近・現代日本語謙譲表現の研究(ひつじ研究叢書 言語編) [単行本]
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近・現代日本語謙譲表現の研究(ひつじ研究叢書 言語編) [単行本]



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出版社:ひつじ書房
販売開始日: 2025/03/01
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近・現代日本語謙譲表現の研究(ひつじ研究叢書 言語編) の 商品概要

  • 目次

    序章 本書の目的と方法
    1 背景と動機
    2 先行研究概観と問題の所在
    2.1 敬語研究史概観 謙譲語を中心に
    2.2 文法現象としての把握 松下(1923)・山田(1924)の場合
    2.3 関係規定としての把握 時枝(1941)の場合
    2.4 敬語的人称の設定・素材敬語と対者敬語の二大別 石坂(1944)・辻村(1963)の場合
    2.5 運用面も重視した謙譲語の把握 渡辺(1971)・大石(1976)の場合
    2.6 現代の謙譲語の扱い 菊地(1994)、蒲谷等(1998)の場合
    2.7 ポライトネス理論上の謙譲語の扱い
    3 先行研究からうかがえるもの
    3.1 敬語像の変遷と「謙譲語」という名称
    3.2 敬語の「正しさ」とそこに見られる意識
    3.3 謙譲語の扱いの難しさ
    4 本書の目的と方向性
    5 本書における方法と展開

    I 近・現代における謙譲語の成立と展開
    第1章 現代の謙譲語の成立条件 「お/ご~する」を例に
    1 はじめに
    2 「お/ご~する」成立に関する先行研究
    3 検討方法
    3.1 用いる資料とその性格
    3.2 検討方法の実際
    4 「お/ご~する」成立の条件
    4.1 動詞の分類とタイプ
    4.2 A群
    4.2.1 動詞の語彙的意味と表現としての成立・不成立について
    4.2.2 格表示による働きかけの違いと表現としての自然さ
    4.3 B群
    4.4 C群
    4.5 不成立のもの
    5 考察とまとめ
    6 「お/ご~する」と「お/ご~申し上げる」との比較

    第2章 近・現代の謙譲語の成立と展開1 先行研究と明治・大正期の使用例から
    1 はじめに
    2 先行研究から
    3 資料と方法
    4 明治・大正期の文学作品にみる使用例
    4.1 二葉亭四迷の場合 『浮雲』『其面影』を中心に
    4.2 夏目漱石の場合 主要作品を中心に
    4.3 その他の作家の場合
    5 「お/ご~申す」の位置づけについて
    5.1 従来の位置づけと疑問
    5.2 再考の必要性

    第3章 近・現代の謙譲語の成立と展開2 「お/ご~申す」と「お/ご~する」を中心に
    1 はじめに
    2 先行研究と問題の所在
    3 「お/ご~申す」と「お/ご~する」の使用状況・形式内に入る語
    4 「お/ご~申す」と成立期・現代の「お/ご~する」との違い
    5 考察とまとめ

    第4章 近・現代の謙譲語の成立と展開3 「お/ご~する」への移行と「させていただく」
    1 はじめに
    2 問題の所在と本章の構成
    3 「お/ご~申す」と「お/ご~する」の相違と受影性配慮
    4 「お/ご~する」における表現形の拡張
    5 「させていただく」の成立と展開
    5.1 先行研究
    5.2 「させていただく」の成立と展開
    6 まとめ

    第5章 近・現代の謙譲語の成立と展開4 「お/ご~申す」と「お/ご~いたす」
    1 はじめに
    2 先行研究と両形式の位置づけ
    3 江戸末期の「お/ご~いたす」と「お/ご~申す」
    4 「お/ご~いたす」と「お/ご~申す」の相違と丁寧語共起
    5 考察とまとめ

    第6章 近・現代の謙譲語の成立と展開5 形式の消長と受影性配慮
    1 はじめに
    2 従来の四形式の扱い
    3 「お/ご~申し上げる」と「お/ご~申す」
    4 四形式の使用状況と使用比率
    5 四形式の相違点の整理
    6 考察
    6.1 近代以降の社会状況と敬語システムの変更
    6.2 受影性配慮と謙譲語形の消長・発達との関連性

    第7章 近・現代の謙譲語の成立と展開6 「差し上げる」「てさしあげる」を中心に
    1 はじめに
    2 先行研究とその再検討
    3 現代と明治・大正期の「差し上げる(てさしあげる)」
    4 まとめ

