グライス語用論の展開―非自然的な意味の探究 [単行本]
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グライス語用論の展開―非自然的な意味の探究 [単行本]



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出版社:ひつじ書房
販売開始日: 2025/03/01
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グライス語用論の展開―非自然的な意味の探究 [単行本] の 商品概要

  • 目次

    はじめに


    第1部 語用論的意味の整理―Griceの視点から―

    第1章 語用論的意味と語用論的意味を生み出す仕組み
    1.1 4つの語用論的意味
    1.2 3つの語用論的な意味を生み出す仕組み
    1.3 語用論的な意味と研究動向

    第2章 Griceの語用論の仕組み
    ―非命題的な言語要素と非命題的な効果(心理的な効果)を組み込んで
    2.1 発話が行うこと:命題的な反応と心理的な反応
    2.2 発話の命題的な内容と命題態度、そして発話の力
    2.3 心理的な反応と非自然的な意味
    2.4 協調の原理:格率の違反から推意が生まれる場合
    2.5 発話の命題とその使われ方の指示が推意を生む場合その1:一般化された会話の推意(generalized conversational implicature)
    2.6 発話の命題とその使われ方の指示が推意を生む場合その2:標準推意(standard implicature)
    2.7 発話の命題とその使われ方の指示が推意を生む場合その3:協調の原理の遵守から心理的な反応の期待が生まれる場合
    2.8 仕組みのまとめ


    第2部 Grice語用論の仕組みの理論的基盤

    第3章 非自然的な意味
    3.1 自然的な意味と非自然的な意味
    3.2 非自然的な意味と心理的な反応の期待
    3.2.1 Grice(1969)の非自然的意味の定義と心理的な反応の期待
    3.2.2 心理的反応の期待と言語理論
    3.3 非自然的な意味と発話の力
    3.3.1 発話の力が非自然的な意味であること
    3.3.2 発話の力、命題態度、そしてwhat is said

    第4章 CIと心理的な効果
    4.1 Griceの考えたCI
    4.2 Bach(1999):CIは神話(myth)である
    4.3 挿入的な要素
    4.4 感情表出的な表現がCIではないこと
    4.5 動的意味論・動的語用論と感情表出的な表現
    4.6 Griceの意味区分のまとめ
    4.7 命題的なuptakeと心理的なuptake


    第3部 個別現象

    第5章 質の格率違反と心理的反応の期待
    5.1 標準推意としての心理的反応の期待
    5.2 質の格率違反と語用論の諸理論

    第6章 不成功の発話
    6.1 準備条件(preparatory condition)による説明
    6.2 心理的に不成功の発話
    6.3 Grice(1989: Prolegomena)とuptakeの条件
    6.4 uptake条件と不成功の発話
    6.5 心理的な反応の期待の予告表現

    第7章 単語レベルでの格率の違反と心理的推意
    7.1 指示表現とライプニッツの法則
    7.2 指示表現と先行研究
    7.3 様態の格率と対立する指示表現
    7.4 指示表現の対立から生まれる心理的推意の具体例
    7.5 感情表出的表現と対立する指示表現

    第8章 呼びかけ語
    8.1 呼びかけ語の概略
    8.2 名前の呼びかけ語
    8.2.1 一般的な傾向と問題点
    8.2.2 量と様態、そして個人レベルでの慣習
    8.2.3 名前による呼びかけ語の特性
    8.3 呼びかけ語と質の格率違反
    8.3.1 概念的指定と感情表出的な指定
    8.3.2 質の格率違反の具体例
    8.3.3 二重の格率違反:皮肉の呼びかけ語
    8.3.4 コーパスからの例

    第9章 ポライトネス理論と心理的反応の期待
    9.1 Brown and Levinson(1987)とその問題点
    9.2 心理的反応の期待としてのポライトネス
    9.3 心理的反応の期待とストラテジーの対応
    9.4 ポライトネスの評価
    9.5 非自然的意味とポライトネス

    引用文献
    おわりに
    索引
  • 内容紹介

    グライスの協調の原理は、命題的な発話から命題的な推意を生み出す仕組みとして理解され広く支持されている。本書では、グライスが提唱するもう1つの重要概念である非自然的な意味を精査することで、非命題的な発話の意味と非命題的な推意の生まれ方を非自然的な意味と協調の原理の相互作用から理解することが可能であることを示す。また、語用論的な意味を可視化する仕組みを提案し、目に見える形で語用論的意味を論じていく。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    平田 一郎(ヒラタ イチロウ)
    東京都練馬区生まれ。1986年埼玉大学卒業。1991年東京都立大学卒業。1994年東京都立大学大学院博士課程退学。2009年カリフォルニア大学サンディエゴ校客員研究員。2011年筑波大学博士(言語学)。現在は学習院大学文学部英語英米文化学科教授
  • 著者について

    平田 一郎 (ヒラタ イチロウ)
    東京都練馬区生まれ。1986年埼玉大学卒業。1991年東京都立大学卒業。1994年東京都立大学大学院博士課程退学。2009年カリフォルニア大学サンディエゴ校客員研究員。2011年筑波大学博士(言語学)。現在は学習院大学文学部英語英米文化学科教授。
    [主な著書・論文]「指示表現のレトリック」(2019年、『語用論研究』)、“Implicatures of vocatives and their theoretical implications.”(2019年、English Linguistics)、Unsuccessful utterances in pragmatics.”(2023年、Journal of Pragmatics)『語彙範疇(Ⅱ)名詞・形容詞・前置詞』(2001年、研究社出版、共著)、『音と形態』(2020年、朝倉書店、共著)、『コメディで学ぶ語用論の基本概念』(2023年、開拓社)など。

グライス語用論の展開―非自然的な意味の探究 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:ひつじ書房
著者名:平田 一郎(著)
発行年月日:2025/02/20
ISBN-10:4823412745
ISBN-13:9784823412745
判型:A5
発売社名:ひつじ書房
対象:専門
発行形態:単行本
内容:語学総記
言語:日本語
ページ数:400ページ
縦:22cm
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