近現代日本における中国語受容史-メディア・教育・言語観 [単行本]
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近現代日本における中国語受容史-メディア・教育・言語観 [単行本]
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近現代日本における中国語受容史-メディア・教育・言語観 [単行本]



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出版社:岩波書店
販売開始日: 2025/03/29
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近現代日本における中国語受容史-メディア・教育・言語観 の 商品概要

  • 目次

    序 章 もう一つの教養語をもとめた近現代日本

    第一章 〈声〉の中国語はいかに想像されたか――日本放送協会ラジオ「支那語講座」(一九三一―一九四一)
     第一節 教養番組の放送と聴取
      教養番組としての「支那語講座」
      ラジオの聴取者
      番組編成の変動
     第二節 対等な他者か敵対する他者か――満洲事変前後の「支那語(満洲語)講座」
      会話相手としての中国人、白話文という中国語
      「満洲語」と敵性中国語との分離
     第三節 他者の言語か「同文」の言語か――日中全面戦争における中国語の布置
      放送研究雑誌における議論
      「時文」の訓読法
     第四節 友好な他者という虚構――日中全面戦争後の「支那語講座」
      音声により確保された他者性、教養階級の中国語
      友好な他者を幻視する「日支の提携は言語より」

    第二章 声のことばはどのように伝えられたか――「耳の拡張」としてのテキスト空間(一八八二―一九四一)
     第一節 音読による中国語のテキスト空間の形成
      中国語の発音と意味の理解
      江戸時代の唐話と白話小説
      官話教本のテキスト空間――『官話指南』と『官話急就篇』を例に
      発音記号を用いた中国語辞書
     第二節 声のことばを具現化する発音記号と表記法
      注音符号とその他
      口の動きの図解
      日本語仮名
     第三節 表記法をめぐる選択――技術、学習者、イデオロギー
      発音記号と技術
      学習者にとっての使いやすさ
      イデオロギー的な選択

    第三章 何のための「支那語」か――中国語ブームのなかの学習誌(一九三一―一九四四)
     第一節 中国語学習誌の誕生
      講義録から学習誌へ
      学習誌の体裁と流通範囲
     第二節 時局のなかの学習誌の理想
      戦争のための中国語なのか――主体性の問題
      中国語学と中国研究の理想――学習誌の自己規定
      時局の追認と「同文同種」の袋小路
     第三節 商業学習誌と読者の受容――『支那語』の理想の変質
      『支那語』の出版戦略
      「支那語出版報国」とそれぞれの心情
     第四節 学習誌と学術誌の狭間に生まれた話しことばの教育法――『支那及支那語』を中心に
      中国語研究の困難とその対応――中国人による語学研究の「翻訳」
      「支那語らしい支那語」の話しことばの教育法  158

    第四章 中国語は学問のことばになりうるか――二人の中国語講座講師の選択(一九三一―一九四二)
     第一節 岩村成允が牽引した支那語学会と中国語教育改革の行方
      学者肌の中国通による漢文・「時文」教育批判
      支那語学会の結成、活動、時局への対策
      学校教育カリキュラムの設計――「支那語教育普及ニ関スル意見書」の意義
     第二節 倉石武四郎『支那語教育の理論と実際』とその反響
      一九三八年以降の中国語を取り巻く輿論の変化
      倉石の改革案と訓読批判
      竹内好の批判、文化界での反応

    第五章 敗戦後の「中国語」の再建――東京大学教養学部Eクラスの模索(一九四六―一九五四)
     第一節 「支那語」への反省と「中国語」の再建
      「支那語」か「中国語」か――どう呼ぶかの困惑
      中国語学研究会の発足と『新中華』の復刊  252
     第二節 Eクラスにおける教養語の探求――実用性と格闘する教育の理想
      外国語教育の改革とEクラスの誕生
      Eクラス初期の授業風景――教材と学生の回想から
      「実用」と格闘する「教養的意味」の中国語
     第三節 Eクラス式「教養中国語」の形成と拡散――他大学、社会との接点としての課外活動
      主体的な学習と内面化された集団主義――補習、合宿、駒場祭
      戦う青春のなかの中国語――駒場中研、教室懇談会
     第四節 Eクラス式の「教養中国語」の可能性――功績と問題点

    第六章 〈声〉の中国語の再出発――NHK「中国語講座」シリーズの一般教養(一九五二―一九七〇)
     第一節 音声メディアから学ぶ「生きた中国語」――初代講師・倉石武四郎の実践
      「生きて物いう人」を想起する中国語――言語観に表れた日中交流の志向
      中国語友の会とラジオ講座の連絡――二つの学習の場における倉石のリーダーシップ
      第二節 戦争語学から教養のアジア語学へ
      中国語界による多角的な協力
      大衆レベルの一般教養の可能性――学習者の大学生と一般聴取者の場合  334
     第三節 生きた中国語の〈声〉――もう一つのラジオ講座と具現化された中国
      〈声〉のラジオ講座の真実味
      可視化された中国と「生きたことば」の再検討

    終 章 もう一つの教養語という未完の課題

     文献一覧
     あとがき
     索 引
  • 出版社からのコメント

    ラジオや講師の〈声〉から発せられる生きた中国語はどう受容されてきたのか。第23回アジア太平洋研究賞受賞論文、その書籍化。
  • 内容紹介

    英語、ドイツ語、フランス語といった欧米諸語とは異なる、もう一つの「教養語」。近現代日本はその言葉、中国語を追い求めていた。訓読による漢文ではない、ラジオや講師の〈声〉を通じて喚起される生きた中国語は、どのように受容されてきたのか。第23回アジア太平洋研究賞受賞論文、待望の書籍化。
  • 著者について

    温 秋穎 (オン シュウエイ)
    温 秋 穎(おんしゅうえい)
    1995年中国青島生まれ.京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了.博士(教育学).日本学術振興会特別研究員DC1を経て,現在,大谷大学国際学部助教.専門はメディア史・メディア論.
    主な論文に,「日本放送協会「支那語講座」のメディア史(1931―1941)――他者の言語はいかに想像されたか」(『メディア研究』第101号,2022年,京都大学教育学部同窓会京友会国際賞,日本メディア学会第11回優秀論文賞受賞),「戦前日本の中国語学習誌の資料的復元―語学教育と中国研究の関係の史的再考のために」(石川禎浩編『20世紀中国史の資料的復元』京都大学人文科学研究所,2024年)など.

近現代日本における中国語受容史-メディア・教育・言語観 の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:温 秋穎(著)
発行年月日:2025/03
ISBN-10:4000616919
ISBN-13:9784000616911
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:418ページ
縦:21cm
横:15cm
厚さ:3cm
重量:696g
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