    第8章 近・現代の謙譲語の対象配慮の諸相 受身形と使役形を中心に
    1 はじめに
    2 六形式と受影性配慮の諸相
    3 敬意対象配慮と尊敬語「お~になる」
    4 おわりに

    第9章 謙譲語形式における参与者間の関係性について
    1 はじめに
    2 研究史にみる謙譲語における参与者の関係性
    3 謙譲語における参与者をめぐる問題
    4 まとめ

    第10章 近・現代の謙譲語の成立と展開7 「ていただく」を中心に
    1 はじめに
    2 「ていただく」に関する先行研究と成立期の用法
    3 「ていただく」における用法・機能拡張
    4 「(さ)せていただく」の用法・機能拡張との関係性
    5 おわりに

    II 謙譲語使用に関する意識と今後の変化
    第11章 謙譲語と関連表現にみる「話者認知」という視点
    1 はじめに
    2 従来の方法の問題点と新たな観点の有効性
    2.1 従来の研究の観点と問題点
    2.2 新しい観点による研究の有効性
    3 調査の概要と被調査者の特性
    3.1 調査の概要
    3.2 調査地とその特性
    3.3 調査方法の実際
    4 敬語の今後の変化傾向について

    第12章 謙譲語における話し手の判断の多様性
    1 はじめに
    2 先行研究
    3 調査
    3.1 調査方法等
    3.2 調査対象者の特性
    4 「お/ご~する」「お/ご~される」形に関する認知判断と尊敬語転用
    4.1 「お/ご~する」の認知判断と尊敬語転用
    4.2 「お/ご~される」の認知判断と尊敬語転用
    4.3 認知判断に関するその他の要因
    5 まとめ

    第13章 受益表現と敬意をめぐる問題
    1 はじめに
    2 先行研究
    3 授受補助動詞における受益と恩恵
    3.1 「てくれる」文における受益と恩恵
    3.2 「てもらう」文における受益と恩恵
    4 受益と恩恵に関する新しい視点の有効性
    5 依頼表現にみる「てくれる」文と「てもらう」文
    6 「てくれる」文と「てもらう」文の丁寧度の違い
    7 敬語における上下意識と丁寧度
    8 両形式の丁寧度の違いの発生要因
    9 おわりに

    第14章 謙譲語に関する自然度判断とその要因
    1 はじめに
    2 主な先行研究
    3 調査方法の実際
    4 結果と分析
    5 考察
    6 おわりに

    終章 今後の研究の方向性と課題

    あとがき
    参考文献等一覧
    初出一覧
    索引
  • 内容紹介

    江戸後期から現代にかけて成立した謙譲語について、個々の成立事情とその特徴、背景にある論理とはどのようなものか。各形式はどう変化し、今後どういう方向を辿るのか。本書では補語(敬意対象)への働きかけと被影響の内実について丁寧に分析・検討しつつ、参与者の関係の多様性もふまえた体系的記述を試みる。統計解析の手法も用いて近代以降の謙譲語の成立とその展開に焦点を当てて論じた、初の研究書。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    伊藤 博美(イトウ ヒロミ)
    1965年秋田県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。高等学校教員、東北大学特任教授を経て、岩手県立大学盛岡短期大学部教授
  • 著者について

    伊藤 博美 (イトウ ヒロミ)
    伊藤博美(いとう ひろみ)
    1965年秋田県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。岩手県立大学盛岡短期大学部教授。
    [主な著書・論文]『詳説古典文法』(共著、筑摩書房2012年、同改訂版2021年)、「働きかけの諸相からみた「お/ご~する」の条件」『国語と国文学』第90巻第1号 (2013年)、「言葉の連続性を意識した国語教育と日本語研究」『国語と国文学』第92巻第11号(2015年)、「授受補助動詞における用法・機能拡張-「ていただく」を中心に-」『近代語研究 第二十三集』(2022年)など。

近・現代日本語謙譲表現の研究(ひつじ研究叢書 言語編) の商品スペック

商品仕様
出版社名:ひつじ書房
著者名:伊藤 博美(著)
発行年月日:2025/02/20
ISBN-10:4823412680
ISBN-13:9784823412684
判型:A5
発売社名:ひつじ書房
対象:専門
発行形態:単行本
内容:語学総記
言語:日本語
ページ数:328ページ
縦:22cm
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