャカルタ王宮舞踊の発展の歴史

    第4章 王宮内:歴史を刻む

       一 インド文化との融合:「古のジャワの理想型」の誕生
       二 オランダ植民地下の王宮舞踊(1578~1945年頃)
       三 神聖な任務:過酷な上演と厳しい稽古

    第5章 王宮外:ナショナリズムによる王宮舞踊の大衆化

       一 ナショナリズムと王宮舞踊
       二 初の民間舞踊団体:クリド・ブクソ・ウィロモ
       三 民族学校タマン・シスワ

    ●第2部 踊り手たちの回顧の語り(国家独立~1970年頃)

    第6章 旧貴族中心の舞踊活動:精神を満たす舞踊

       一 王宮と王宮母体の舞踊団体の誕生(1950年)
       二 王宮舞踊の学習システム:変化と維持
       三 王宮舞踊を学ぶことの意義
       四 踊ることへの責任感
       五 王宮舞踊の閉鎖性と不人気

    第7章 無形文化遺産概念への気づき:観光芸能への批判

       一 担い手不在の文化創造
       二 不自然な基調報告
       三 紛糾した質疑応答:王宮舞踊の「遺産」とはなにか

    ●第3部 王宮舞踊の大衆化──秘伝の公開と女性の活躍(1970~1998年頃)

    第8章 秘伝の精神論の公開

       一 伝承の失敗と講演の試み
       二 秘伝の精神論の講演録
       三 文化の戦略的記述と上演

    第9章 踊り手サスミント・ディプロと舞踊創作

       一 生い立ち
       二 舞踊伝承の決意:サスミント・ディプロのスピーチ
       三 女性舞踊の創作

    第10章 舞踊コンテスト

       一 ゴレの公式化
       二 舞踊コンテスト
       三 舞踊劇スンドラタリ・フェスティバル

    第11章 観光芸能の功罪

       一 ジョクジャカルタにおける観光芸能の状況
       二 ホスト・ゲスト重視型:サスミント・ディプロの観光芸能(1981)
       三 ゲスト偏重型:「心づくし」の観光芸能(1992)

    第12章 女性の踊り手の躍進

       一 女性舞踊の意義
       二 女性の進出:王宮舞踊の種類と上演機会
       三 学習システムと教育機関

    ●第4部 新たな伝承のかたち──王家の復権への道程(1998年~)

    第13章 舞踊活動の停滞:踊り手たちへのインタビュー

       一 前期20年の特徴と前時代の文化・観光政策批判
       二 上演機会と舞踊団体・教室
       三 年配・指導者層の踊り手の想い:世代間交流の滞りと閉塞感
       三 若い踊り手の想い:「楽しい」/「残念」
       四 稽古の実態

    第14章 新しいスタイルでの伝承

       一 稽古文化の復活に関する議論
       二 新しい舞踊教室の誕生

    第15章 創造と伝承:王家の文化イニシアティブの復権(2019年~)

       一 王宮の舞踊活動の停滞(1990年前後~2018年)
       二 特別州法の制定(2012年)
       三 風変わりな王宮文化とその指導者(2019)
       四 王宮舞踊のためのYouTube活用戦略
       五 精神論ジョゲッド・マタラムの伝承と新作舞踊の創作

    エピローグ:伝承することとは

       謝 辞

    文献
    資料
    索引


       
  • 出版社からのコメント

    伝統の保持と近代化の狭間で踊り手たちが伝承してきたプロセスを、古文書の渉猟と彼らの語りから立体的に解明。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    岡部 政美(オカベ マサミ)
    同志社女子大学学芸学部音楽学科卒業、大阪市立大学大学院文学研究科アジア都市文化学前期博士課程修了(2004年)・同後期博士課程単位取得退学(2011年)。博士(文学)(2022年)。文化遺産学、音楽学。神田外語大学語学専任講師、国立文化財機構アジア太平洋無形文化遺産研究センター等を経て、大阪公立大学都市文化研究センター研究員

ジャワ王宮舞踊―無形文化遺産の伝承 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:風響社
著者名:岡部 政美(著)
発行年月日:2025/02/28
ISBN-10:4894890445
ISBN-13:9784894890442
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:民族・風習
言語:日本語
ページ数:440ページ
縦:22cm
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