家具からインテリアへ―ヴィクトリア朝小説にみるイギリス室内装飾文化史 [単行本]
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家具からインテリアへ―ヴィクトリア朝小説にみるイギリス室内装飾文化史 [単行本]



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出版社:彩流社
販売開始日: 2025/03/11
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家具からインテリアへ―ヴィクトリア朝小説にみるイギリス室内装飾文化史 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    美の民主化から大衆化へ―中流階級が支配的社会勢力となったヴィクトリア朝イギリス。貴族階級との差異化を意識した中流階級は、家庭生活と社会的体面の維持に重きをおくようになる。1851年のロンドン万博を機に促された「デザイン改革」は、中流階級が従うべき「よき趣味」に基づく室内装飾を広めていった。「よき趣味」を反映した家具への関心は、「審美改革」の影響を受け、パーソナリティの表象となるインテリアが誕生する―
  • 目次

    序章  「私」を語るインテリア
     第1節 自己演出の舞台装置としての室内装飾
     第2節 イギリス室内装飾文化に関する近年の研究動向
     第3節 英米室内装飾文化研究の新たな視点としての「趣味」
     第4節 本書の視点と特色、および考察領域

    第1章 室内装飾文化誕生の背景
     第1節 イギリス文化史研究の変遷と室内装飾文化への関心の誕生
     第2節 十九世紀イギリス中流階級の定義とその研究史
     第3節 ヴィクトリア朝中流階級と家庭の神聖化
     第4節 中流階級の居住空間を〈読む〉
      ──ベンヤミン、ポー、ブルデュー、そしてボードリヤール

    第2章 デザイン改革の明示的な始まりとしてのロンドン万博
     第1節 ロンドン万博の文化史的意義に関する先行研究
     第2節 国民の趣味の教化を目指したロンドン万博
     第3節 ヘンリー・メイヒューの小説に表象された趣味の教化の場としてのロンドン万博
     第4節 ヘンリー・メイヒューの小説で諷刺された教化されない国民たち
     第5節 『デザインと製品のための雑誌』というデザイン改革の言説

    第3章 諷刺されるデザイン改革と展示される装飾品
         ──ディケンズが描く室内装飾
     第1節 『ハード・タイムズ』で諷刺されたヘンリー・コールとデザイン改革
     第2節 ヘンリー・コールのデザイン改革と功利主義
     第3節 「恐怖の館」で諷刺されたサウス・ケンジントン・システム
     第4節 書簡と伝記に反映されたディケンズの室内装飾への関心
     第5節 『荒涼館』で諷刺されたロンドン万博と展示される室内装飾品

    第4章 デザイン改革から審美改革へ
         ── 1870年代以降の室内装飾文化
     第1節 デザイン改革の終焉
      ──道徳的価値観から美的価値観へ
     第2節 英米における家庭芸術文献(室内装飾指南書)とインテリア・デザイン産業の確立
     第3節 『家庭におけるよき趣味についての手引書』に反映されたデザイン改革から審美改革への移行
     第4節 W. J. ロフティの指南書シリーズ「家庭の芸術」
      ──下層中流階級への審美改革の普及と投資対象化する室内装飾品
     第5節 W. J. ロフティの指南書シリーズ「家庭の芸術」にみるプロフェッショナル化する女性の室内装飾業者
     第6節 所有者の個人的特徴の表現としてのインテリア
     第7節 ヒール・アンド・サン社の家具カタログにみるデザイン改革から審美改革への変遷
     
    第5章 十九世紀末の小説に表象された審美改革
         ──ギッシングとジェイムズが描く室内装飾
     第1節 『余った女たち』に描かれたデザイン改革と審美改革
     第2節 『女王即位五〇年祭の年に』に表象された、虚栄心の象徴としての書斎への憧れと知覚でとらえるインテリア
     第3節 『女王即位五〇年祭の年に』で諷刺された十九世紀末の審美主義
     第4節 『ポイントンの蒐集品』に表象された十九世紀末の審美改革
     第5節 変容する審美学とヘンリー・ジェイムズの印象理論

    終章  趣味の民主化、室内装飾を描く小説、そして内面描写としての室内装飾
  • 出版社からのコメント

    生活と体面維持に重きをおいた英中流階級の「よき趣味」規範に基づく室内装飾文化形成を辿り同時代小説内のそれら表象を分析する
  • 内容紹介

    なぜイギリスの中流階級は、インテリア自慢をしてきたのか
    〈趣味〔テイスト〕〉 をキーワードに、
    階級制度に根ざした室内装飾文化の形成をたどり、
    ディケンズ、ギッシング、ジェイムズの小説にみられる室内装飾表象を分析する。

    中流階級が支配的社会勢力となったヴィクトリア朝イギリス。貴族階級との差異化を意識した中流階級は、家庭生活と社会的体面〔リスペクタビリティ〕の維持に重きをおくようになる。1851年のロンドン万博を機に促された「デザイン改革」は、中流階級が従うべき「よき趣味〔テイスト〕」に基づく室内装飾を広めていった。「よき趣味〔テイスト〕」を反映した家具への関心は、「審美改革」の影響を受け、パーソナリティの表象となるインテリアの誕生へと連なってゆく。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    三宅 敦子(ミヤケ アツコ)
    兵庫県出身。大阪市立大学大学院文学研究科後期博士課程英文学専攻単位修得退学。大阪公立大学博士(文学)。西南学院大学文学部講師、准教授を経て、西南学院大学外国語学部教授。19世紀イギリス文学・文化専攻
  • 著者について

    三宅 敦子 (ミヤケ アツコ)
    西南学院大学外国語学部教授。著書に『近現代イギリス小説と「所有」』(共著、英宝社、2014年)、『日常のかたち――美学・建築・文学・食』(共著、筑波大学出版会、2023年)ほか。訳書に、ピーター・ゲイ『快楽戦争――ブルジョワジーの経験』(共訳、青土社、2001年)、エドワード・W・サイード『人文学と批評の使命――デモクラシーのために』(共訳、岩波書店、2006年)ほか。

家具からインテリアへ―ヴィクトリア朝小説にみるイギリス室内装飾文化史 の商品スペック

商品仕様
出版社名:彩流社
著者名:三宅 敦子(著)
発行年月日:2025/02/28
ISBN-10:4779130174
ISBN-13:9784779130175
判型:A5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:外国文学その他
言語:日本語
ページ数:320ページ
縦:22cm
横:16cm
厚さ:2cm
重量:482g
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