ぶたのしっぽ(講談社・文学の扉) [単行本]

ぶたのしっぽ(講談社・文学の扉) [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  ほんとうの痛み―。豪太郎には豪太郎の痛みがある。人にはいえない痛みだ。だけど、それが「ほんとうの痛み」といえるのかどうか、自分にもわからない。それぞれの心の痛みが共鳴し、生まれる友情のゆくえは…。第２６回ちゅうでん児童文学賞大賞受賞。

• 出版社からのコメント

  第２６回ちゅうでん児童文学賞大賞受賞作。「男らしさ」に悩む豪太郎は、「積極的不登校児」「ヤングケアラー」である篠田と出会い…

• 内容紹介

  ■第26回ちゅうでん児童文学賞大賞受賞作品
  
  中学二年生の豪太郎が熱中している趣味は、編みぐるみ。特に最近はぶたの編みぐるみに凝っている。だけど、それはクラスメイトにも、幼なじみにも言えない秘密だ。なぜなら、その趣味は「男らしく」ないから。
  そんなとき、職場体験をきっかけに「ヤングケアラー」で「不登校児」のクラスメイト、篠田と知り合うことになる。少しずつ知る、篠田の話。家族の事情もあるが、何より自分の意思で家にいること。宇宙に行くという将来の夢……。
  「ふつうってなんだろう」という疑問が変化したとき、豪太郎の中にひとつの答えが生まれる。
  
  それぞれの心の痛みを丁寧に描いた力作。
  
  第26回ちゅうでん児童文学賞　大賞受賞作品。
  ［選考委員：斉藤洋氏、富安陽子氏、山極寿一氏］

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  海緒 裕(ウミオ ユウ)
  神奈川県出身。２０２４年、本作『ぶたのしっぽ』が第２６回ちゅうでん児童文学賞大賞を受賞し、デビュー

ぶたのしっぽ(講談社・文学の扉) [単行本] の商品スペック