句集 加計比幾 [単行本]

句集 加計比幾 [単行本] の 商品概要

• 目次（「BOOK」データベースより）

  睦月
  如月
  弥生
  卯月
  皐月
  水無月
  文月
  葉月
  長月
  神無月
  霜月
  師走

• 内容紹介

  ◆第七句集
  
  世の中は何が起こるか分かりません。大きなしあわせとは無縁だった自分は、晩年に至り、自分の句業を纏めるという喜びを知ることとなりました。
  （あとがき）
  
  ◆自選十五句
  初富士は天に与せず地に倚らず
  播州の春は里から抜かりなく
  学び舎へ遅日の道は白く細く
  丸顔は花見の客と見做さるる
  父親は粗目の砥石こどもの日
  生き生きて巨樹千年の青時雨
  さりとても手柄話の無き帰省
  廃線は晩夏の先へ延びてをり
  あなどれぬ台風生後三日とて
  とことはに夜は日を追ひ破蓮
  草の穂を風の粗忽が吹き残す
  枯蓮へ死は一枚の素紙のごと
  ドア時に人生の岐路ずわい蟹
  貧困に寒き磁力のやうなもの
  明日はどの面を下げむと大晦日

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  河内 文雄(コウチ フミオ)
  昭和２４年岐阜県飛騨高山にて出生。現在、「銀化」同人　俳人協会会員

• 著者について

  河内文雄 (コウチフミオ)
  昭和24年 岐阜県飛驒高山にて出生
  平成28年 「銀化」入会
  令和2年 第一句集『美知加計』（ふらんす堂）
  令和3年 第二句集『美知比幾』（ふらんす堂）
  令和4年 第三句集『宇津呂比』（ふらんす堂）、第四句集『止幾女幾』（ふらんす堂）、第五句集『真太太幾』（ふらんす堂）
  令和5年 第六句集『安止左幾』（ふらんす堂）
  
  現　在 「銀化」同人　俳人協会会員

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