難民レジームと当事者性―「保護される客体」からの脱却 [単行本]
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難民レジームと当事者性―「保護される客体」からの脱却 [単行本]



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出版社:明石書店
販売開始日: 2025/02/14
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難民レジームと当事者性―「保護される客体」からの脱却 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    難民レジームは、難民の当事者性をどう捉えてきたのか。難民をめぐる制度や実践を、国家ではなく難民の視点から問い直す。
  • 目次

     略語一覧

    序章[堀井里子(国際教養大学)]
     はじめに
     第1節 問題の所在
     第2節 本書の意義と特徴
     第3節 本書が提起する主要な論点
     第4節 本書の構成
     おわりに

    第1章 難民レジームの歴史的背景および基本概念[堀井里子(国際教養大学)]
     はじめに
     第1節 難民レジームの歴史的展開
     第2節 難民レジームの制度的特徴
     第3節 難民の当事者性
     おわりに

    第2章 集団安全保障レジームと難民レジームの補完と相克[上野友也(岐阜大学)]
     はじめに
     第1節 難民
     第2節 難民の当事者性
     第4節 レジーム
      第1項 レジームの定義と特徴
      第2項 集団安全保障レジーム
      第3項 難民レジーム
     第5節 レジーム複合体
     第6節 集団安全保障レジームと難民レジーム
      第1項 補完的な関係
      第2項 相克的な関係
      第3項 誰が脅威なのか
     第7節 集団安全保障レジームにおける難民の当事者性
      第1項 難民の当事者性
      第2項 集団安全保障レジームにおける難民の当事者性の剥奪
      第3項 集団安全保障レジームにおける難民の当事者性の推進
     第8節 集団安全保障レジームの衰退と難民レジーム
     おわりに

    第3章 難民レジームにおける《人道主義的支配》とその超克──当事者性回復のための《グローバル異議申立デモクラシー》[大道寺隆也(青山学院大)]
     はじめに──難民レジームにおける「デモクラシーの赤字」
     第1節 難民レジームにおける《人道主義的支配》
      第1項 難民レジームの発展と人道主義
      第2項 難民に対する《人道主義的支配》
     第2節 当事者性回復に向けた理論──《グローバル異議申立デモクラシー》
     第3節 難民の当事者性剥奪とその回復の実践
      第1項 難民の「じりつ(自立/自律)」をめぐる言説と実践──難民主導組織の役割
      第2項 EU域外出入国管理政策に対する異議申立──市民社会の役割
     おわりに

    第4章 国際難民レジームは「終わる」のか?──タンザニアにおける難民の帰還/送還とノン・ルフールマン原則[杉木明子(慶應義塾大学)]
     はじめに
     第1節 分析の視角
     第2節 難民の帰還をめぐる規範
      第1項 難民の帰還とノン・ルフールマン原則
      第2項 ノン・ルフールマン原則と帰還に関する規範をめぐる論争
     第3節 タンザニアにおける難民の帰還
      第1項 難民政策の変遷
      第2項 ブルンジ難民の帰還とノン・ルフールマン原則
      第3項 帰還とノン・ルフールマン原則の履行をめぐる論争
     おわりに

    第5章 「解決策」から難民レジームを再考する──「移動による解決策」の先に[柄谷利恵子(関西大学)]
     はじめに──「難民レジーム」なるものとは
     第1節 解決策から難民レジームをみるとは
      第1項 難民レジームとUNHCR
      第2項 解決と保護
     第2節 恒久的解決策を考える
      第1項 三つの恒久的解決策とは
      第2項 解決策の変遷
     第3節 第三国定住という恒久的解決策
      第1項 第三国定住の現状と課題
      第2項 第三国定住と補完的受け入れ
     おわりに──「実在する」難民レジームは難民になにをもたらすのか?

    第6章 隔離・収容される庇護希望者の「当事者性」──オーストラリアの国外難民収容所からの告発とその影響[飯笹佐代子(青山学院大学)]
     はじめに――「ノイズの主体」としての難民?
     第1節 アリ・ドラニ(ペンネームEaten Fish)──漫画/風刺画による収容実態の告発
      第1項 自身が描く絵の影響力への気づき
      第2項 メルボルンでの初出展
      第3項 受賞、ハンガーストライキ、そして出国へ
     第2節 べフルーズ・ブチャーニー──執筆、映像制作、立てこもり
      第1項 フェイスブック、主要紙への投稿
      第2項 ドキュメンタリー映画『チャウカ、時を告げてくれ』の制作
      第3項 『山よりほかに友はなし』の執筆と問題提起
      第4項 収容施設での立てこもり――「真の自由」のための「詩的パフォーマンス」
      第5項 『山よりほかに友はなし』の反響と出国
     第3節 抵抗としての創作活動
     おわりに

    第7章 当事者性の分析視座からみるUNHCRによる社会的結束支援──緒方貞子の「共生を想像する」プロジェクトから持続的平和まで[小林綾子(上智大学)]
     はじめに
     第1節 「当事者性」の分析視座
      第1項 当事者性/行為主体性の定義
      第2項 当事者性の分析視座
      第3項 三つの分析視座による当事者性事例研究の再整理例
     第2節 緒方貞子・国連難民高等弁務官による「共生を想像する」事業の構想
      第1項 自発的帰還の10年
      第2項 人間の安全保障につながった「共生を想像する」構想
     第3節 「共生を想像する」事業と当事者らの行為
      第1項 UNHCRによる「共生を想像する」事業の概要
      第2項 ボスニア・ヘルツェゴビナ
      第3項 ルワンダ
     第4節 「共生を想像する」から持続的平和・社会的結束支援へ
      第1項 当事者性/行為主体性の分析視座による整理
      第2項 「共生を想像する」から社会的結束、持続的平和まで
     おわりに

    第8章 解決策としての難民起業家?──欧州における難民の自立支援の試みと多様な支援主体[堀井里子(国際教養大学)]
     はじめに
     第1節 難民の自立と起業支援の全体像
      第1項 国際的な動向――なぜ、自立と起業が注目されているのか
      第2項 難民起業家支援の背景と論点
     第2節 就労・起業をめぐる欧州の制度的環境
     第3節 欧州における難民の起業支援の取り組みとNGO
     第4節 考察

     おわりに
     あとがき
     索引
  • 内容紹介

    紛争や迫害により故郷を追われた人々を保護・支援するための国際体制「難民レジーム」の歴史と現状を詳細に分析。それが難民を「保護される客体」として位置づけてきたことの限界を超えて、彼らの当事者性を回復するためには何が必要なのかを探る。
  • 著者について

    堀井 里子 (ホリイ サトコ)
    サセックス大学大学院博士課程修了。D.Phil(政治学)。2022年より国際教養大学国際教養学部グローバル・スタディズ領域准教授。研究分野は政治学(EU研究)、難民・強制移動研究。主な論文に、「渡航管理をめぐる政治──欧州渡航情報認証制度(ETIAS)を事例に」『年報政治学』第75巻2号(2024)、「EU国境管理ガバナンスにおけるNGOの役割―地中海での捜索救難活動を事例として」『国際政治』第196号(2019)、“Accountability, dependency, and EU agencies: The hotspot approach in the refugee crisis”, Refugee Survey Quarterly, Vol. 37, No. 2 (2018)。

難民レジームと当事者性―「保護される客体」からの脱却 の商品スペック

商品仕様
出版社名:明石書店
著者名:堀井 里子(編著)
発行年月日:2025/02/25
ISBN-10:4750358916
ISBN-13:9784750358918
判型:A5
発売社名:明石書店
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:208ページ
縦:21cm
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